―ミレニアム開発目標に向けて総力を結集―
ミレニアム・プロミスは、2005年9月に2人の先見性のあるリーダー、レイモンド・チャンバー氏とジェフリー・サックス氏により設立されました。この組織は、ミレニアム開発目標(以下、MDGs)の達成に向け、全面的に邁進する米国における唯一の組織です。ミレニアム・プロミスは、極度の貧困と飢餓、また予防可能な疾病を根絶する闘いにおいて、科学、ビジネス、市民社会、政府、メディアを1つに結び、さまざまな関係者による行動指向のネットワークを介して、MDGs達成に向け、新たな独自のアプローチを行います。
この3年余りの間に、ミレニアム・プロミスは数多くの成功をおさめました。
コロンビア大学地球研究所および国連開発計画とのパートナーシップにより、ミレニアム・プロミスは、その最も重要な取り組みであるミレニアム・ビレッジ・プロジェクトを発足しました。1億ドルを超えた初期の資金活動のおかげで、当プロジェクトは、現在、サハラ以南のアフリカ10ヵ国にわたる80の村々の40万以上の人々に届けられています。
2006年12月、ミレニアム・プロミスはマラリア・ノー・モアという組織を立ち上げました。現在この組織は、アフリカ全土におけるマラリア予防対策に向けて、世界の主要な提言、取り組み、実践活動を率先しています。この組織の任務は、命を守る蚊帳やその他の重要な介入が、アフリカの家庭に届けられることを確認し、マラリアによる死を根絶することです。またその任務の一部として、マラリア・ノー・モアは、2010年の終わりまでにすべての人がマラリアの予防手段にアクセスするという国連事務総長の呼びかけに対して、官民の協働を呼びかけています。
ミレニアム・プロミスは、MDGs達成に向けた様々な資源や専門知識の活用において、指導的立場に位置しています。たとえば、(先進国にある企業の従業員が社員食堂においてヘルシーなメニューを選び健康を維持することで同時にその代金の一部を寄付に充てるという)テーブル・フォー・ツー運動との革新的なパートナーシップを通じて、マラウィ、ルワンダ、およびウガンダにあるミレニアム・ビレッジでの学校給食プログラムをサポートしています。また、注目を集める啓蒙活動として、ジョン・レジェンド氏によるショー・ミー・キャンペーンの創設を支援しました。これは、極度の貧困根絶への闘いにおいて、参加者の行動を促す草の根運動です。
アフリカでの現場の経験を通じて、ミレニアム・プロミスは、MDGsを達成するための新たな高い効果のある取り組みを生み出しました。アフリカの小規模自作農業者に対して、従来の補助金による支援から、融資へと移行する手助けとなる農業金融モデルを特定および実行し、また、極度の天候不良を原因とする収穫損失に対して保証を実現するための農業天候リスク制度を立ち上げ、ミレニアム・ビレッジでのビジネス開発計画を成功裏に立ち上げるための民間セクターとの共同作業などを行ってきました。
開発に対するグローバルパートナーシップの展開に向けて、ミレニアム・プロミスでは、新たなスクール2スクール計画を通じて、グローバルな視野を持つ次世代の人材を育成において中心的な役割を果たしています。スクール2スクール計画とは、サハラ以南のアフリカの学校と米国内の学校を、インターネットを通じて結ぶ計画です。その第一段階として、ウガンダのルヒイラの小学生とコネチカット州グリーンウィッチの学生とを結びます。
MDGsに関する助言や支援の源として、ミレニアム・プロミスは、目標達成のために熱意をもって活動する個人のために、具体的な行動の支援をおこなっています。その顕著な例として、カイロからケープタウン計画というものがあります。これは8人のサイクリストからなるグループが、アフリカ大陸を自転車で縦断しながらミレニアム開発目標に対する社会的な関心と、タンザニアのモボラにあるミレニアム・ビレッジに対する財政的なサポートを呼びかけるものです。
ミレニアム・プロミスのグローバルな活動はさらに広がり、MDGsに対する草の根レベルのサポートは国家レベルまた世界レベルで拡大しています。2008年5月、この活動をサポートするため、特定非営利活動法人ミレニアム・プロミス・ジャパンが東京で設立され、日本の企業、文化、政治の指導者たちに対し、活動支援を呼びかけています。
ミレニアム・プロミスは、今後とも、MDGs達成に向け、行動指向の取り組みの「主力」組織となるべく努力し、効果の高い計画を企画し、政策や戦略に対する助言を行い、多種多様のネットワークを動員して、MDGsに対する関心を喚起、提唱し、数々の成功をもたらし続けます。皆で力を合わせれば、私たちは極度の貧困や飢餓、予防可能な疾病を根絶できる初めての世代となることができるはずです。



