ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)

極度の貧困は根絶できるはずだ
私たちの孫の時代ではなく、
私たちの世代のうちに
極度の貧困は根絶できるはずだ  私たちの孫の時代ではなく、私たちの世代のうちに

カテゴリー:活動報告

第26回MPJ研究会のご報告「台風30号で被災したフィリピン国レイテ島タバンゴ町の小学校復興事業」

DSC_0003MPJでは、去る7月8日(火)、MPJが実施した「台風30号で被災したフィリピン国レイテ島タバンゴ町の小学校復興事業」に取り組んだ赤坂友紀氏が、第26回MPJ研究会としてその報告を行いました。赤坂氏は、台風30号(スーパー台風 ハイエン)がフィリピンに被害をもたらして以降、何度もフィリピンに渡航し、「何かできることはないか」という気持ちで活動してきました。そのようななかMPJと巡り合って当事業に取り組み、その熱意で現場を巻き込んで事業を完遂しました。今回のMPJ研究会では、それまでの経緯から始まり、当事業の企画、ジャパン・プラットフォームへの助成申請、事業の実施までの一部始終、そしてそこからの学びを報告しました。


発表後の質疑応答では、さまざまなバックグラウンドをお持ちのみなさまから、たとえば東北の被災地との重ね合わせながらなど、各々の思いのこもった質問が発せられました。それらの対話を通して、フィリピンの被災地のひとびとが苦難に立ち向かう姿からの学びも、さらに深いレベルで共有されたように思われました。

第26回MPJ研究会報告書はこちら第26回研究会レポート

MPJが復興支援したフィリピン・レイテ島タバンゴ町の小学校を再訪しました

tabaylaES10月8日から10日間、フィリピン台風被害復興支援事業地のレイテ島タバンゴ町を、同事業派遣スタッフの赤坂が訪問しました。5月に完成した仮設教室を視察しましたが、建設した6教室全てが有効に活用されている事を確認できました。
本事業では出来る限り多くの教育環境を整える為に、本設教室も建設可能であった予算を地元の皆さんと協議・分配し、仮設教室の建設を実施しました。基礎は本設並みとし、追々地元の予算で改築し環境を改善して行くという約束でいましたが、この数ヶ月間で、早速改築されている教室がありました。

tahadES_完成時とAfter2low山奥にあり雨が降ると車が入る事ができず、カラバウ(フィリピンの牛)や人力で資材を運び、もっとも建設が難しかったTahad Elementary School(タハド小学校)では、1/3が吹き抜けであった壁を、PTAのみなさんがボランティアで竹材を利用して改築して下さっていました(右の2枚の写真を参照ください。上は吹き抜けのまま、下は竹材での改築後)。厳しい道路環境から、支援の届きにくいTahadでは特に喜んで活用して下さっており、感慨深いものがありました。また、町中にあるTabango Central School (タバンゴ中央小学校)でも床にコンクリートを流し込む計画があり、近日中に実施される予定とのことでした。このように、地元とMPJが協力し合ってプロジェクトを実施できている事がとても嬉しく思います。

book2_KawayanESmayorまた、町長さんと子供たちに、皇后陛下が翻訳されたご本をお土産としてプレゼントしました。早速先生が子供たちに読み聞かせを行い、日本から届いた本に子供たちは目を輝かせていました。これからも僅かではありますが、日比の友好関係の一助として貢献して行きたいと思います。



グローバルフェスタに出展しました

MPJは10月4日(土)、5日(日)の2日間にわたり日比谷公園にて開催された「グローバルフェスタ2014」に出展しました。


DSC_0228MPJのブースでは、お越しいただいたみなさまにMPJスタッフやMPJユースのメンバーが活動の説明をさせていただきました。また、ウガンダ、ガーナ、セネガルなどアフリカ各国のミレニアム・ビレッジの女性たちが現金収入活動(Income Generating Activity; IGA)として製作した美しいビーズ・アクセサリーなどを販売させていただきました。ワシントン出身の留学生のある女性は、おひとりでネックレス、イヤリング、ブレスレットをまとめてお買い上げになるなど、大変に好評でした。


DSC_0209今回ウガンダのアクセサリーをお買い上げいただいたかたのなかに、在日ウガンダ大使館の一等書記官の女性もいらっしゃいます。ユースのメンバーは今年2月から3月にかけウガンダでの研修に臨み(http://millenniumpromise.jp/archives/6226)、帰国後、駐日ウガンダ大使ベティ・グレース・アケチーオクロ閣下へのご報告としてプレゼンテーションをさせていただきました(http://millenniumpromise.jp/archives/6529)。その際に拝謁した書記官との思いがけない再会で、ウガンダと日本の絆を再確認しました。


DSC_0222またMPJはめざましテレビの取材も受けたんですよ。アナウンサーの岡副麻希さんが、なんとユースメンバーのひとりと高校時代の同級生なのだそうです。これも思いがけない再会ですね。


残念ながら2日目の日曜日は台風の影響のため12時で閉会となりましたが、今年もたくさんのかたにお越しいただきました。ありがとうございました!

国連大学にてサックス教授をお招きしてシンポジウムを開催しました

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MPJは去る10月2日(木)国連大学サステイナビリティ高等研究所との共催で、国連大学ウ・タント国際会議場において、シンポジウム「持続可能性とポスト2015年開発アジェンダの統合を目指して」(後援:JICA、外務省国際協力60周年記念事業認定)を開催いたしました。
平日の昼間にもかかわらずたくさんの方にお越しいただき、おかげさまをもちまして300席以上の会場は満員となりました。


シンポジウム全体のMCはMPJ理事長の鈴木が務めさせていただき、冒頭、国連大学のデイビッド・マローン学長に開会の辞をいただいてスタートしました。


多忙なスケジュールの合間を縫って来日されたジェフリー・サックス教授には、
“Integrating Sustainability into the Post-2015 Development Agenda”と題する基調講演をいただきました。サックス教授は基調講演後も引き続き、パネル・ディスカッション、インタラクティブ・セッションにもご登壇いただきました。


有識者によるパネル・ディスカッションでは、国連大学サステイナビリティ高等研究所の竹本和彦所長がモデレーターを務められ、遠藤貢先生(東京大学大学院総合文化研究所教授、同研究科グローバル地域研究機構アフリカ地域研究センター長)、スレンドラ・シュレスタ先生(国連環境計画国際環境技術センター(UNEP-IETC)所長)、蟹江憲史先生(東京工業大学大学院社会理工学研究科准教授、国連大学サステイナビリティ高等研究所シニアリサーチフェロー)、谷津龍太郎先生(環境省顧問)が、アフリカに関するミレニアム開発目標(MDGs)の現状や、ポスト2015年開発アジェンダの議論の行方など、それぞれのご専門の立場からご発言をされました。


続いて会場とのインタラクティブ・セッションに移ると、多くの聴講者から手が挙がり、ミレニアム・ビレッジでの取り組みに関してや、官民パートナーシップに関してなど、さまざまな質問が投げかけられました。サックス教授はじめ壇上の先生方は、丁寧に回答・コメントをされていました。


最後に、MPJ会長の北岡が閉会の辞を述べ、好評のうちにシンポジウムを終えることができました。



シンポジウム「持続可能性とポスト2015年開発アジェンダの統合を目指して」報告書はこちら
  シンポジウム「持続可能性とポスト2015年開発アジェンダの統合を目指して」報告書

モハメッド 特別顧問(ポスト2015年開発アジェンダ担当)との意見交換会に参加しました

アミーナとNYにて国連事務総長特別顧問(ポスト2015年開発アジェンダ担当)のアミーナ・モハメッド氏が外務省の招聘により来日され、去る6月24日にはNGOグループと意見交換会を行いました。

モハメッド特別顧問はミレニアム・プロミスの理事でもあり、ナイジェリア大統領の国連ミレニアム開発目標(MDGs)担当上級特別顧問でした。MDGsの達成期限である2015年より先の国際開発目標の策定に向けて、今年10月に発表される予定の国連事務総長統合報告書の主執筆者も務めることになっています。さまざまなアクターの声を聞くため、NGOとの意見交換の場がもたれました。

当日はNGOメンバー26名が参加し、新しい国際開発目標策定に向けて、公平性の確保をどのように実践するか、報告書がでる秋までのステップ等について質疑を行いました。モハメッド特別顧問は、「No one leave behind」のモットーに基づきできることはすべて行うと強調、ポスト2015年開発アジェンダはアカデミックに偏ったものではなく現場で実施可能なものにすべきとし、市民社会とのディスカッションは貴重な機会だとお話になりました。


写真は、2010年に行われたミレニアム・プロミス(ニューヨーク)のパーティーにて。写真右からアミーナ・モハメッド特別顧問、コロンビア・グローバル・センター ディレクターのDr. Belay、MPJ理事長の鈴木。