ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)

極度の貧困は根絶できるはずだ
私たちの孫の時代ではなく、
私たちの世代のうちに
極度の貧困は根絶できるはずだ  私たちの孫の時代ではなく、私たちの世代のうちに

カテゴリー:活動報告

チーム恵比寿の活動@陸前高田市に参加しました!

ミレニアム・プロミス・ジャパン復興コーディネーターの本間真理子が、「チーム恵比寿」のサポーティング・スタッフとして彼らの活動に参加してまいりましたので、簡単に彼らの30時間をご報告いたします。
<チーム恵比寿の活動>
東日本大震災以来一年間、整体、足裏、ヘッドマッサージ、ネイル、ヘアカット、音楽など、それぞれの専門性を活かしたボランティアの方々が定期的に被災地を訪問し、被災された方々のストレスを緩和するために癒しの活動を行っています。
<訪問実施まで>
現在、200名以上のボランティアがメンバー登録している会員限定のフェイスブック上で、訪問の日時の告知と募集を行い、仕事の調整が可能なメンバーが参加表明を行います。参加メンバーの顔ぶれで提供できるメニューを判断し、調整役の「リーダー」が訪問先との連絡調整を行っています。
<30時間の弾丸訪問>
活動前日の真夜中にチーム恵比寿の事務所である「癒し処元気」@東京恵比寿に集合。ドライバーボランティア以外、全員一人8,000円の参加費を払っての参加します。夜行バスの事故を受けて、現在は安全確保のためにドライバーは必ず2名以上で交代しながら移動します。参加者は受付を済ませてからマイクロバスやハイエースなどのレンタカーに乗り込み一路訪問地に向かいます。午前7時半頃、活動地に到着。コンビニで朝食と昼食を購入し、それぞれチーム単位で指定の仮設や施設に向かい、終日活動行います。原則、午後5時過ぎに撤収。全員揃って夕食を取り、入浴するなどした後、帰路へ。出発地の恵比寿駅に早朝5時に戻り、各自、始発電車で職場や自宅へと向かいます。
<6月4日訪問>
総勢33名が参加。大阪や名古屋からの参加者を含む33名が参加。資料のスケジュールに従い大船渡・陸前高田の5ヶ所で活動。今回、フラダンスチーム「フラ ハーラウ オ マカナニ」が現地で合流参加。4ヶ所でフラダンスを披露した。
<本間真理子の活動概要>
MPJからはサポートスタッフとして本間真理子が参加。サポートスタッフは整体師、ネイリストなどが円滑に活動できるようにロジの手配や被災者の方々の要望を伺い、施術時間の調整を行うという重要な仕事を行う。人気の高いメニューを不満が出ないように配慮して時間内に収めることが非常に神経をつかう繊細な役割と実感。佐々木さん、菊池さん、及川さん、佐藤さんなど同じ苗字の方が多く、混乱しないように注意している。今回はおよそ100世帯が暮らす「高田高校仮設住宅」で終日サポート業務を行った。
①高橋潤先生による「加圧・ストレッチマッサージ」
高橋先生は自分でもできるストレッチの方法などを教えながら手際よく、丁寧に17名の方々に施術を行った。施術を受けた方々は口々に「痛みが取れた」「肩が上がるようになった」「楽になった」とお礼の言葉を述べていた。

終了時間間際になり、時間休を取り会場に駆けつけた方がいらっしゃった。震災後、全身の疲れが取れず、体中が痛い。今日はどうしても施術を受けたくて休みを取ったそうだ。
すでに予定時間を過ぎていたが、高橋先生にお願いすると、気持ち良く施術を引き受けて下さり、とても喜ばれた。

②荒木恭子先生による「ネイル」
花やストーンなどのモチーフを合わせたおしゃれなネイル、ハンドマッサージなど16名の方々に施術。ネイル初体験の方が多い。施術に要する時間は20分でその間、穏やかな会話が癒しに効果的だと感じた。施術後、爪先に明るい色が入るとどなたも例外なく華やいだ気分になる様子が伝わってくる。

83歳の女性が勧められてネイルを初体験。好きな花の色を聞かれて「紫」と即答。紫の花のモチーフをつけてもらい、完成後、お孫さんに写メを撮影してもらい、遠くに暮らす親戚に送っていた。

③フラダンスチーム
11時半の開始予定なのに、11時前には在宅するほとんど全員の方々、50名以上の方々が参集。今か今かと待ちわびている様子。フラダンスチームの皆さんにお願いして開始時間を繰り上げてもらう程だった。ショーが始まると鮮やかな衣装とハワイアンミュージックで会場は一瞬に南国ムード。衣装の早変わりも見事で優雅で美しいパフォーマンスに全員が夢心地。
「見上げてごらん空の星を」では被災された方々の心情に寄り添う歌詞に感極まって涙する方も多く感動的だった。アンコールも含めて8曲のショーの終了後も長い間、記念撮影と交流が続いていた。
フラダンスチームのメンバーに9歳の遠藤ココロさんがいた。9歳にして素晴らしい踊り手で会場から賞賛の拍手が鳴り止まなかった。遠藤さん一家は昨年の「サンタが100人やってくる」にも参加し陸前高田などを訪問した。母親のかおりさんは遠野市の出身で、この日は遠野の実家からも家族が応援に駆けつけた。滝の里工業団地への移動の前に、かおりさんは「これまでチーム恵比寿の継続的な活動のお陰で私たちもこのような機会を頂くことができました。心から感謝します」と謝辞を述べて下さった。

<皆さんの声>
(チーム恵比寿は活動中、特にインタビューを行うことはしません。自然な会話から拾ったいくつかの声を記録します。)

・ 震災の前々日に大きな地震があり、大騒ぎして避難したが何も起きなかった。3.11の当日もまたかと思い、「どうせすぐ帰ってくるから」とティッシュひとつしか持ちださなかった。ぜーんぶ無くしました。こんなことになるとは夢にも思わなかった。30代の女性
・ 何もかも無くした今の楽しみは花いじり。時間があれば花壇に行っています。60代女性
・ 象のタオル人形「がんばる象」*を作ると1つで100円の工賃がもらえる。孫にお小遣いをあげたいので4月は頑張って150個作った。先月は材料のタオルが届かず残念だった。80歳代女性
*関西のNPOの支援活動。完成後、500円で販売。

以上

ビレッジの女性たちの作品が東京で販売!

 ウガンダのミレニアム・ビレッジ、ルヒーラ村では、女性たちが以前からカレ ンダーなどの紙を使って女性用ネックレスやブレスレットなどのアクセサリ  ーを作っていました。昨年春にはMPJインターンの湯川真美子さんが現地 でビジネスプランをたてるお手伝いをしたり、昨年夏からはJICAボランティ アの関口聖子さんが約一年間現地に滞在して熱心に村の女性たちの活  動をサポートしてくださいました。そして、コロンビア大学所属のデザイナー であるダイアナさんの直接指導により、一挙に洗練された作品がつくられる ようになりました。

皆様のご協力の結果、東京・青山にあるトップデザイナーのお店でも、ブレスレットが販売されています。 関口さんは6月下旬に帰国されますので、MPJ研究会にてお話をしていただきます。改めて皆様にご連絡いたします。

MPJ総会を開催いたしました!

 

去る5月29日(火) 16:30~18:00、虎ノ門の日本財団ビル会議室において、2012年度の通常総会を無事に終了いたしました。

今春施行されたNPO法の改正に伴い、今年4月より東京都にあるすべてのNPO法人が東京都所属へ移るため、MPJも内閣府から東京都所属へと移籍いたします。これに関連して、定款を変更することが総会で認められました。

 

主な変更点は以下の2点です。

1. 名古屋事務所の閉鎖:事務所は東京都のメイン・オフィスのみとなります。
2. 会員制度の変更:会員には正会員と賛助会員の2種ありますが、このたび、賛助会員は「賛助会員(サポーター)」という名称に変更し、1000円以上の寄付をしてくださる人と位置づけました。

 

また、来年はMPJも設立5周年を迎え、TICAD V(第5回アフリカ開発会議)が横浜市で開催されるため、ジェフリー・サックス教授をはじめとする国際機関の幹部をお迎えするシンポジウムや、アフリカ諸国との文化交流を企画しています。皆様、楽しみにしていてくださいね!

 

【写真:MPJの支援を受けて「ありがとう」と日本語で感謝の言葉を述べるウガンダの女児】

ミレニアム・ビレッジで乳幼児死亡率が激減

「「サハラ以南のアフリカ諸国では、およそ8人に1人の子供が5歳の誕生日を迎える前に亡くなっています。その割合は以前と比べて減ってきてはいるものの、未だに先進国の20倍の数字になっています。

『ランセット』誌の今週の記事(2012年5月8日号)が伝えるところには、ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトの数々の試みによって乳幼児死亡率が劇的に減少し、国連ミレニアム開発目標のNo.4:である「1990年から2015年までに、5歳未満の乳幼児死亡率を3分の2に引き下げる」という目標達成に充分寄与するとのことです。

 

ミレニアム・プロミスHPより引用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトはこれまで、より良い公衆衛生サービス、安全な飲み水の供給および衛生環境の向上、より安定した作物生産、より良い道路・学校の整備、そしてその他のサービスをアフリカの10カ国、50万人以上の人々に提供できるように、政府や地元コミュニティと協力して活動して参りました。ある研究者のグループは、イギリスの医学雑誌『ランセット』誌上にて、ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトのプログラムの影響力について「5歳未満の乳幼児死亡率がたった3年のうちに22パーセント引き下がった」と結論付けました。

 

ミレニアム・プロミスHPより引用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミレニアム・ビレッジにおける乳幼児死亡率の削減スピードは、他の同様のプロジェクトが遂行されている村と比べても速く、更に農村部では国平均の3倍のスピードであると記事は伝えています。

記者によると、この結果はマラリアや下痢などの予防可能な病気の割合を減らしたことと同時に、基本的な医療だけでなく、高度な医療を受けられ易くなったこと、食料が確保できること、安全な飲み水が手に入ることによる「持続可能な発展」へのアプローチが有効に作用したからだとしています。乳幼児死亡の主な原因は、栄養不良・下痢・肺炎・HIVエイズ、そしてはしかなのです。

 

 

ミレニアム開発目標について、コロンビア大学地球研究所長であり、国連事務総長の潘基文氏の特別顧問であるジェェフリー・サックス博士は、「この結果は、収入が少ないような環境でも、基本的な公衆衛生サービスの提供の拡大が可能なことを裏づけたのです。」と、述べています。

「今日の技術と優良なシステムデザインをもってすれば、政府と地元コミュニティの協力・援助、僅かな寄付によって、ミレニアム開発目標の保健衛生目標を達成することは可能なのです。遠隔で貧しく、病人の割合が高い村のような場所にも同じことが言えます。」更に、サックス博士は続けます。「目標達成までに残された数年の間、状況が良くなり続けることを期待しています。ミレニアム開発目標達成のため、現地の人々は一生懸命なのです。」

 

研究者たちは、2006・2007年~2009・2010年の間にミレニアム・ビレッジの各家庭を訪問し、保健の分野におけるプロジェクトの成果(例えばクリニックの建設、無料基本医療の紹介、蚊帳の配布、予防接種キャンペーンなど)を確認しました。農業、栄養、水、衛生、そして乳幼児の健康に関係するインフラの分野でも同様の確認が成されました。そして、ミレニアム・ビレッジでの結果とこのプロジェクトのような複数セクター介入型の投資アプローチの手法をとらなかった近隣の村と比較しました。ミレニアム・ビレッジでは、この10年計画おいて、2009・2010年(コミュニティーに保健員が来るようになった)以降も進歩が見られたとのことです。

 

これらのリサーチの結果は、ミレニアム・ビレッジのコミュニティにおいては、2015年までにミレニアム開発目標を達成できそうだと示唆しています。しかし、『ランセット』誌の記者が指摘することには、達成のためには、良い結果を出し続けなくてはいけません。プロジェクトのスタート時には、数々の懸念があったにも関わらず、複数セクターが統合されたプロジェクト戦略はアフリカ農村部においても効果があることが、この結果から分かるとしています。状況の改善に関して、村人一人当たりに換算すると以前は27ドルであった費用が、年間116ドルに増えました。費用の半分は外部からの寄付金で賄われています。この金額は、国際的に承認されている公的開発援助レベルの金額なので、複数セクターが統合されたプロジェクトがかなりの低予算で実現可能だということを示しています。

 

2005年にスタートしたミレニアム・ビレッジ・プロジェクトですが、今後数年はこの改善が持続可能なものになることに焦点を当てていきます。そのために、農業方法の改善やビジネスの発展による現地の収入増加を模索していきます。このプロジェクトでは、今後ミレニアム・プロミスのプログラムを、より人口の多い地域を含む他の地域でも応用できるよう、規範となるモデルとオンラインツールを構築を進めています。

 

 

※こちらの記事の英語文とプロジェクトの詳細は、ミレニアム・プロミスホームページをご参照ください。

http://www.millenniumvillages.org/field-notes/child-mortality-declines-sharply-in-millennium-villages

 

ガーナより数独のお礼状が届きました!

MPJでは、独立行政法人国際協力機構(JICA)のプログラム「世界の笑顔のために」の一環として今年3月、ガーナへ「数独」を寄贈し、先日そのお礼状が現地から届きました。

「数独」は株式会社ニコリから無償でご提供頂き、お送りしたものです。お礼状を送ってくださったのは、ガーナで4番目に大きいタマレというガーナ北部の都市にあるSt.チャールズ高校のジャクパ・P・ケリー学校長と、現地で理数科の教師として活動している青年海外協力隊員の水元麻紗子さんです。

 

【写真】学校長からの感謝状                 【写真】ガーナの紹介

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(感謝状の和訳)

この度は数独100冊をご寄附頂き、ここに感謝の意を表します。これらは長きに渡り生徒たちの知的好奇心を育てていくでしょう。誠に感謝しております。

州議会、PTA、教員及び職員、生徒に代り、貴殿の寛大な寄付に厚く感謝申し上げます。

皆さまに神のご加護がもたらされますように。誠にありがとうございます。

ジャクパ・P・ケリー 学校長

 

水元さんによると、ガーナをはじめとするアフリカの理数科教育では理論が重視されており、理科や数学までも「暗記科目」となっているそうです。このため、応用力に欠ける印象もあり、数独を通して生徒たちの柔軟な発想を育てる一助になることを期待しているということでした。毎週月曜日に行われる全校生徒と先生が一同に会する集会において、数独本の使い方を説明、披露すると、生徒たちは歓声をあげて喜びを表現してくれたということです。

青年海外協力隊の水元さんよりのお礼状.pdf 

MPJは今後とも、途上国における教育支援に地道に取り組んでいきたいと考えています。