ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)

極度の貧困は根絶できるはずだ
私たちの孫の時代ではなく、
私たちの世代のうちに
極度の貧困は根絶できるはずだ  私たちの孫の時代ではなく、私たちの世代のうちに

カテゴリー:啓発

東京女学館中学生が社会貢献学習のためMPJオフィス見学にいらっしゃいました!

中学生と理事長去る2月4日、東京女学館中学校の中学3年生のグループ5名が、社会科の社会貢献学習の一環でMPJオフィスを訪ねてきてくれました。同校では、「国際社会と人類の課題」という単元の中で、グローバルな課題に取り組む団体を生徒が自分たちで調査し、実際に訪問して理解を深め、その後、授業で発表するという学習活動に取り組んでいるそうです。
生徒さんたちは、この訪問に先立って、昨年10月にお台場で行われたグローバルフェスタ会場に足を運び、MPJユースの代表たちと会ったことがきっかけでMPJを訪問先に選んだそうです。
オフィスでは、なぜこのような支援活動を始めたのか? 支援活動を行って大変なこと・嬉しかったことは? 支援活動を行って地域の人々の貧困は解決されたの?などの質問に対して、理事長の鈴木りえこがお話しさせていただきました。
MPJの設立契機の紹介には、極度の貧困削減に向けて具体的目標を定めたミレニアム開発目標(MDGs)は欠かせませんが、「2000年は何があった年か知っていますか?」と問うと、なんと「(私たちが)生まれた年」という答え(!)。生徒さんだけでのオフィス訪問に、最初は少し緊張気味の様子でしたが、後半は、事務局スタッフとMPJユースの学生と一緒になり、支援者向けの手紙づくりに積極的に参加していただきました。
お越しくださった皆さん、ありがとうございました。若い世代の方々の国際協力に対する理解を深めるため、少しでもお手伝いができれば、嬉しく存じます。

玉川学園にて理事長の鈴木が講演しました

講演する理事長
去る7月17日、玉川学園(東京・町田市)にてMPJ理事長の鈴木りえこが講演いたしました。
玉川学園は、2014年から将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図るスーパーグローバルハイスクールとして文科省の指定を受けている学校で、国際的な私学連盟「ラウンドスクエア」が開催する高校生の国際会議にも参加しています。今回は、その国際会議を模して生徒主催で行われた校内企画「たまがわ会議」の場に講師としてお招きいただきました。
”Act today, change tomorrow”というテーマで行われたこの会議には、夏休み中にも関わらず、グローバルな課題や国際機関でのキャリアに関心を持つ50名程の同校や他校の高等部・中等部の生徒さんが集まり、熱心に講演を聞いてくれました。
鈴木理事長はミレニアム開発目標(MDGs)の成果やミレニアム・ビレッジ等の現状を紹介しながら、アフリカの人々の生活や子どもの教育環境などについて、アフリカでの体験エピソードを加えて皆さんにお伝えしました。
ディスカッションの様子講演後は、生徒の皆さんがグループに分かれてディスカッションしました。講演から感じたことや学んだことを話し合い、問題解決に向けて何ができるかをグループでまとめ、皆の前で発表します。ある生徒さんは、アフリカでは携帯電話での送金システムが普及していることを初めて知り、テレビニュース等で貧しいアフリカとして伝えられるイメージだけでは偏りがあると気づき、自分で知ることが大切だと感じたと話してくれました。アフリカの貧困層が抱える問題について、女の子が学校へ通えるようにするには?若者が貧困のために武装グループに参加するのを防ぐには?など、個々の問題のつながりを考え、自分たちにできることは何か、どのように解決できるか、活発な議論が行われました。
参加したのはほとんどが女子生徒でしたが、少数派(!)男子生徒も含めて、将来は開発援助の分野で活躍してくれる人が育つことを祈っています!

ミレニアム開発目標は歴史上最も成功した貧困撲滅運動 ― 国連「MDGs報告2015」が発表

07-01-mdgs-07国連より「ミレニアム開発目標(MDGs)報告2015」が発表され、潘基文国連事務総長は「極度の貧困をあと一世代でこの世からなくせるところまで来た」と、2000年に発表されて以降、貧困削減のための開発の枠組みとして用いられてきたMDGsの成果を強調されました。
(国際連合広報センター 7月7日プレスリリースより)


「ミレニアム開発目標報告2015」では、MDGsは、これまでの歴史で最も成功した貧困撲滅のための取り組みであり、その成功は世界規模での取り組みが機能していることの証明であると評価しています。
世界およびサハラ以南アフリカ地域では以下のような達成を遂げました。

ゴール1:極度の貧困と飢餓の撲滅
→貧困率が半分以下に減少。開発途上国の半数に近い人口が一日1.25ドル未満で生活していた1990年に比べ、2015年にはその割合が14%まで減少した。

ゴール2:普遍的な初等教育の達成
→2000年から小学校の児童の就学率が著しく向上。
開発地域における小学校の純就学率は、世界では91%(2015年)に改善した。
その最大の増加はサハラ以南アフリカで見られ、1990年時点の52%から2015年時点では80%に改善した。

ゴール3:ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
→すべての開発途上地域は初等、中等、高等教育で男女格差を解消。
サハラ以南アフリカでは、2000年時点では100人の男子に対し女子85人の割合だったが、現在は100人の男子に対し93人の女子が通学しており、より多くの女子が就学するようになった。

ゴール4:幼児死亡率の引き下げ
→予防可能な疾病による幼児死亡数の著しい低下は、人類史上で最も偉大な成果。
サハラ以南アフリカでは、5歳未満の幼児死亡率が、年0.8%の減少から年4.2%の減少へと改善ペースを加速。このペースは、1990-1995年と比べて5倍以上の急速な改善を見せた。

ゴール5:妊産婦の健康状態の改善
→妊産婦の健康状態に一定の改善が見られた。1990年以降、妊産婦の死亡率は45%減少し、これらの多くは2000年以降に起こっている。
サハラ以南アフリカでもこの20年で49%減少した。

ゴール6:HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止
→HIV感染者が世界の多くの地域で減少。マラリアと結核の蔓延が止まり、減少した。
2004年から2014年までの間に、9億以上もの殺虫剤処理をされた蚊帳が、マラリアが風土病となっているサハラ以南アフリカの国々に配布された。この結果、5歳未満の子どものマラリアによる死亡率を69%減少させた見込み。

ゴール7:環境の持続可能性の確保
→安全な飲み水とオゾン層保護に関する目標を達成。2015年には世界人口の91%が改良された飲料水源を使用しており、目標は期限である2015年の5年前に達成された。

ゴール8:開発のためのグローバル・パートナーシップの構築
→ODA、携帯電話加入者数、インターネットの普及における世界的な進歩を達成。


残された課題としては、以下の問題が挙げられています。

■男女間の不平等が続いている。就職率や政治参加で格差が残る。
■最貧困層と最富裕層、都市部と農村部の格差が存在している。最貧困層家庭の子供は就学率が1/4と低く、5歳未満の幼児死亡率も2倍高い。
■気候変動と環境悪化が達成すべき目標を阻んでいる。二酸化炭素排出量は1990年以降50%以上増加している。
■紛争は人間開発の最大の脅威である。脆弱な国、紛争の影響を受けている国々は、貧困率も高い。
■数百万人の貧しい人たちは、未だに基本的サービスへのアクセスがなく、貧困と飢餓の中で暮らしている。

出典:
国際連合広報センター 「ミレニアム開発目標(MDGs)報告2015」の概要
http://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/15009/
国際連合 地域別ニュースリリース(サハラ以南アフリカ)
http://www.un.org/millenniumgoals/2015_MDG_Report/pdf/MDG%202015%20PR%20Regional%20SSA.pdf

「ジェフリー・サックス氏と考える持続可能な開発と企業の社会的責任」(7月30日@東京財団)を開催します!

来る7月30日(木)、ジェフリー・サックス教授をSachs2お招きして「『東京財団CSR白書2015』出版記念 ―ジェフリー・サックス氏と考える持続可能な開発と企業の社会的責任」(主催:公益財団法人東京財団、協力:公益社団法人日本経済研究センター、認定NPO法人ミレニアム・プロミス・ジャパン)を開催いたします。

フォーラムは2部構成となっており、第1部ではサックス教授にポスト2015開発アジェンダが企業社会にもたらす新たな課題と可能性について基調講演をいただき、その後のパネルディスカッションにも加わっていただきます。
第2部では企業の方を中心に『東京財団CSR白書2015』に収録された分析・事例報告が行われます。

【日 時】7月30日(木)13:30~17:00(受付13:00~)
    ■第1部「持続可能な開発と企業社会の可能性」 13:30~15:00
    ■第2部「社会に応える『しなやかな』会社のかたち」 15:10~16:40
    ■ネットワーキング 16:40~17:00
【会 場】日本財団ビル2階 大会議室(東京都港区赤坂1-2-2)
【言 語】日英通訳付
【参加費】無料

詳細および参加申し込みは、
東京財団ウェブサイト(http://www.tkfd.or.jp/event/detail.php?id=240
をご覧ください。
みなさまのご参加を心より待ちしております。

持続可能な開発に関するサックス教授の記事が読売新聞に掲載されました

PM Abe and Prof. Sachs去る3月26日、コロンビア大学地球研究所所長のジェフリー・サックス教授が、数時間のみご来日されました。
安倍首相を表敬訪問され、日本政府のミレニアム・ビレッジへの支援に対し謝意を示されました。
外務省ホームページご参照: ジェフリー・サックス・コロンビア大学地球研究所所長による安倍総理大臣表敬
・日本の支援については過去の記事をご参照: 「日本政府、4つのミレニアム・ビレッジに対して500万ドルの追加支援へ」

当日は、読売新聞社白石社長をはじめ、政府高官、経済界のリーダーとも面談されました。読売新聞の白石社長はサックス教授のご著書を原書でお読みになり、感銘を受けられたそうです。
また、きわめてタイトなスケジュールの中、空港までの移動の車中では読売新聞の取材も受けられ、その記事が本日4月3日付で掲載されました。
記事では、「持続可能な開発の時代」(“The Age of Sustainable Development”)と題する新著を出版されたサックス教授が、ミレニアム開発目標(MDGs)の後継の目標として今年9月に国連で採択される「持続可能な開発目標」について、中でも先進国が経済と環境保全の両立に取り組む重要性について語っています。