ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)

極度の貧困は根絶できるはずだ
私たちの孫の時代ではなく、
私たちの世代のうちに
極度の貧困は根絶できるはずだ  私たちの孫の時代ではなく、私たちの世代のうちに

What's New

2018年01月05日

ウガンダ女児就学支援事業・支援する女の子たちからお手紙が届きました。

  MPJでは2009年より、経済的な理由により中学校への進学が叶わないウガンダ・ルヒーラ村の女の子へ奨学金を支給しています。 ウガンダでは小学校への就学率は男女あわせて約98%と高いものの、7年間、小学校に通い続け卒業できる子供は半分以下、さらに中学校に進学できる女の子は5人にひとりと言われています。 今年は、小学校で優秀な成績を収めていた女の子8人に引き続き奨学金を支給しています。ウガンダでは11月に2学期が終了し、テストが終わって一息ついた女の子たちから、お手紙をいただきました。 そのうちの2通をご紹介します。    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~   Turyahabwe Evalineさんより(メアリーヒル中学校4年生)   大好きな日本の支援者のみなさまへ   お元気ですか? 私は楽しくきらきらした毎日を送っています。 本当にいつも支援をありがとうございます。 あなたたちの助けがなければ、私の毎日はもっと惨めなものになっていたでしょう、 教育をうけることができないなんて。   とはいえ家に帰れば帰ったで、 おばあちゃんのお手伝いをしたり、穀物を植えたりという家事も 楽しんでやっています。   私は将来、医師、そして企業家になりたいです。 苦しんでいる子どもや、食糧などの必要物資を得ることができない人々を 助けることができるようになれば私はどれだけ幸せでしょう! みなさんがやってくれているようなチャリティーを私もできるようになれば最高です。   メアリーヒルに通うことができるなんて夢にも思わなかったけれど、 収入を得て自立していくために必要なたくさんのことを この学校で実際に学ぶことができました。   このような教育を受けるサポートをしてくれて本当にありがとうございました。                          Turyahabwe Evaline  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ Namara Barbraさんより(キジリ看護・助産師学校2年生)   本当に奨学金を援助して頂きありがとうございます。 私が今こうしてここでやっていけているのは、あなたたちのサポートと勇気のおかげです。 キブブラ女子中学の最高学年にあがるときのことを今でも思い出しますが、 あのとき私の両親は、学費や、諸費用(本やペンですら)を払うことができなくなり 私は将来への道がたたれ、希望を失っていました。 支援をしていただけると聞いたときは、嬉しくて涙がとまりませんでした。   私の国には女の子が教育をうける機会を推進するような文化はありません。 学校は男の子の為にあり、女の子は早く結婚して家事をするものだという風潮です。   中学を卒業した今では看護学校の助産師コースに通う事ができています。 新しい学校はとても為になることばかりだし楽しいです。 ただこの学校は観光客に人気の滝の近くにあって、とっても寒いんです。 今のところ私の勉強の妨げになるものはその寒さくらいなものです。   私はまだ助産師コースの1年生ですが、助産師は小さい頃からの憧れです。 人々の命を救う助産師になりたいとずっと思っていました。 というのも私の育ったところでは、 お産で母親が亡くなってしまうことや、死産が多かったのですが、 彼女らを救う事のできる助産師があまりいなかったのです。   さて、学期末テストの結果が返ってきたところですが、私の成績は次の通りです。 解剖学・生理学 81D1 プライマリーヘルスケア 90D1 心理学 96D1 社会学 96D1 ファーストエイド 80D1 看護基礎 80D1 Etc. 合計平均 81     これからも引き続き温かいご支援をお願いいたします。 ご多幸をお祈りしています。 いつかみんなで日本のみなさんに会いにいきたいな!                       Namara Barbra       また、8月に理事長・鈴木りえこがウガンダを訪問した際、支援女児OGで、現在、ウガンダのマケレレ大学で生物学を学んでいるKypshabire Marygloriaさんにノートパソコンを寄贈しました。 マケレレ大学は長い歴史を持ち、東アフリカでも最難関の一つと言われる大学ですが、これまでMarygloriaさんはパソコンがなく、宿題をこなすのに困っていました。 パソコンを受け取ったMarygloriaさんは、今後もMPJからの支援を無駄にしないよう、引き続き大学での勉強に力を入れることを約束してくれ、学士号取得後は日本の大学院で研究を続けたいとの夢を語ってくれました。 今後は、寄贈したパソコンで学校での勉強や日々の生活についてMPJへレポートを頂き、ホームページへ掲載する予定です。 どうぞお楽しみに!  


2017年12月18日

NGO海外スタディプログラム 活動報告

    2017年8月末より、ウガンダの現地NGOであるTPO Uganda(Transcultural Psychosocial Organization)でのインターン活動を行ってきましたMPJスタッフの礒部です。あっという間に11月に入り約3ヶ月間のインターンシップが無事に終了し、現地の仲間との別れに寂しさも覚えています。   さて、今回のブログでは私のインターンシップのテーマである「災害・紛争等の人道緊急時における心のケアと精神保健・心理社会的支援の運営方法を学ぶ」というトピックについて、学んだことを少し紹介したいと思います。 TPOが活動する現場では、トラウマを抱えた女性たちへの支援や、精神的疾患により普通の人には聞こえない「声」が聞こえる少年のカウンセリング、自殺者の遺族のフォローアップなど、常にセンシティブな状況下で活動を実施しています。TPOスタッフの活動現場を視察することで、人道支援において模範となるNGO従事者の姿勢・心構えを学ぶことができました。     1.常にポジティブ思考であること 難民と接する中で、TPOスタッフは常に難民がプラス思考になるよう、話をしています。”Let us not lose our hope”と声をかけたり、常に自信に満ちた態度でコミュニケーションを図ることで一つ一つの発言の信憑性が増し、カウンセリングの説得力も増しているように見受けられました。   2. ユーモアや娯楽を取り入れること スタッフによって認知行動療法(TPOの実施するアドバンス心理社会支援)の進め方は様々ですが、どのスタッフも難民と接する際は雰囲気を和やかにするために工夫を施しています。あるスタッフは時折現地語を使って難民を笑わせたり、別のスタッフはセッションの合間に有志による歌やダンス披露を交えることで和やかな雰囲気を作っていました。過去のトラウマについて話すということはつらく、セッション中に泣き出してしまう難民も多くいますが、それでもユーモアを取り入れることによって、その場の雰囲気を明るくさせていました。   3. 自立を促すこと 認知行動療法において、カウンセラーはアドバイスする立場ではなく、自分たちで答えを見出すためのファシリテーターの役割を担っています。そのこともあり、TPOスタッフは難民に対して同等の立場で接し、また「答え」はなるべく自分たちで考えるように促していました。例えば、難民から質問があった際、TPOスタッフはその質問に対する答えを別の難民から聞き出します。そうすることで、難民がTPOに頼りすぎてしまう事を未然に防いでいました。   4. 誠実であること(人間性) 人道支援において、人間性というのは一番大事な要素であると実感しました。認知行動療法のセッションに同行した際、裨益者として選ばれなかった難民約20名がセッションに参加しようとその場に押しかけてきた場面がありました。その時TPOスタッフは、なぜ彼女たちが選ばれなかったのかを丁寧に説明し、セッションには参加できないけれど何かあった際は個人カウンセリングを実施すると伝えることでその場を収めていました。しかしながら、セッション後にも人が次々と集まり、手が負えない状態になってしまいました。TPOスタッフは2時間のセッション後で疲れもあるなか、それでも顔色一つ変えずに一人ずつ話を聞いて対応していました。 後で聞いたところ、人道支援において、たとえ(その日のような)カオスな状況になっても人道支援者として苛立ちやストレスを表に出してはならない、とのことでした。むしろ、このようなことはTPOが必要とされているという証拠なので誇りを持って仕事をしなければならない、とも話していました。     人道支援におけるNGOスタッフの模範となる姿勢(まとめ) インターンシップを通して、上記4つの事柄が人道支援者にとって必要不可欠な要素であると実感しました。心的外傷を負っていたり、難民という立場故に生じる日々のストレスを抱えている難民と接する場合は、これ以上の危害を与えないように(Do No More Harm) 明るく、誠実に、そして自立心を促進させる言動・行動を常に心がけることが人道支援者のあるべき姿であり、NGO従事者はそのことを自覚しなければなりません。   TPOで学んだことを今後のMPJの難民支援事業で活かし、人道支援の必須基準(Core Humanitarian Standard)を遵守したいと思います。                


2017年12月06日

MPJ設立10周年記念・朝日SDGsフォーラムを開催いたしました

11月28日(火)、MPJ設立10周年を記念しジェフリー・サックス氏(コロンビア大学教授)、キャスターの国谷裕子氏らをゲストにお招きし「朝日SDGsフォーラム」(共催:MPJ・朝日新聞社、協賛:住友商事)を開催いたしました。   ジェフリー・サックス教授は持続可能な開発目標(SDGs)の前進であるミレニアム開発目標(MDGs)の策定やMPJ設立に深く関られ、現在は国連事務総長特別顧問(SDGs担当)として、世界中で講演活動を行い大活躍されています。   フォーラムには定員をはるかに上回る方々にご応募いただき、会場は満席の熱気に包まれました。そしてサックス教授のパワーあふれる講演、国谷氏や田渕正朗氏(住友商事代表取締役専務執行役員)とのトークやディスカッションで大いに盛り上がったほか、高校生からの質問にサックス教授が答える場面もあり、SDGs達成に向けて日本やグローバル企業が果たすべき役割について若い世代も交えて考える、という非常に有意義な時間となりました。   MPJは2018年4月に設立後満10年を迎えます。今後も多くの方々と、世界の貧困削減やSDGs達成への道のりについて議論し考える機会を設けていきたいと考えております。  


2017年12月04日

東大和市立第五中学校で「貧困削減」について話をしました!

去る10月7日(土)、東京都オリンピック・パラリンピック教育推進支援事業の一環として、東大和市立第五中学校にて、MPJ理事長・鈴木りえことMPJユースの青野将大、井出有紀の3名が「貧困削減について考える」をテーマに、全校学生とPTAの方々(合計約300名)にお話しする機会をいただきました。   鈴木は、国際社会が目標とする「ミレニアム開発目標(MDGs)」から「持続可能な開発目標(SDGs)」への流れを簡単に説明し、アフリカでは一日1.9ドル以下で暮らす人々が多いこと、中学校へ進学できない子供たちが少なくないこと、ウガンダ北部の難民居住区では南スーダンから逃れてきた子供たちが両親と離ればなれになったり両親を紛争で亡くしたりしていることなどを、できるだけわかりやすく説明しました。   ユースの学生たちは、文化の面で相互理解を深めるために、二人が今春訪問したガーナでの一般的な食べ物やお金、音楽などをクイズにして、学生に挙手を求めたため、最初は緊張していた中学生の皆さんも徐々にリラックスして、質疑応答時には食べ物についてやアフリカでもっとも困ったことなど、多くの質問をいただきました。最後には、学生代表の生徒さんから一日200円程度で暮らす人たちが存在するということに気づき、自分たちが恵まれていると感じたという挨拶ときれいな花束を頂戴しました。とても素直な生徒さんたちばかりで、私たちも気持ち良く話をさせていただきました。   タレントのピコ太郎さんが、今秋、外務省の依頼を受けてPPAPのSDGs版をニューヨークで開催された秋の国連総会で発表したことなども話題にしましたので、前半は少々難しい内容だったかもしれませんが、SDGsが中学生の皆さんの心の隅に残ってくれると嬉しく思います。ちなみにピコ太郎さんはウガンダの観光親善大使に任命され、ウガンダを訪れ大統領とも面会した、と最近のニュースで知りました。   講演後は、道徳授業地区公開講座の一環として、PTAや地域の人々と意見交換会が開催され、大人の皆さまのご意見も伺うことができました。地域では外国人が増えていて、今、生徒の皆さんが一番必要としている内容の話だったという感想もいただき、恐縮するとともに、私たちも皆様から勉強させていただきました。   貴重な機会をいただき、和田孝校長先生、上沢利美副校長先生をはじめ、関係者の皆様に感謝しております。  


ニュースレター

毎月1〜2回ミレニアム・プロミスに関する活動などの報告をニュースレターでお届けしております。ぜひご登録ください。
>>バックナンバー