ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)

極度の貧困は根絶できるはずだ
私たちの孫の時代ではなく、
私たちの世代のうちに
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カテゴリー:教育支援

ウガンダ共和国、リャミヨンガ小学校の現在

今回のブログでは、MPJが2008年の設立当初からミレニアム・ビレッジとして支援してきたウガンダ共和国、ルヒーラ村にあるリャミヨンガ小学校(Ryamiyonga Primary School)の現在を少しご紹介したいと思います。

 

ミレニアム・ビレッジ・プロジェクト(MVP)対象地域の一つであるウガンダ共和国、イシングロ地域ルヒーラ村(Ishingro District, Ruhiira)において、MPJはこれまでリャミヨンガ小学校を様々なかたちで支援してきました。例えば2010年には小学校を建替え(NPO法人アミティエ・スポーツクラブ様のご寄附による)、それ以降もコンピュータ5台や保育園用の机と椅子の寄贈、夜間まで勉強に励めるようにと太陽光パネルを寄贈・設置、2016年には小学校校舎のペンキの塗替え、などを実施してきました。

 

去る4月6日、イギリスのマンチェスター大学に留学中である中野友絵さん(大分大学経済学部4年)は、以前授業で学んだこのミレニアム・ビレッジ・プロジェクトにご興味を持たれ、ご本人が直接リャミヨンガ小学校を訪問して現地の様子をMPJに報告してくださいました。

 

中野さんはイギリスの大学で現在開発学を学ばれ、アフリカで何が起こっているのか実際にこの目でみてみたい、将来自分に何ができるのかを考えたい、と今回現地を訪問されたそうです。

 

以下、中野さんが送ってくださった写真をご紹介します。

 

 

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ルヒーラ村1

建替え前のリャミヨンガ小学校

 

左の写真は建替え前のリャミヨンガ小学校の様子ですが、写真でも分かるように以前は校舎にドアや窓ガラスがないため、天候の影響を受けやすかったようです。

 

また、全生徒を収容することもできませんでした。

 

 

 

しかし建替え後の現在はドア、窓ガラスが設置され、更にドアには鍵をかけることが出来るので子どもたちは安心して勉強できる環境になっているようです。(下の写真)

ペンキも綺麗に塗替えられていて、壁にあるイラスト(地図や人体の解剖図など)もかわいらしいですね。

 

ルヒーラ村2

建て替え後、現在のリャミヨンガ小学校

ルヒーラ村3

小学校のドアには施錠が設置されている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下の写真は、MPJから寄贈された椅子や机で、子どもたちが勉強している様子です。

ルヒーラ4 ルヒーラ5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前はコンピュータに触る機会もなかったようですが、現在は子供たちはパソコンを使って勉強しているそうです。(下の写真)

ルヒーラ6ルヒーラ7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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リャミヨンガ小学校では子供たちが元気に勉学に励んでおり、学校の教育担当の方は、ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトによって多くの子供たちが教育の機会を得ることができ、彼らの将来への可能性が広がったと仰っていたようです。

 

これからもMPJはアフリカで持続可能な開発目標(SDGs)の達成のために活動して参ります。

 

中野友絵さん、ご報告ありがとうございました!

 

 

MPJが支援するウガンダの奨学生からお手紙が届きました!

先月、ウガンダの女児奨学金事業で支援しているトゥリャハブウェ・エヴァリンちゃんから、日本の寄付者へ宛てたお手紙が届きました!

MPJでは2008年よりウガンダにて、優秀な学力を有していながら経済的な理由により中等教育(中学・高校)への進学が困難な貧困層の女児21名に対し、奨学金を提供し就学を支援してきました。

今年でこの事業も8年目を迎えましたが、支援した女児が次々と卒業し、政府の奨学金で有名大学へ進学したり、看護師となって活躍したりと、彼女たちからの嬉しい報告が届く中、今年度支援する女児は8名となりました。

 

その中の一人、トゥリャハブヴェ・エヴァリンちゃんへの奨学金は、女性の活躍をサポートしあう団体、f#factory様がMPJを通してドナーとなり、ご支援くださっています。

f#factory様は、女性が絆と自分らしさを手に入れて、♯半音UPを応援し合う女性のコミュニティで、女性の応援という意味で、エヴァリンちゃんにお力添えをいただいております。エヴァリンちゃんの6年間のご支援は、f#factory様のメンバー全員が力を合わせてイベントなどで積み重ねたお金をご寄付下さっています。(f#factory様のホームページはこちらです!)

今回、エヴァリンちゃんから、寄付者であるf#factory様宛にお手紙が届きましたので、ご紹介したいと思います。

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私の最も親愛なるf#factoryの皆様へ

 

いつもお変わりなくお過ごしの事と願っております。

私は元気にしていて、畑では保護者のお手伝いもしています。

私は、支援者の方々から頂いたご支援とエンパワーメントに、心からの感謝の気持ちをお伝えしたいです。 もし、寄付者の方からのご支援がなかったら、私は今どこにいたのかさえも想像がつきません。今振り返ってみても、私は本当に幸運に恵まれていたのだと改めて感じています。

メアリーヒル高校で学ぶ事ができて、私は自分で生計を立てていける知識を身につけることができました。

私には医者になりたいという夢があり、悲惨な目に合っている人々や貧困で苦しんでいる人々を将来助けたいです。

これまで私のために努力とご尽力を賜り、本当に感謝しています。

私は今、あと少しで素敵な将来に手が届くようになりました。あとは私自身がこれまでに得た「武器」を使って、これから自分の手で道を切り開いていくだけです。

 

敬具

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エヴァリンちゃんがお手紙を書いている様子

エヴァリンちゃんがお手紙を書いている様子

日本語訳の作成は、先日、授業の一環でMPJオフィスを訪問された東京女学館中学校の生徒さん5名にもご協力いただきました。

 

エヴァリンちゃんが通うメアリーヒル高校は多くの卒業生が有名大学に進学している名門校ですが、「医者になる」という夢に向かって、一生懸命勉強しているようです。

エヴァリンちゃん以外の支援女児も、大学進学や看護師になることを目指して、日々勉強や実習に励んでいます。

 

f#factory様、エヴァリンちゃんをご支援くださり、ありがとうございます!

今後も、ウガンダの支援女児の様子が現地より伝わり次第、ご報告いたします!

MPJが6年間支援してきた女児がウガンダ・トップ大学へ入学しました!

 

ウガンダのミレニアム・ビレッジ、ルヒーラ村にて、MPJが2010年から支援してきたMary Gloria Kyosyabireさんが、このたび独自の奨学金を得て東アフリカ一、優秀な学生が集まるマケレレ大学へ入学しました。

 
 

彼女は8人兄弟姉妹の4番目に生まれ、両親は農業で生計を立てています。2010年当時、3人の姉は何とか中学校へ通っていましたが、経済的な事情により両親はこれ以上子供たちを学校へ通わせることができないという状況でした。
 

しかし飛び級するほど成績優秀だったMary Gloriaさんは、通学時間や家事の時間を節約するため学校へ泊まり込み、さらに勉強に励みました。 そしてルヒーラ村で初めて、division1という優秀な成績でウガンダの小学校を卒業したのです。

MaryGloria(右から3人目)と家族(2010年)

MaryGloria(右から3人目)と家族(2010年)

 

MPJはそんなMary Gloriaさんに奨学金を提供することを決定し、彼女はウガンダでも有数の女子中学校(Maryhill)へ入学しました。
 

中学校入学後は勉強だけでなく、バレーボールの選手としても活躍し、いろいろな国を訪問していました。  
 

MPJ理事長・鈴木は6年前に、彼女を中学校まで訪ねたことがあります。その後も数回、ルヒーラ村で彼女には会っていましたが、いつも家族や他の生徒に囲まれていたせいか、控えめで口数が少ないという印象を持っていました。    

 
 

今回、首都カンパラの私たちのホテルを訪ねてくださったMary Gloriaさんは、とても明るくMPJの支援にも感謝の気持ちを表してくれ、鈴木も母親のような満たされた気分になりました。

 

同席したミレニアム・ビレッジの元ナショナルコーディネーター、ジョンソンも彼女の成長を心から喜んでくれました。  

 
 

現在、Mary Gloriaさんは大学で生物学を学んでいます。将来は博士課程まで進み、ラボラトリーで働きたい、日本へ行きたい、という希望を語ってくれました。

 

近い将来、日本でお会いしたいと思います。

2016年10月の再会

2016年10月の再会

ウガンダの支援女児に会ってきました!

【MVPスタッフと支援女児親族】

【MVPスタッフと支援女児親族】

MPJ理事長・鈴木りえこが、2月23日~24日にウガンダのミレニアム・ビレッジ、Ruhiira村を訪問し、MPJが2011年から支援している女児たちと面会してまいりました。

すでにMPJホームページにてお伝えしましたように、鈴木は2月18日よりMPJユースのルワンダ研修の一部に同行し、同国のミレニアム・ビレッジ、Mayange村を訪問しました。その後、単独で車でウガンダとの国境を渡り、
【ルヒーラ村の子供たち】

【ルヒーラ村の子供たち】

ウガンダのミレニアム・ビレッジ、Ruhiira村を訪れ、村の女の子たち7名(メアリーグロリア、クリスティン、シルビア、バーバラ、プレシャス、グロリアス、エヴァリン)と面会いたしました。これまでに、21名の女児を6~7年間(中学校4年、高校2年あるいは専門学校2~3年)、寄宿舎付の学校への就学支援を行っていますが、ちょうど、地方選挙のために学校がお休みの日でした。そのため、当地では紛争も予想され、海外からの訪問客は少なかったのですが、幸い周辺の地域は静かな様子でした。

【MPJ支援の女の子たちと親族たち】

【MPJ支援の女の子たちと親族たち】


今回は、7名の女の子のほかその保護者たちとも面会しました。そのうち2年前にMPJプロボノの寄付により高校に進学した3名(メアリー・グロリア、シリビア、プレシャス)は無事に高校を卒業し、自力で奨学金を得て大学へ進学し、それぞれ医師や会計士などを目指しています(大学の合格と奨学金の審査結果を待っています)。女の子たちや保護者からこれまでの学校生活や将来への希望など様々な発表があり、成長した姿を見て感激しました。


【エヴァリンとおばあさんたち】

【エヴァリンとおばあさんたち】

その後、3年前からf # factory(代表:北澤清子氏)とMPJの支援で、ウガンダでも有数の女子学校Maryhill High School中等部に通っている、エヴァリンの家と学校を訪問しました。エヴァリンは、学校が前日に始まっていましたが、学校から特別許可をもらい会いに来てくれました。エヴァリンの自宅は、2年前に鈴木がMPJユースの学生と滞在したエスタの家のすぐ近くにあり、やはり電気も水もなく、バナナプランテーションに囲まれていました。エヴァリンは、孤児で100歳以上(推定)になるおばあさんに育てられました。その日は二人のおばさんと弟さん、いとこが迎えてくれました。

彼女の宿舎での一日は、以下のようになるそうです。

【エヴァリン(学校前で)】

【エヴァリン(学校前で)】

午前4時:起床
4時~:2時間ほど自習、
7時:シャワー
7時半:朝食、
8時~17時:学校
17時:学外活動(スポーツなど)
20時:自習
22時:就寝

エヴァリンの得意な科目は文学、スワヒリ語など、嫌いな科目は地理だそうです。フランス語も習っています。将来、医師になり、村の人々のために仕事をしたいと夢を膨らませています。ボーイッシュは短い髪型は学校の規則で、女児がヘアスタイルに時間をとられないためです。彼女の将来が楽しみですね。

ウガンダ・ルヒーラ村の小学校支援事業が完了しました!

小学校校舎ミレニアム・プロミス・ジャパンでは、昨年度「世界の人びとのためのJICA基金」によるご支援をいただき、2014年11月から2015年6月にかけて、ウガンダのミレニアム・ビレッジ(ルヒーラ村)にあるリャミヨンガ小学校と付属幼稚園の支援を実施しました。

リャミヨンガ小学校は、MPJがアミティエ・スポーツクラブとともに2010年に建設した小学校で、MPJでは建設後も、衛生的なトイレ、ソーラークッカーを導入した給食設備や太陽光発電による充電システム、小学校の机といすなどを提供し、継続的に支援してきました。学校側でも、校舎の外壁に理科で学習するヒトの器官のイラストを描いたり、国旗掲揚台を作ったりと、年々充実させ、現地ではモデル校となっています(上写真参照)。

今回の支援では、以前から要望のあったもののなかなか実現できずにいた付属幼稚園の園児たち用のテーブルと椅子をはじめ、小学校の授業で使用するパソコンや教師の通勤用自転車の寄贈、充電システムのバッテリー交換、手洗い用の水をためる雨どいの設置を行いました。

赤ちゃんを連れて登校する女の子ここルヒーラ村に限らず兄弟数の多い農村部では、幼い兄弟姉妹の面倒を見るのは女の子の役目です。リャミヨンガ小学校の女子生徒の中には、赤ちゃんをおんぶして登校する子も少なくなく、実は小学校建設時から幼稚園の建設も求められていました。小学校併設の幼稚園(小学校の旧校舎を利用)の教育環境を整えることで、そのような幼い兄弟の世話のために学校へ来られない女の子の就学をサポートすることができます。

幼稚園では、園児たちが土の床に敷物を敷いて授業を受けたりお昼寝をしたりしていましたが(2014年10月視察報告をご参照)、お昼寝する園児たち今回、幼児用のテーブルといすが入ったことで、テーブルを囲んでグループ学習ができるようになりました。幼稚園生たちもひとり1つずついすのある教室で歌を歌ったり、友達と一緒に遊んだり、給食を食べたりするのがお気に入りです。

小学校ではパソコンを使った授業が生徒にとても人気となり、使わないで授業をしようとすると生徒から教師へ要求してくるほどだそうです。社会科ではウガンダの地理を地図や写真で詳しく調べることができたり、理科では植物のしくみをアニメーションで示すことができたりするので、約半分の生徒が自分の教科書を用意できない中、パソコンを活用することで生徒の興味を引いた授業が可能となりました。実はパソコンを使った授業は近くの学校には例がなく、教師も初めてパソコンを使うので、教師同士で教えながら授業に役立てています。

生徒たちの親も、子どもを環境の整った幼稚園や小学校へ通わせていることを誇りに思い、また、ご支援くださった日本の皆様にとても感謝していました。
この支援を通じて、子どもたちが皆、小学校を修了することができるよう願っています。

幼稚園生と新しい机いす 自転車 パソコンを触る生徒 雨どい

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