ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)

極度の貧困は根絶できるはずだ
私たちの孫の時代ではなく、
私たちの世代のうちに
極度の貧困は根絶できるはずだ  私たちの孫の時代ではなく、私たちの世代のうちに

カテゴリー:活動報告

マラウイの一村一品運動(OVOP)

OVOPの活動 ~マラウイの地域生産品と共に成長する~  
―マラウイ現地新聞に掲載したOVOP記事広告(2015年9月10日掲載)より―

オイルを渡す西岡大使ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)は、2008年4月に設立された日本を拠点とする非営利団体で教育、食料、物質的援助そして災害の影響を受けた全世界の発展途上国の災害対応に携わっている。この組織は、長年に渡りサハラ砂漠以南のミレニアム・ビレッジ・プロジェクト(MVP)を支援している。2014年から2015年にかけての雨季にマラウイで起こった洪水により、多くの家屋と穀物が押し流されるという災難がマラウイの人々に襲い掛かかった事実を受け、MPJは、日本政府から資金提供を受けている日本の組織であるジャパン・プラットフォーム(Japan Platform)と共同して、マラウイの水害被災者を支援することを決めた。MPJは、ゾンバ(マラウイ南部州に属する県)とムランジェ(マラウイ南部州に属する県)の特定の地域の水害被災者を救援物資で援助しようと考え、同時に地元で生産された製品を促進することを願った。

OVOPショップMPJは、数ある試みの中でも特に、マラウイの一村一品(OVOP)プログラムと連携した。OVOPは各地域社会において、地元で手に入る資源に価値を付加することによって、地域の農家の生活を改善しようと努めている政府のプログラムである。現在、OVOPは111の協同組合を支援しており、そのうち55以上の生活共同組合は、市場に製品を出している。生産されている製品は米、調理用油(ヒマワリとピーナッツ)、モリンガ石鹸、バオバブオイル、蜂蜜と大豆製品などである。

この役目に選ばれたOVOPグループは、ドーワのムチンジ(マラウイ中部州に属する県)と、マディシ(マラウイ中部州に属する町)の農産加工者団体と、カムウェンドとザイラセンベのクッキングオイル協同組合だった。それらの協同組合によって生産された調理用油は、より多くのビタミンを維持するコールドプレス製法を用いて生産されるので、他の調理油の製法と比べると、非常に栄養価が高い。MPJは、リロングウェ(マラウイの首都)を拠点とするサンシードオイル有限会社から調理用ヒマワリ油を調達した。この会社は、地域の原材料を使用し、マラウイの人々を1000人以上雇用している。

MPVプロジェクトは、ゾンバの水害多発地域での水害被災者を援助するだけでなく、同時にそれらの生活協同組合が拠点としている村の地域の生産者に力を与えている。生活協同組合は、ヒマワリの種を売る地元の農家にとって既存市場の役割を果たしている。MPJの水害被災者への寄付の連鎖反応はそこで終わらず、生活協同組合のメンバーがMPJに加工ヒマワリ調理用油を販売すると、彼らにお金が渡り、その後そのお金は、国内のニーズに応じるために彼らが使用するお金(例えば、子供の学費、家のトタン屋根、など)となる。このように、MPJは、マラウイの人々が支援を必要としている時に手を差し延べたので、高く賞賛されている。MPJはこの取り組みを通して、洪水被災者と地域の生産者を援助している。また、そうすることにより、地域経済の成長を促進している。「kupha mbalame ziwiri ndimwala umodzi」これはマラウイ現地の言葉であるチェワ語で、文字通り一石二鳥(一つの石が2羽の鳥をしとめる)を意味する。OVPOとして私達は、地域で手に入る資源への価値の付加と市場連携によって地域経済を促進させるために、この取り組みを強く勧めている。皆で必要なものを地域で集めよう、マラウイ人として共に成長するため互いに助け合おう!マラウイの製品を買おう!

(MPJ事務局注)マラウイの一村一品運動(OVOP)は国際協力機構(JICA)の協力によって運営されています。
写真上は、支援物資のOVOP製造調理用油を被災者に贈呈する西岡周一郎駐マラウイ日本国大使、
写真下は、OVOPショップを視察するMPJユース(2015年3月)。

【MPJ事務局より】上記の翻訳は、ECC国際外語専門学校の学生さんらのご協力をいただきました。ありがとうございました!
翻訳:
ECC国際外語専門学校総合英語コース翻訳専攻1年
小股敦貴さん、西井優佳里さん、濱渦麻里菜さん

マラウイは自立できる!

挨拶される駐マラウイ日本大使・西岡周一郎閣下

挨拶される駐マラウイ日本大使・西岡周一郎閣下

日本政府「マラウイは自給できる」
― 2015年9月7日掲載のマラウイ現地新聞「THE NATION」記事より ―

2015年9月4日金曜日、ゾンバ県のクントゥマンジ地域にあるチランガ小学校にて、日本政府がミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)を通して、今年(2015年)初めの洪水と干ばつの被害にあった1,370世帯に食糧支援物資を寄付したとき、西岡周一郎駐マラウイ日本国大使は、「食糧や他の生産物の革新的かつ持続可能な生産方法を大規模に導入できるなら、マラウイは自給できるだけの可能性を秘めています。」と述べました。 インタビューの中で大使は、「日本もまだ4年前に起こった地震と津波から復興している途中であるように、災害からの復旧と復興にはたいていの場合多くの時間を要します。マラウイの被災者たちは、避難所から出た後も復旧のための援助を総体的に必要としています。」と述べました。 また一方で、大使は、村人に配布した食糧は地元で購入したものであるということに喜びを表し、「ここで配布したすべての食糧は現地で調達しました。日本政府と他の出資者たちが地域の食糧生産量を最大限に引き上げると、マラウイ経済と食糧安全保障は劇的に変化するでしょう。」と発言しました。 災害対応・復旧担当局長のScholastica Chidyaonga氏は、日本政府が行なった寄付を高く評価し、他国政府に今も援助が必要なこの水害の被災者に関して日本政府に倣うことを強く求めました。

【MPJ事務局より】上記の翻訳は、ECC国際外語専門学校の学生さんらのご協力をいただきました。ありがとうございました!
翻訳:
ECC国際外語専門学校総合英語コース翻訳専攻1年
直原望さん、吉田美咲さん

フィリピン台風被災地での交流ツアーを実施しました

タバンゴの子どもたちと2014年度にフィリピン台風被災地支援を行ったレイテ島タバンゴ町に、12月15日から6日間の日程でMPJスタッフの赤坂が有志メンバーを引率し、現地の村人との交流ツアーを実施しました。

甚大な被害を及ぼしたスーパー台風、ハイエン(フィリピン名 ヨランダ)がレイテ島を襲撃してから丸2年が経ちました。町長のMaricor Remandaban氏によると、建造物の復興は進んでいるが、主に農業と漁業にて生計を立てる村民らの仕事不足が課題になっているとのことでした。

スーパー台風により倒壊した小学校6校にMPJが寄贈した仮設校舎は、PTAなどの協力を得て壁を修繕するなどの工夫を加えながら、2年経った現在でも活用されていました。しかしながら、6校のうち海岸沿いにあるKawayan(カワヤン)小学校に寄贈した仮設校舎は、昨年末に襲来した大型台風 ピート(フィリピン名:ルビィ)による海からの強風を受けて、倒壊してしまっていました。幸い倒壊による怪我人はなかったとのことですが、残念ながらまたテントを利用しての授業を行っていました。同小学校は、ありがたいことに、他のNGOの協力により本設校舎を現在建築中です。

タバンゴ町長とまた、今回の交流ツアーでは、Kawayan小学校にて、子どもたちへのフィーディングプログラム(食料支援)を実施しました。PTAの皆さんが歓迎会を開いて下さり、子どもたちや親御さんたちが、歌やダンスを披露してくれました。昼食後は、今回寄贈したサッカーボール、フリスビー、長縄などを使って、子どもやPTAの皆さんと交流しました。

 Kawayan小学校があるSt.Rosa(サンタロサ)村では定職を持っている人が教師の2人だけで、他は漁業により生計を立てているそうです。漁業は自然災害の影響を受けやすく、今回の訪問時も台風が通過した後で、1週間の間、漁に出ることが出来ていない状態でした。Kawayan小学校では経済的な理由から卒業できる子どもは半数に満たず、家計を助ける為に、卒業をあきらめてセブに出稼ぎに出るそうです。

靴を履いていない子どもも多く、日頃の昼食(給食はない)は水を飲んでやり過ごす子も多い中、キラキラした目の子どもたちの笑顔が印象的でした。「どうしてそのような笑顔をつくることができるのか?」という問いに対し、小学校の先生が「全てに感謝し、満足しているから」と答えてくれました。朝、目が覚めたこと、家族と一緒に過ごせること、ひとつひとつに感謝し満足する習慣がフィリピン人にはあります。敬虔なカトリック信仰からくるとも言われる彼らの考え方に、今回交流ツアーのメンバーは大変感銘を受け、参加者の一人である今泉さんからは「日本人が忘れかけてしまったかもしれない、幸せに生きる方法を彼らから学んだ」との感想をもらいました。

仮設校舎建設にあたり赤坂がお世話になった村人のみなさんを訪問して歩きましたが、どこでもあたたかい歓迎を受け、フィリピン人のホスピタリティーにも感銘を受けました。ある若い夫婦の子どもの誕生日会に招いて頂きましたが、月収の半分を誕生日会に費やすといった家族愛にふれました。自分たちにとってのご馳走を、躊躇せずに訪問者にすすめるホスピタリティーに心を打たれました。

一日一日を大切に笑顔で生きるフィリピンの村人たちとの交流は、毎日が笑顔で溢れ、大変楽しいものとなりました。これからも、交流ツアーを継続し、村人から生きる知恵を学ばせていただきながら、現地に貢献して行く予定です。

MPJユースがアフリカ研修に向けてルワンダ駐日大使館を訪問

ミレニアム・プロミス・ジャパン・ユース(MPJユース)では、毎年春休みを利用してアフリカへ研修に出かけ、実際に自分たちの目でアフリカの今の姿を学ぶ機会を設けています。半年以上も前から訪問先についての勉強会を重ね、研修での訪問先の選定やアポイント等企画から実施まで学生たち自身で行っています。次回訪問国のルワンダ駐日大使館をご訪問したユースメンバーからのレポートをお届けします。

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ルワンダ大使館を訪問したユースMPJユースのアフリカ研修での主な活動としては、1) 現地の学生と共同での国際学生会議開催、2) MPJが支援を行っているミレニアム・ビレッジでのホームステイ、3) 現地機関の訪問、があります。
今年度は渡航先として東アフリカのルワンダ共和国を選び、現在準備を進めています。9月から毎週1回、研修参加メンバーで勉強会を開催し、まずはルワンダについての基礎情報を学び、それに加えて、各自がそれぞれ関心のあるテーマに沿って個人研究という形で調査を進めています。

またそれに伴い、現地ではルワンダの政府機関や国際機関等を訪問させていただく予定なのですが、そうした訪問の際にお世話になるのが駐日ルワンダ大使です。そこで、12月3日に我々研修参加メンバーは、自由が丘の駐日ルワンダ大使館を表敬訪問し、ヴェネティア・セブダンディ閣下 (Her Excellency Ms. Venetia SEBUDANDI)にご挨拶させていただきました。

大使館では、まず我々の団体の紹介と今回の研修の目的と活動予定の内容を説明させていただき、その後閣下より訪問希望機関についてのアドバイスをいただきました。
ルワンダはご存知の通り、20年前の民族間での大虐殺という悲しい過去を抱えていますが、そこから「アフリカの奇跡」と呼ばれるほどの飛躍的な復興を遂げ、現在では世界銀行の報告書「ビジネス環境の現状(Doing Business 2014)」でサブサハラ・アフリカ地域第2位にランクインしているほどです。そうした現状を踏まえ、閣下は、現地ではルワンダの悲しい過去も、現在の希望にあふれる姿もどちらもしっかりと学んできてほしいというお話をいただきました。

また、我々が訪問を希望している現地政府機関をお伝えすると、更にそれ以上の候補先を教えていただいた上、細かい日程も含めて、現地政府機関への訪問をオーガナイズ出来ると仰ってくださるなど、非常に親切に対応していただきました。その中で個人的には、ルワンダを含む5か国による東アフリカ共同体(East African Community:EAC )のオフィスを是非訪問するようにと仰っていたのが、今後のルワンダの周辺国との協働の重要性を感じられ、非常に印象的でした。
また、大使館では閣下以外にもルワンダ人職員のSamuel様に閣下とのお話の前のブリーフィングをしていただきました。Samuel様は中高大と日本で生活されていたということもあり、日本語はネイティブ同様にお上手で、どことなく日本人に近いような柔らかい控え目な姿勢で閣下との橋渡しをしていただきました。

今回の表敬訪問で直接閣下にお話を伺ったことで、参加メンバー一同改めて研修へのモチベーションが高まったように思います。渡航は来年の2月下旬となりますが、現地では最大限にルワンダについて吸収して帰ってこられるよう、今後も鋭意準備を進めていきたいと思います。
帰国後の3月下旬には都内にて研修報告会を開催する予定ですので、皆さま是非ご参加ください。詳細は年明け以降お知らせいたします。


MPJユース代表
福谷佳苗

グローバルフェスタに出展しました

グローバルフェスタ10月3日(土)、4日(日)の2日間、お台場のセンタープロムナードにおいて開催されたグローバルフェスタJAPAN2015に出展しました。

今年は残暑厳しい快晴の中、お台場という場所柄やライブ演奏もあってかご家族連れや学生の方々などが多く来場され賑わいをみせました。同イベント実行委員会の公式発表によると、来場者数は2日間で合計101,300人でした。

グロフェスライブMPJのブースでも、若年層の方々が足を止められ、今年新しく行いましたマラウイへの支援のパネルを熱心に見て活動内容などについての質問をされる姿が多くみられました。MPJユースメンバーが同年代の方へご説明したり、活動報告コーナーでも発表させていただきました。

また、MPJが女の子の就学支援等で長年関わっているウガンダ出身の方がブースを訪れ、MPJの活動に何度も「ありがとう」と言ってくださいました。また、ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトの対象国ではないのですがコンゴから来日されたという記者の方もMPJの活動に強い興味を持たれ、数回ブースに現れました。

スタンプラリー今年は新しい試みとして、世界の様々な地域で活動する団体が出展する中、お一人でも多くの方に足を運んでいただいてアフリカの支援やアフリカ開発会議(TICAD)について知っていただけるよう、市民ネットワークfor TICAD に加盟の10団体によるスタンプラリーも行われました。この試みは小さなお子様連れに好評なようでした。


グローバルフェスタのように約280もの国際協力活動を行う団体が集う場所に参加してみますと、あらためてその熱気、訪れる方の意識の高さに身の引き締まる思いがいたします。

お越しいただきました皆さま、有難うございました。