ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)

極度の貧困は根絶できるはずだ
私たちの孫の時代ではなく、
私たちの世代のうちに
極度の貧困は根絶できるはずだ  私たちの孫の時代ではなく、私たちの世代のうちに

第二回ミレニアム・プロミス・パートナー会議

P1000163.JPGP1000209.JPGP1000232.JPG 
【写真】右:ミレニアム・プロミス共同設立者&会長のジェフリー・サックス教授 中央:パートナー会議の様子 左:左から、ミレニアム・プロミスCEOのジョン・マッカーサー氏、クィンシー・ジョーンズ氏、ミレニアム・プロミス共同設立者&国連事務総長マラリア特使のレイモンド・シェンバー氏

去る9月22日、国連総会開催直前に、ニューヨークにおいてミレニアム・プロミス(MP)第二回パートナー会議が開催されました。ミレニアム・プロミス・ジャパンからは理事長・鈴木りえこ、事務局長・安田尚代、さらにボランティアの方が参加しました。
 ウガンダ大統領ヨウェリ・ムサベニ氏、マラウィ大統領ブング・ワ・ムタリカ氏のスピーチをはじめ、ユニセフのべラミー事務局長などが参加するパネルディスカッションも開かれ、会場は世界から集まったパートナーで熱気に溢れていました。クィンシー・ジョーンズ氏、トミー・ヒルフィガー夫人なども参加して、会議の内容を終始、熱心に聞き入っていました。
 同日夜には、五番街で開催されたトミー・フィルフィガー氏の新店舗でレセプションが開催され、歩く場所もないほどの混雑となりました。
 会議の概要については、MPからのニュースレターを翻訳しましたので、「続き」をご一読ください。


                                        

ミレニアム・プロミス・パートナー会議
オバマ大統領とミレニアム開発目標

今週はミレニアム開発目標(以下、MDGs)、そして何よりも世界中の極貧状態で生活している社会や人々にとっての願いがかなうかもしれないという目覚ましい1週間となりました。水曜日(9月24日)に、バラク・オバマ大統領は国連総会で初めて演説をし、2010年9月に予定されているMDGsサミット―MDGsの中でも主要な目標に焦点をあてた国際サミット―につながるオバマ政権のビジョンを示しました。同大統領は、国際社会が抱く困難について立ち向かうと、雄弁に語りました。
『あまりにも多くの人が、あまりにも多くの場所で、我々と同じ人間性を保つために挑まなけれなならない。彼らは日々の苦境にあえいでいる―空腹状態に対する絶望、水の枯渇による喉の渇きの苦しみ、治療が可能な病気で死にかけている子供たちへの不公平さ、出産時に命を落とす不条理さなどである』
このような状況を背景に、米オバマ大統領は国をあげて「ミレニアム開発目標を支援し、この目標を実現させる世界規模の計画を携えて来年の首脳会談に臨む」と表明しました。さらに2015年のMDGs達成期限後を見据え、同大統領は「我々の時代で貧困を撲滅させることに狙いを定める」と明言しました。
ミレニアム・プロミスは、MDGsの達成や極貧の撲滅を支援するという明確な使命を持って設立されたアメリカを本拠地とする初の国際組織です。私たちは、米オバマ大統領が、その説得力ある現実的な政治課題に取り組むと再び断言したことに対して、とても勇気づけられています。
実際、今週はじめ(9月22日)、第2回ミレニアム・プロミス・パートナー会議に出席するため、世界各国から実に250人以上の人々がニューヨークに集結しました。最新の進捗状況を報告し合い、またミレニアム・ビレッジ・プロジェクトの働きを促進させるための、2015年までにミレニアム開発目標を達成するための行動計画を入念に作成しました。
ミレニアム・プロミス会議は、革新案や考案、そして何よりも重要である活動状況を報告し合うために、政府、ビジネス界、科学界、慈善団体、非政府組織、そして国連からリーダーを招聘しました。最も印象に残った意見のうちのいくつかは、マラウイ共和国のビング・ワ・ムタリカ大統領からのものでした。同大統領は過去4年間にわたり自国の食糧生産経済の転換を導いてきました。彼はミレニアム・ビレッジの成功を強調し、あらゆる国がミレニアム・ビレッジを各国の発展協議事項に含むよう促しました。概要を述べると、同大統領は以下のように断言しました。
『ミレニアム・プロミスのパートナーシップは、世界的な金融危機や食糧不足、貧困、発展途上といった問題に立ち向かうために、国際的結束を成し遂げるための足場へと導くことができる。世界はひとつであり、皆で問題を共有すると、困難さが軽減されるということを我々全員が信じなくてはならない。』
ミレニアム・ビレッジ・プロジェクト全体からの感動のサクセスストーリーに加え、9月22日に我々は多数の新しいパートナーシップを開始したことを、非常に誇りに思います。
 第1に、UNAIDS(国連エイズ合同計画)と連携し、HIVの母子感染がない地域としてミレニアム・ビレッジを確立することに焦点を当てます。
 第2に、トミー・ヒルフィガー企業財団との連携です。同財団は、ウガンダ共和国ルヒイラ(Ruhiira)にあるミレニアム・ビレッジを支援しています。
 第3に、レノボ(Lenovo)との連携です。同社は、ミレニアム・ビレッジ・プロジェクト全体に渡るコンピュータ・ネットワーク技術に貢献しています。
 第4に、サピエントニトロ(SapientNitro)との連携です。サピエントニトロは、同社の世界有数の創造的なマーケティング専門知技術を通してミレニアム・プロミスを支援しています。
 これらの提携については我々のウェブサイトwww.millenniumpromise.orgで更に詳しく記載されています。同サイトにおいて、我々は今後より多くの最新情報を追加していくつもりです。更に多くのことが掲載されますので、是非同ウェブサイトをご覧になったり、注目し続けてください。
 世界は今、ミレニアム開発目標の期限である2015年まで残すところ6年の秒読みに入ります。開発を最も必要とする地域での機運の高まりを確かなものにするため、地域社会、企業、政府、そしてその他の主要分野に及ぶパートナーシップが、近年の成果に基づく指導者グループを団結させています。我々ミレニアム・プロミスは、時が過ぎるのをただ待つのではなく、より多くのことを実現するために活気づいています。沸き立つ楽観論の精神に導かれ、道を切り開き、行動することを主とした地球規模のネットワークを築くパートナーと協働することを、我々は誇りに思います。同時に、世界の極貧地域社会が目標を達成する見込みがまだあること、また、それらの社会との提携においていかなる努力も惜しまないことを確約します。
このパートナシップの進展に貢献していただき感謝します。来る日々に渡り共に成功を築くことを我々は期待しています。

ミレニアム・プロミスCEO
ジョン・マッカーサー

【MPJ翻訳ボランティア】
ECC国際外語専門学校 国際ビジネス学科 
通訳コース(1年)&翻訳コース(1年)
訳:丹下彩香、鮒田真帆、森瑞代、横田侑紀子、山本久華、山本聖岳
以上の方々の翻訳に基づき、事務局が多少意訳いたしました。ボランティアの皆さま、ありがとうございました!

玉川学園で講演しました!

DSC03961.JPG玉川学園高等部3年生の渡邊修平君が「開発途上国の現状をもっと中高生に知らせ、理解してもらおう」という趣旨のもとで主宰している勉強会に、ミレニアム・プロミス・ジャパン理事長の鈴木りえこが講師として招かれました。渡邊君はミレニアム・プロミス・ジャパン「ユースの会」主催の研究会に参加し、国連ミレニアム開発目標やミレニアム・ビレッジ・プロジェクトに関心を抱いたそうです。
【写真左】渡邊君が作ったポスターとMPJインターンのナオミ・ウィリアムさん
DSC03960.JPG 玉川学園では、この夏、高等部国際教育担当の硤合宗隆先生に率いられ、20人の中・高生が南アフリカとボツワナへ研修旅行に出かけました。来年も引き続き、同様の研修旅行を企画しているそうです。
 アフリカというと、概して「遠い」「危険」という印象を持つ日本人が多いなか、中高生のアフリカ視察を実現する教師の方々、同意するご両親たち、実際にアフリカに出かけた生徒さん達の心意気には感銘を受けました。
 アフリカ視察に参加した玉川学園の生徒さん達のなかから、世界をリードする若者が現れることと大いに期待しています。  

【写真右上】勉強会に参加した皆さん

東大駒場祭での講演会(「ユースの会」主催)

ミレニアム・プロミス・ジャパン「ユースの会」では、東大・駒場祭にて、「リアル アフリカ」と題した連続講演会を開催します。皆様のご参加をお待ちしています。
アドゴニービラ.jpgAmb Grobler 2008.JPG
日時&テーマ:2009年11月22日(日)
   10:00-12:00 アドゴニー・ロロ氏
    「和フリカンと皆で知ろうアフリカ」
 コメンテーター 外務省アフリカ一課渡邉謙太氏
   14:00-16:00 駐日南アフリカ大使カート・グロブラー氏
    「South Africa’s Role in Africa」
場所:東京大学駒場キャンパス 11号館1101号室
言語:英語
定員:150名
申し込み:「名前・所属・Eメールアドレス・希望講演(午前or午後、両方可)」を明記の上、mpj.youth.2009@gmail.com まで。
申し込み〆切:11/18(水)
※当日受付も可能ですが、予約者を優先させていただきます。
駒場祭講演会ビラ
アドゴニー氏とグロブラー大使の講演に関しては「続き」をお読みください。

アドゴニー・ロロ氏講演 
○得意の料理でアフリカと和を融合する和フリカンを全国ツアー展開
○「さんまのスーパーからくりTV」(TBS)に出演
○愛・地球博アフリカ共同館親善大使・国際連合館特別大使、上海万博アドバイザー、TICADオフィシャルサポーター、
○JICAによるインタビューへのリンク

http://www.jica.go.jp/story/interview/interview_

●南アフリカ共和国駐日大使 講演
「South Africa’s Role in Africa」 使用言語:英語
(14:00~16:00)
ガート・グロブラー駐日南アフリカ大使をお招きし、「アフリカにおける南アフリカの役割」についてお話を伺います。
○2010年にワールドカップ開催を控えた南アフリカ
○アフリカの貧困削減における南アフリカの役割
○アフリカにおける経済危機への対応
○グローバル・リーダーを目指す日本の若者へのメッセージ

サックス教授ご夫妻の来日!

P1000243.JPG P1000258.JPG10月28日~11月1日まで、ニューヨークにあるミレニアム・プロミスの共同創設者、ジェフリー・サックス教授(コロンビア大学地球研究所長&国連事務総長特別顧問)ご夫妻が来日なさいました。
 東京大学グローバル・リーダーシップ・スタディーズ講座(読売新聞寄付講座)のお招きにより、来日中は、東大での講義、日経GSRシンポジウム、日本女性会議2009さかい、アークヒルズクラブ&ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)共催チャリティランチ、コロンビア大学同窓会&MPJ共催の会合、MPJユースやインターン生との会合など、精力的に東京と関西を駆け回られました。
 東大セミナーでは、前・日銀総裁の福井俊彦氏が学生に交じってサックス教授に質問され、教授も喜んで応じられました。チャリティランチでは、主催者の森稔氏、世話人の竹中平蔵先生、グレンフクシマ・咲江ご夫妻、明石康氏らをはじめ、俵万智氏(MPJ理事)や勝間和代氏など、多彩なゲストたちとの知的な会話を楽しまれたご様子。サックス教授のわかりやすく示唆に富んだ解説、またジョージ・ソロス氏とのランチでの熱意ある会話が50億円を引き出した、という話題にゲストの皆様も感銘を受けられたようでした。
 日本ご滞在中は、サックス教授ご夫妻に同行して、教授のお話に耳を傾ける好機に恵まれました。同じタイトルでも聴衆に応じて、的確に内容を変えられ、毎回人々の心に響く話し方をなさいます。
 来年は、国連ミレニアム開発目標達成期限の2015年まで、残すところ5年となります。達成に向けて、MPJをはじめ、日本政府、日本のみなさんの役割に対して、大いに期待されています。
 私たちも決意を新たに、さらなる努力を重ねていくことを約束しました。
 講演報告などは追ってホームページに掲載します。

【写真右上】東大GLSセミナー
鈴木りえこ

DSC03974.JPGDSC03979.JPGDSC03987.JPGDSC03990.JPGDSC04001.JPGRIMG2147[1].JPGDSC04007.JPGDSC04014.JPGDSC04058.JPG4062363081_4702bfcac2_t[1].jpgDSC04069.JPG DSC04105.JPG
【写真】上段:左から、NHK記者長尾香里氏と(『外交フォーラム』インタビュー)、JICA理事長・緒方貞子氏と、日経GSRメンバーの皆様とサックス教授ご夫妻
2段目:左から、日経GSRセミナーにて竹中平蔵先生と、「日本女性会議2009さかい」開幕宣言(山口典子堺市議)、「日本女性会議2009」で基調講演者・パネリストとして参加するサックス教授とコーディネータの鈴木りえこ理事長
3段目:左から、朝日放送にて小関道幸氏(元「サンデープロジェクト」プロデューサー)らと、アークヒルズクラブ&MPJ共催チャリティランチにて北岡伸一MPJ会長と、同チャリティランチにて森稔クラブ理事長(森ビル社長)のご挨拶
下段:左から、勝間和代氏と(『毎日新聞』『エコノミスト』誌取材)、コロンビア大学同窓会&MPJ開催「サックス教授を囲む会」にて、「MPJユースの会」メンバーと

1 / 11