ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)

極度の貧困は根絶できるはずだ
私たちの孫の時代ではなく、
私たちの世代のうちに
極度の貧困は根絶できるはずだ  私たちの孫の時代ではなく、私たちの世代のうちに

カテゴリー:活動報告

大阪市榎本地域のみなさまからのご寄付がガーナの青年に届きました!

Richard君_20141211_135156_trim大阪市鶴見区榎本地域のみなさまからアフリカの貧困削減のために役立ててほしいとのご意志のもとMPJがお預かりしておりましたご寄付14,335円が、ガーナで貧困に窮し勉学の道を絶たれようとしていた青年の手に届きました。

いただいたご寄付は、ガーナ・Bonsaasoのミレニアム・ビレッジ・プロジェクト・チームを通じて、BonsaasoにあるMansoman高校の最終学年で勉強するRichard Acheampong君に手渡されました。(写真の右側がRichard君、左がチーム内で教育分野を担当しているCharles Akomaning-Mensah氏です。)

彼は、両親が学費を支払えなくなったことから危うく退学というところ、榎本地域のみなさまのご寄付によって最後まで勉強を続けられることになります。そのことを本人もとても喜んでいて、いまは最終試験に向け猛勉強中、卒業は間違いないだろうとのことです。

もともとこのご寄付は、昨年2014年5月31日に行われた大阪市立榎本小学校の児童たちによるイベントの際に寄せられたものです。このイベントは昨年のサッカーW杯に合わせ企画され、各家庭から持ち寄った白黒2色の雨傘をつかって、大きなサッカーボールの地上絵をつくるというもので、各紙でも報道されました。そこで集まったお金が、W杯出場国のひとつであったガーナに送られることになったのです。

日本と同様に、サッカーはアフリカの子供たちにも人気のスポーツです。アフリカの子供たちは、たとえサッカーボールが手に入らなくてもビニール袋を上手にまるめてボールをつくり、裸足で走り回って、丸太棒を組み合わせただけのゴールにシュートをする、そんなサッカーに小さいころから慣れ親しんでいます。

今回、榎本小学校の「サッカーボール」は、日本から遠く離れたガーナに生きる、勉強を続けたいひとりの若者の将来にパスされました。お預かりいたしましたご寄付全額14,335円は、ほぼ400ガーナ・セディに相当し、1年分の学費に相当します。榎本小学校のみなさんが持ち寄った傘が、ガーナのRichard君の人生を守る傘になりました。

そして私たちMPJは、こんなふうに世界がつながっているんだと知っていただくことで、世界に目を向ける子供たちが増えてくれればとも思っています。大阪市鶴見区榎本地域のみなさま、この度は本当にありがとうございました!

MPJユースの2名が明星中学校にて講演を行いました!

明星中学校講堂講演するユースこんにちは!
MPJユースの会の味志優と申します!
先日12月11日、ご縁があって明星中学校にお招きいただき、同じくMPJユースの会の小林夏美と講演会を行いましたので今回はその報告をさせていただきます。


今回の講演会で僕たちが目標にしたことは、
「中学生にアフリカを身近に、そして人生の選択肢の一つとして考えてもらうこと」
ということです。

というのも、僕自身もそうだったのですが、中学生としては、
単に「貧困」「紛争」「エイズ」と問題の現状を言われたとしても、
それを現実感をもって受け止めたり、
あるいは、「それに関わってみたい」と考えたりすることは、
なかなか難しいだろうと思ったのです。
「アフリカに関わっている東京大学の学生」とは、さしずめ彼らからすれば
「違う惑星で巨悪と戦っている宇宙人」のようなものであろう、と考えていました。

3そのような漠然としたイメージをもって
アフリカやNGOを捉えてもらうことだけは避けたい、と考えたのです。
つまり、「今後の選択次第では、自分自身もアフリカに関わる可能性は十分にある」
と、明星中学校のみなさんに感じてもらおうと計画しました。

そのため、講演会の内容は「僕たちがどのような経緯でアフリカに関わるに至ったのか」ということを重点的に扱いました。
味志さんと小林さん僕たちそれぞれの人生を中学生時代からさかのぼり、
どのような変化を経て、今の自分があるのかを簡単にお話させていただきました。
僕自身も小林も、中学校時代には、
将来の自分がアフリカに関わるとは露にも思いはしませんでしたが、
そうした二人が大学に入り、20歳を前にして
アフリカに渡航するまでの経緯を紹介しました。

講演会後には、時間内では終わらないほどたくさんのご質問・ご意見をいただきました。
その中には、アフリカの食事や、家、人々の体型などに関わるものから、
「東大には地域を専攻できる課程はあるのか」といったものもありました。
また「これからアフリカに行って人々と友達になってみたい」
というご意見もいただき、壇上ながら喜びを隠せませんでした。

今回の講演会が、
「アフリカって、やろうと思えば関われるところなんだな」とか、
もっと言えば、「人生の選択肢として少し考えてみようかな」という風に
明星中学校のみなさまに思っていただけるきっかけとなれば幸いです。
明星中学校の先生方、そして生徒のみなさん、どうもありがとうございました!


                                 MPJユースの会
                                    味志 優



ケニア・MDGセンター、サウリ村(ミレニアム・ビレッジ)等を訪問しました!

 11月23日から約一週間、MPJ理事長・鈴木りえこと事務局長・伊藤正芳がケニアを訪問いたしました。これはデジタル・グリッド・ソリューションズ株式会社様や東京大学様、株式会社電通様等との共同事業である「デジタルグリッドを活用した地方電化及び新産業創出事業準備調査(BOPビジネス連携促進)」を行うためのものです。ナイロビでは、当事業のテスト店舗に加え、在ケニア日本大使館、JICAケニア事務所、コロンビア大学グローバルセンター内のMDGセンターを訪問し、当事業についてのご報告や意見交換等をさせていただきました。

JICAケニア事務所にて、江口所長はじめみなさまと会談

JICAケニア事務所にて、江口所長はじめみなさまと会談

MDGセンターにてセンター長Dr.Belayと会談

MDGセンターにてセンター長Dr.Belayと会談













 ナイロビを後に私たちはビクトリア湖畔の町キスムに移動しました。ここでもデジタルグリッド事業のテストの現場のほか、ミレニアム・ビレッジであるサウリ村も訪れ、当事業のさらなる可能性について探りました。ここは、最初にミレニアム・ビレッジ・プロジェクトが始まった村のひとつで、キスムからさらに車で40分ほど奥にあります。2005年のプロジェクト開始時には飢餓で苦しんでいたといいますが、プロジェクトのおかげでいまでは村人によるさまざま事業が立ち上がり、自立に向けて着実に歩んでいるように見えました。デジタルグリッド事業の担い手となりうる、意欲あふれる人たちもたくさんいます。
意欲あふれる商店事業者たち②意欲あふれる商店事業者たち①




         意欲あふれる商店事業者たち


 商業だけでなく、農業、淡水魚の養殖業といった第1次産業、乳製品加工業という第2次産業の分野にも、意欲あふれる事業者たちがいます。そこには、知恵と努力とコミュニティー内の相互協力で貧困から抜け出そうとする熱意がひしひしと感じられます。
トマトの温室栽培

トマトの温室栽培

ティラピアやナマズの養殖池

ティラピアやナマズの養殖池

ヨーグルト製造協同組間

ヨーグルト製造協同組間











 しかし、彼らの事業を脆弱にしている障害があります。電力供給の不安定さです。ヨーグルトの製造のためには、生乳を冷蔵したり、発酵中に一定の高温を保つ必要があります。ようやくの思いで電線を引き込み、せっかく設備を電化しても、不意に何度も起きる停電がそれを無駄にしてしまいます。また、トマトの温室では点滴灌漑で水の使用を抑えながら栽培する工夫がなされています。村全体の水道普及率はようやく1割程度で、水は水源まで汲みに行かねばならないのが普通。いずれにしても、とても貴重です。ただ、その農家にはせっかく水道が通っているのに、断水にみまわれることがあります。水道システムが電力に依存しているからです。これらの断片的なエピソードからも推し量られるように、開発途上国において電気を普及しようとすることには大きな意義があります。水、食料に加え、エネルギーが焦眉の急となっている所以です。その意味でも、開発途上国での地方電化を目指す日本発のデジタルグリッド事業を発展させていきたいものです。


 私たちの当事業に対する思いに、サウリ村ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトチームも応えてくれています。ここにはリーダーのジェシカさんを中心として、さまざまな開発分野の専門家が集っています。しかも彼らは現場をよく知っています。そこで私たちは、このデジタルグリッド事業でどのようにひとびとの役に立って裨益していくべきか、アイデアを出し合いました。私たちは彼らとの協働で、相互に恩恵を享受できるものと信じています。
サウリ村プロジェクトチームとのブレーンストーミング




          サウリ村プロジェクトチームとの
              ブレーンストーミング



 実際、このサウリ村のチームは、上述したように産業分野でさまざまな成果を出してきました。さらに例えば保健分野でも、2005年以来のプロジェクトによってHIV/エイズ罹患率を10%程度までほぼ半減させるなど、一手一手の着実な取り組みがひとびとの生活の向上につながっています。
エイズ母子感染プログラム卒業式に参加
 エイズ母子感染防止プログラム卒業式に参加






 そしていま、新たに取り組まれているのが観光業です。いまこの村では、風光明媚な自然環境とそこで育まれた文化という資産を活かして、エコ・ツーリズムを振興しようと準備を進めています。村の図書館には、伝統的な器具や楽器などを陳列した、ちょっとした博物館ができています。また、エコ・ツーリズム・サイトの整備も進んでいます。見晴らしのよい岩場など通りながらハイキングをしてみると、しばし日本での生活を忘れ、とても爽やかなよい気持ちになれました。2015年1月にはウェブサイトで情報発信できるよう、制作を進めているところだといいます。みなさま、ぜひいちどサウリ村のエコ・ツーリズムを検討されてみませんか?ここは、ひとと自然の調和のとれた素晴らしい場所ですよ。
エコ・ツーリズム・サイト

エコ・ツーリズム・サイト

エコ・ツーリズム図書館

エコ・ツーリズム図書館










シンポジウム報告書を公開しました

去る10月2日に行いましたシンポジウム「持続可能性とポスト2015年開発アジェンダの統合を目指して」の報告書ができあがりました。
これまで公開してまいりました記録映像では英語での発話部分に日本語訳がついておりませんでした。今回の報告書は日本語でまとめておりますので、どうぞあわせてご覧いただきお役立てください。


シンポジウム「持続可能性とポスト2015年開発アジェンダの統合を目指して」報告書はこちら
  シンポジウム「持続可能性とポスト2015年開発アジェンダの統合を目指して」報告書


なお、当日のプログラム詳細は、こちらのご案内ページをご参照ください。
            http://millenniumpromise.jp/archives/6541


また、こちらの記事もご参照ください。
シンポジウム開催ご報告 http://millenniumpromise.jp/archives/6571
記録映像1)基調講演  http://millenniumpromise.jp/archives/6884
記録映像2)有識者によるパネル・ディスカッション
   ~3)会場とのインタラクティブ・セッション~閉会
            http://millenniumpromise.jp/archives/6900

パネル討論等、シンポジウム記録映像続編を公開しました

1つ前のブログ記事で、シンポジウム「持続可能性とポスト2015年開発アジェンダの統合を目指して」の、サックス教授基調講演映像をご紹介しました。本日は、続編の、パネル・ディスカッション、会場の聴講者とのインタラクティブ・セッションの様子を公開いたします。ぜひご覧ください。
(こちらも通訳音声がございません。ご了承ください。)

「持続可能性とポスト2015年開発アジェンダの統合を目指して」記録映像
2) 有識者によるパネル・ディスカッション



3) 会場とのインタラクティブ・セッション~閉会



こちらの記事もご参照ください。
シンポジウム開催ご報告 http://millenniumpromise.jp/archives/6571
記録映像1)基調講演 http://millenniumpromise.jp/archives/6884