ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)

極度の貧困は根絶できるはずだ
私たちの孫の時代ではなく、
私たちの世代のうちに
極度の貧困は根絶できるはずだ  私たちの孫の時代ではなく、私たちの世代のうちに

カテゴリー:研究会報告書

第24回MPJ研究会のご報告「ミレニアム・ビレッジに学ぶ開発のサステナビリティ―」

DSC_0012_26thMPJ研究会ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)では、去る4月23日(水)に第24回MPJ研究会を開催いたしました。テーマは「ミレニアム・ビレッジに学ぶ開発のサステナビリティー」というもので、MPJスタッフの伊藤正芳がご報告をさせていただきました。
MPJでは、昨年12月11日から約3か月間、「NGO海外スタディ・プログラム」(主催:外務省と国際協力NGOセンター)に参加して、西アフリカのセネガルおよびガーナのミレニアム・ビレッジに伊藤を派遣しました。各ミレニアム・ビレッジの支援の現場では、将来の自立に向けて現地の政府やコミュニティーへの活動のバトンタッチが進められています。
研究会では、伊藤が2か国3か所のミレニアム・ビレッジにて目にしたさまざまな事例をもとに、プロジェクトが目指すサステナビリティー等についてご報告いたしました。現地への引き継ぎが円滑に進んでいる活動の好事例について、写真を見ながら具体例を挙げて説明いたしました。複数の診療所を管轄する中央検査室や、ICTセンターのような、少ないリソースで成果を上げられる効率の良い仕組み。健康保険制度や、学校給食を賄うための学校農園のような、支援によらない独自の財源を開発しているケース。また、コミュニティーとの関わり方として、自治会や農業組合などコミュニティー側に活動の受け皿となる組織をつくり、活動の自律化やビジネス化を助け、支援からの自立を促している様子をご説明しました。

第24回MPJ研究会報告書はこちら第24回研究会レポート

第23回MPJ研究会のご報告 「アフリカ・奇跡の国ルワンダの『今』からの新たな可能性」

第23回MPJ研究会ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)では、去る4月8日(火)に第23回MPJ研究会を開催いたしました。テーマは「アフリカ・奇跡の国ルワンダの『今』からの新たな可能性」というもので、国際教育支援NPO e-Education Projectルワンダ代表・牧浦 土雅氏を講師にお招きしました。牧浦氏は、イギリスの大学に在学中の弱冠20歳ながらすでに多方面でアクティブに活躍されており、最近では、国際教育支援NPO e-Education Projectのほか、フェアトレードをビジネスに繋げる事業や、国連と途上国政府と共同の農民支援プロジェクトなどを牽引されています。(プロフィールの詳細はご案内ページ参照

研究会ではまず、アフリカの現状や可能性をデータやファクトベースでわかりやすくご説明いただきました。続いて、ご自身がまさに今関わっていらっしゃる教育支援事業と農業仲介事業とを事例に、具体的な現場のおはなしをいただきました。そのなかで強調されていたのは、今すでにあるもの、ひとをつないでいくことです。さまざまな点と点をつないでいくことで「イノベーション」を起こしていけることです。また、アフリカ、ルワンダと日本はコミュニケーションスタイルが似ていると指摘し、国際協力において強みになるのではとのおなはしも印象的でした。アフリカ、ルワンダがもつ可能性について説得力をもっておはなしされる牧浦氏にたくさんの質問が寄せられ、白熱する質疑応答は大幅な時間超過となりました。

第23回MPJ研究会報告書はこちら第23回研究会報告書

ケニア大使による第22回東大GLS講座スピーチのご紹介です。

昨年12月4日に行われた第22回GLS講座 国際協力機構(JICA)理事長 田中明彦氏講演会にてケニア大使が行ったスピーチをご紹介いたします。(ケニア大使館HPより)

AMBASSADOR CALLS FOR MORE JAPANESE PRIVATE SECTOR INVOLVMENT IN AFRICA’S DEVELOPMENT ENDEAVOURS(ケニア大使館HPより)
まず初めに、東京大学法学部のGlobal Leadership Studies (GLS)連続公開セミナー第22回目となる本日の講演にお招き頂いたMillenium Promise Japan (MPJ)に感謝の意を示したく思います。アフリカ外交団を代表して、この様な場で発表させて頂けることを非常に光栄に思います。
また、21世紀の世界システムと日本の国際協力に関する慧眼な講義をしてくださったJICA理事長の田中教授にも、感謝いたします。参加者の多くの方が、私と同様に感銘を受けたはずです。田中教授の、学術分野から国際協力、開発といった実務分野への素晴らしい転身は、間違いなく多くの若者の心や同じ道を目指す人々にとって刺激となっています。

JICAのアフリカ成長促進における役割は、本当に欠かせないものです。アフリカ諸国にとって、JICAは開発のための主要なパートナーとなってきました。各国の持続的成長の為に適切な協力を支援するプロジェクトを通じ、この機関はアフリカのオーナーシップ推進の最前線で活躍してきたのです。
こうした努力は、アフリカ主導の開発イニシアティブや国際協力を唱導するTICADプロセスにより補われています。活気あるアフリカを育てる目的の基、今年TICAD VはYokohama Action Plan(YAP)を導入しました。これは、経済成長の促進、あらゆる面における人間の安全保障、気候変動を含める環境問題への取り組みという3つのアフリカ開発の重要事項に焦点を当てています。

経済成長の促進という面では、議会は民間部門の経済成長・貿易・投資をアフリカ成長の原動力と特定しました。日本政府は、資金面や教育を通じてアフリカの民間投資へ更なる援助を提供することを公約として進めています。それに応じて昨年の8月、経済産業大臣は政府高官及び企業幹部からなる投資・貿易団を連れ、アフリカ、特にケニアやタンザニアといった地域にTCAD Vのフォローアップの為に訪れました。
そこでは改善された政治統治、外国の投資を促進させる経済革新、機能機関の発達、人材開発、そして地域統合の強化といった領域で、経済成長を加速させるというアフリカ諸国の公約がしっかりと守られています。将来アフリカが魅力的な投資機会を持つ世界の成長極になろうとしているという事は、不思議な事ではありません。私たちは、日本の多くの企業がこの投資機会をつかみ、ゲームチェンジャーの一員となることを願っています。
諸地域における重要な改革により、ケニアは東アフリカの中で好適な投資先となりました。ケニアはさらに、2030年までに国際競争力を持ち、豊かで生活水準の高い国になるという青写真を2030年の目標として掲げています。これにより、特にインフラ及びエネルギー開発、農業の産業化、観光業、製造業といった優先的な分野でいくつものベンチマークが設置されています。この発展は、世界中の投資家に無数の投資機会を与えます。これはケニアが、合計市場人口が4億人以上にのぼるEACやCOMESAの一員になったことにより、更に補完されています。

私はまたMillennium Village Project (MVP)のもと行われた、アフリカにおける地域開発プロジェクト支援といったMillennium Promise Japan (MPJ)の素晴らしい業績を評価したいと思います。貧困撲滅の促進、生活水準、教育水準、男女平等の改善への仲介は、特定地域の低所得者コミュニティにおける持続的な経済成長を非常に促進しています。
2004年8月にケニアのサウリとデルツで始まったMillennium Villageイニシアティブは、その地域における食用及び近隣市場向けの作物生産量改善という観点で注目すべき実績を上げています。
MPJイニシアティブは、SHEPとしてよく知られる小規模園芸農民組織強化プロジェクトといったJICAのプロジェクトに似ています。このプロジェクトは、市場志向農業の取入れを目指し、農民組織に技術的支援をする為にケニアのリフトバレー地域で2006年に導入されました。このプロジェクトにより、各農場主の農作物による平均収入は2倍ほどになりました。国内における同様の開発を支援するため、5年間のフォローアッププログラムを通じてSHEPプロジェクトは今も強化されています。
このスピーチを終えるに当たり改めて強調したいことがあります。それは、アフリカは成長、近代化しており、アフリカは次の消費者市場であり、そしてアフリカの影響力が高まってきているということです。お互いの利益の為に、この大陸と友好関係を築くべき時はいまです。将来の日本の経済及び世界の前線における社会進出は、日本の民間セクターが競合に比べていかに早く準備できるかにかかっています。だからこそ日本の企業に、この状況下で適切な地位をとることを切に奨励したいと私たちは思っています。
それではみなさん、グラスをお持ちください。日本とアフリカ、他の発展途上世界間の輝かしい前途とより強い絆に、乾杯。

【左から、ミレニアム・プロミス・ジャパン会長北岡伸一氏。 国際協力機構(JICA)理事長田中明彦氏。 駐日ケニア共和国特命全権大使 ベンソン・オグトゥ氏。 ミレニアム・プロミス・ジャパン理事長の鈴木りえこ氏。

【左から、ミレニアム・プロミス・ジャパン会長北岡伸一氏。
国際協力機構(JICA)理事長田中明彦氏。
駐日ケニア共和国特命全権大使 ベンソン・オグトゥ氏。
ミレニアム・プロミス・ジャパン理事長の鈴木りえこ氏。

【翻訳ボランティア】伊藤 啓二
【URL】http://kenyarep-jp.com/news/13/131206_e.htmlの下部Click for H.E. the Ambassador’s speech…..内原稿より。

第21回MPJ研究会のご報告 「病院で手の消毒100%プロジェクト~ウガンダで院内感染予防を目指して~」

DSC_0593去る11月19日、サラヤ・イーストアフリカ代表・宮本 和昌氏を講師にお招きして、第21回MPJ研究会を行いました。
講演のテーマは「病院で手の消毒100%プロジェクト~ウガンダで院内感染予防を目指して~」というもので、保健・衛生にご興味をお持ちの約30名の方にご参加いただきました。
メディアにもしばしば登場されている宮本氏はお話がとてもお上手で、現地やご自身のことについて冗談や面白いエピソードを織り交ぜて語ってくださり、たびたび笑いが起こるような和やかな雰囲気の講演会でした。 宮本氏のお話では、ウガンダの病院では“サラヤする”(サラヤのアルコール消毒液を吹き付けるの意)がごく自然のことになっているそうです。一方では、この段階に達するまでの調査や教育なかなか困難だったそうです。
質疑応答ではプロジェクトに関する質問のほか、アフリカで起業された講師自身に対する質問が多く、本人も驚かれていたようでした。懇親会に移っても、現地の代表として会社をマネジメントする難しさやモチベーション、青年海外協力隊参加までの経緯やそこで感じたこと、ウガンダ進出へのアドバイスなどを求め、参加者の方々の関心は尽きません。
今後は社名にある「サラヤ・イーストアフリカ」の文字通り、ウガンダだけではなく東アフリカ地域全体を視野に活動を広げていかれるとのことでした。 改めて講師の宮本様、ご参加いただいた方々に御礼申し上げます。
第21回MPJ研究会報告書はこちら第21回研究会
講演内でご紹介がありました、病院で手の消毒100%ダンスの動画URL:http://www.youtube.com/watch?v=ZK9ekSNHWgA
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第20回MPJ研究会のご報告 「Discovering Burkina Faso and its International Cooperation for Development」

DSC_0573第20回MPJ研究会⑤去る9月5日、駐日ブルキナファソ大使フランソワ・ウビダ閣下ご夫妻をお招きしての第20回MPJ研究会を行いました。
今回はブルキナファソにご関心をお持ちの方々に多数お集まりいただき、和やかに会が始まりました。
まず始めに、ウビダ大使よりブルキナファソにおける開発の現状と課題についてお話しいただき、その後、MPJインターンのルミエール宗田芽理沙(当時)が、昨夏のブルキナファソにおける数学教師ボランティアの体験について話をいたしました。
ブルキナファソは、残念ながら日本ではまだあまり馴染みのない国ですが、昨今は、アフリカへの関心が少しずつ高まり、ブルキナファソで暮らす日本人がTV番組でも取り上げられるなど、認知度は上がりつつあるようです。終了後に頂いたアンケートからはブルキナファソへの理解が深まって良かった、ブルキナファソの日本と世界との関わりについて知れた、など高い評価をいただくことが出来ました。
例えば、台湾とアフリカ諸国とのパートナーシップについてに関しては、近年アフリカ諸国では中国との関係上台湾との国交を断つ国が多くあるなかで、ブルキナファソは国交を保ちながら、中国と台湾両国間の関係が向上するよう話し合いの場を設けようとしている点などに、感銘を受けました。
ご多忙のなか懇親会にもいらして下さった大使ご夫妻をはじめ、参加して頂いた皆様、大使館関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。
第20回MPJ研究会報告書(PDF)はこちらからご覧いただけます。第20回研究会報告書懇親会第20回MPJ研究会⑥