ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)

極度の貧困は根絶できるはずだ
私たちの孫の時代ではなく、
私たちの世代のうちに
極度の貧困は根絶できるはずだ  私たちの孫の時代ではなく、私たちの世代のうちに

Blog-Archives

(マラウイ農民グループ支援事業)支援対象グループのメンバーをご紹介!

 

一緒に暮らしている孫(両端)とキャサリンさん

一緒に暮らしている孫(両端)とキャサリンさん

 

今回は、マラウイでの支援対象グループのメンバーについて少し紹介したいと思います。

 

第一回目のグループメンバー紹介となる今回は、支援対象グループの一つ、Wokha Producers and Marketing Cooperative SocietyのメンバーであるCatherin Kazembe(キャサリン・カゼンベ)さんをご紹介します。

キャサリンさん

キャサリンさん

 

現在49歳のキャサリンさんは夫を10年前にHIVで亡くし、それまで仕事をせず経済的に夫に頼りきっていた彼女はとても苦労をしました。キャサリンさんにはすでに結婚し自立した3人の娘たちがいました。しかし、以前から病気を患い未亡人でもあった娘の一人が亡くなり、キャサリンさんはその子ども2人を引き取ることになりました。その子どもたちが寂しくないようにと、さらに2人の娘の子どもの中から1人ずつを引き取り、今では4人の孫と共に暮らしています。

自宅の様子

自宅の様子

 

 

 

彼女が住んでいるモンキーベイという地域は特に未亡人が多く、現在も50人以上の未亡人がいるそうです。モンキーベイにはマラウイ湖があり、マラウイの中でも娼婦が多く集まる場所です。(レイク沿いには漁師やレイクビジネスを行なっている男性、また旅行者などが多く、その男性たちをターゲットとして娼婦が多くいると言われています。)そのため男性のHIV感染者が多く、その事実を認めずに薬を拒否した男性は亡くなり、同様にその夫からHIVに感染しても薬を飲み続けた女性が生き残っているそうです。   image6 image5image4

 

 

 

 

 

 

 

2006年にモンキーベイ地区に住む35人の未亡人が集まり、知識や技術を共有し、自分たちの抱える問題を一緒に解決できるようにとこのグループを立ち上げました。現在は主にナツメジャムやナツメワインの製造販売を行なっていますが、グループ創設当初はメンバーの子どもがプライマリースクール(小学1年~中学2年)を卒業しセカンダリースクール(中学3年~高校3年)に合格すると、セカンダリースクールへ通うための資金をみんなで少しずつ出し合うこともあったそうです。

グループのメンバーとMPJスタッフの青木(左下)、天野(右)

グループのメンバーとMPJスタッフの青木(左下)、天野(右)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グループを立ち上げてから、ジャムやワインの作り方、また多くのビジネススキルを学ぶことができました。今ではグループから得た知識を活用し、マラウイ湖で採った魚を売るビジネスや家の賃貸のビジネスもしながら生計を立てており、以前よりも生活は安定することができました。自分の時間を楽しむ余裕もでき、教会の聖歌隊で大好きな歌を歌っている時間がとても好きだと話してくれました。

 

MPJのトレーニングも毎回熱心にノートを取ったりと、いつも積極的に参加してくれているキャサリンさん。今後も様々な知識を身につけて、自立し、賃貸用の大きな家を建てて毎月定期的な収入を得られるようになりたいそうです。キャサリンさんの夢がかなうように、現地の青木、天野をはじめMPJスタッフ一同、心から応援しています。

グループワークの様子(中央がキャサリンさん)

グループワークの様子(中央がキャサリンさん)

キャサリンさんが発表している様子

キャサリンさんが発表している様子

(南スーダン難民支援事業)現地での活動を開始しました!

地平線まで続く難民居住区

地平線まで続く難民居住区

 

2017年8月、MPJは昨年以来事前調査などの準備を進めておりましたウガンダ北部にて、正式に南スーダン難民支援事業を開始いたしました。

今回の事業は、ジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成によるピースウィンズ・ジャパン(PWJ)との協働事業です。まずは1月末までの約半年間、水・衛生の分野で緊急に必要とされている支援を実施して参ります。

MPJ駐在員2名(宮本かりん・横山羌泰)は8月下旬にウガンダへ渡航し、首都カンパラでの諸手続きの後、事業地であるユンベ県に向かいました。 駐在員からのレポートをお届けします。

 

☆  現場に赴任 !!

9月3日にカンパラを出発、約10時間半かけて南スーダンに北接するウガンダ北西部のユンベ県の中心地ユンベ・タウンに到着しました。宿泊している小さなホテルはインターネットがつながりにくく、また夜に数時間停電があったり、湯が出なかったりという不便なことが日常茶飯事の状況。町には銀行も郵便局も無いので、必要ならば車で一時間半ほどの大きな町(アルア)まで出かけることになります。人口の大半はイスラム教徒ということで、モスクも街中に見受けられ, 住民は人懐こくて穏やかな様子です。

ユンベ・タウンの街中

ユンベ・タウンの街中

 

ウガンダは世界でも有数の難民受け入れ国で、政府は各国からの支援により地元民も生活向上が計れると自負していますが、現実には地元の人々の雇用等にはなかなか結びつかず、つい先日には支援団体が作業している事務所に「We want job」などの脅迫文が張られていたとのことでした。

 

今回、ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)は、先立って活動しているPWJと連携して、県内のビディビディ難民居住区および隣接するアルア県の難民居住区で、主にPSN(Persons with Special Needs:特に支援を必要とする人たち)世帯を中心に給水事業やトイレ設置を含む衛生普及活動、居住環境確保(半恒久的な住居の建設等)の支援に取り組む予定です。

居住区では、その規模の大きさ(約28万人の難民が居住)に驚かされる一方で、質素な生活ながらも明るく陽気にふるまう難民の人々に大いに励まされる思いがしました。

難民の子供たちと住居

難民の子供たちと住居

給水を待つポリ容器の列

給水を待つポリ容器の列

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他団体の支援活動状況を把握するために、WASH分野(Water,Sanitation and Hygiene:水と衛生に関する分野)やインフラ関連事業、Security等の関係者間のミーティングに出席して種々の情報を得ることができました。

9/5(火)には、これまでの日本の支援活動内容をアピールすること等を目的として、居住区内の太陽光発電による給配水施設や小学校運営施設でプレスツアーが大々的に行われました。 このイベントには、在ウガンダ日本大使の亀田和明閣下ほか、ウガンダの要人も多く招かれ、盛大な催しとなりました。

プレスツアーにて、くみ上げた水で乾杯(中央は亀田日本大使)

プレスツアーにて、くみ上げた水で乾杯(中央は亀田日本大使)

居住区内の小学校校舎の壁

居住区内の小学校校舎の壁

小学校のトイレ

小学校のトイレ

 

 

また9/20(水)には居住区内のチャイルド・フレンドリー・スペース(主に小学校就学前の子どものための施設)および小学校を訪ねて、日本の絵本(美智子皇后陛下英訳の『けしゴム』『にじ』10冊)や衣服(上下計29着)を贈呈することができました。

子どもたちに持参してきた衣服を贈呈

子どもたちに持参してきた衣服を贈呈

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウガンダは都市部を少し離れると地平線がはるか彼方まで見渡せ、思っていた以上に広く感じる自然豊かな国 という印象です。 まだまだ慣れないことも多いのですが、できるだけ早く、可能な支援活動から順次実行に移していきたいと願っています。

 

2017年9月 MPJウガンダ駐在員:横山  羌泰、宮本かりん

グローバルフェスタに出展しました!

【圧縮版】水泳古賀選手と(NB Press Online三平准太郎氏撮影)

 

9月30日(土)、10月1日(日)の2日間、東京・お台場で行われた国内最大級の国際協力イベント「グローバルフェスタJAPAN 2017」に出展いたしました。

 

当日は2日間とも秋らしい気持ちのよいお天気で、約12万人もの人々が訪れたそうです。

 

MPJブースでは、ウガンダでの南スーダン難民支援事業やマラウイでの農民自立支援事業などを紹介するほか、アフリカにまつわるクイズを実施して、多くの方にMPJの活動に関心を持っていただけるような展示内容にしました。

 

ブースには2017年世界水泳銀メダリストの古賀淳也選手にもお越しいただきました。 古賀選手は途上国の教育に関心をお持ちだそうです。 (冒頭の写真は古賀選手とMPJメンバーでの記念撮影! 写真提供:NB Press Online)

 

 

 

クイズでは理事長・鈴木りえこがウガンダから持ち帰った「栓抜き」が何に使われるのか?を当てる問題がなかなか難しかったようで、多くの方が手に取って頭をひねらせていました。答えが栓抜きとわかると、みなさん「なるほど~!」といった関心の表情。

 

まだまだ知らないことがたくさんあるアフリカですね。単に「遠いところ」で終わらせず、少しでも興味を持っていただけたらうれしいです。

 

 

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またマラウイでMPJが支援する農民グループが生産したバオバブオイルも大々的にPRしました。

ビタミンEをオリーブオイルの10倍以上含むという貴重なオイルで、皆さんにはテスターでオイルの塗り心地をお試しいただき、アンケートにご協力いただきました。アンケート結果は今後の品質改善や販路拡大に生かし、農民の人々の収入向上につなげる予定です。 IMG_1183      IMG_1181                  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メインステージでは「持続可能な開発目標」(SDGs)の広告塔になったピコ太郎さんも本邦初公開のPPAP・SDGs版を実演され、スタッフ自身も楽しませていただきました。

外務省主催のNGO海外スタディ・プログラムにて、研修生を派遣!

TPOユンベ事務所の前で磯部(左から2番目)とTPOスタッフ

TPOユンベ事務所の前で磯部(左から2番目)とTPOスタッフ

 

8月28日(月)より、MPJ東京事務所のスタッフである礒部(*1)は、外務省が主催する「NGO海外スタディ・プログラム」の研修生として約3ヶ月間、ウガンダの現地NGOである「TPO Uganda」へインターンとして派遣されました。

本プログラムは、日本の国際協力NGOの人材育成を通した組織強化を目的として確立され、研修生は主体的に研修計画を策定し、各々の能力強化を図ることができるプログラムとなっています。

 

MPJ本部スタッフである礒部はこのプログラムを活用し、「災害・紛争等の人道緊急時における心のケアと精神保健・心理社会的支援の運営方法を学ぶ」というテーマで、ウガンダにて心のケアや精神保健の支援活動を20年以上実施しているTPO Uganda (TPO: Transcultural Psychosocial Organization)という現地NGO団体にて研修を開始いたしました。

 

9月からの2ヶ月間はウガンダ北部に位置するTPO ユンベ事務所へと派遣され、南スーダン難民居住区の「ビディビディ難民居住区」というエリアにてフィールドワークを行い、TPOが実施する難民の心のケア事業に従事する予定です。その後、ウガンダ西部に位置するキリャンドンゴ難民居住区へと移動し、約一ヶ月間、キリャンドンゴにおけるTPOの活動を視察・従事することとなっています。

 

災害や紛争等の人道緊急時において、「心のケア」という分野は繊細に扱わなければならなく、また支援する側も感情移入しすぎることにより、自らも精神的病に犯されるケースもあり、支援活動としては難しい課題となっています。今回の研修では、心理社会的支援を長期にわたり支援してきたNGOにて、その運営方法を学ぶことで、日本の「心のケア」事業の更なる強化に繋がるよう、努めていきたいと思います。

 

 

 

(*1礒部美穂 略歴) 学生時代、南アフリカでのHIV/AIDS アウトリーチプロジェクトについてのフィールドワークや、ガーナにおいてマイクロファイナンス企業にてインターンを経験。 2017年2月よりMPJ常勤スタッフとして勤務。

(マラウイ農民グループ支援事業)逢沢一郎議員視察の様子をご報告!

8月18日、日本・AUアフリカ連合議員連盟会長としてマラウイを訪れていた逢沢一郎衆議院議員が、在マラウイ柳沢香枝日本大使とともにMPJの支援対象グループの一つであるMadisi Agro-processing Groupを視察されました。

 

当日はMadisiグループとMPJのプロジェクト (バオバブ製品の製造販売を通した農民グループの自立支援プロジェクト)紹介、工場内やひまわり油の製造工程の見学をなさいました。

 

グループのメンバーたちは逢沢議員と柳沢大使の訪問をとても喜び、終始大いに盛り上がりました。この翌週、私たちがグループ訪問した際もまだ興奮冷めやらず、また改めてメンバーたちから感謝の言葉をいただきました。メンバーたちに非常に良い刺激となったようです。

 

 

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Madisiグループの代表者が、逢沢議員と柳沢大使へグループについての説明をしている様子。事前にきちんと資料を作成するなど、メンバーたちのやる気が伝わってきました。代表者のオースティンさんやメンバーたちは、はじめは少し緊張した様子でしたが、すぐに和やかな雰囲気で視察は始まりました。

 

 

 

 

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Madisiグループの製造商品であるひまわり油の紹介、工場内見学の様子。時折冗談も交えながら、リラックスした様子で見学されました。

 

 

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ひまわり油の製造工程を見学。ひまわりの種を搾油機に入れ、油が抽出される様子を見学されました。逢沢議員もご自身で写真を撮影され、興味深そうに見入られていました。

 

 

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MPJが実施しているビジネストレーニングについての説明をしている様子。壁には前回行なった原価計算のトレーニングが貼ってあります。

 

 

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最後に逢沢議員から激励の言葉をいただき、メンバーたちも感謝の言葉を伝えていました。

 

 

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視察後にはMadisiグループのメンバーと一緒に記念撮影を行ないました。

 

 

 

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解散後、集まってきていた子どもたちの写真を撮影する逢沢議員。とても気さくで素敵な方でした!

(マラウイ農民グループ支援事業)現地駐在員の暮らしぶりについてご紹介!

今回はマラウイに駐在しているMPJスタッフ(青木・天野)の普段の生活の様子についてご紹介したいと思います。

 

前回のブログ(2017年4月6日付)でもご紹介したように、二人とも元青年海外協力隊のマラウイ隊員¹という事で、マラウイの生活にはすぐに馴染むことができました。現地語であるチェワ語も駆使して、マラウイ人とコミュニケーションを取りながら日々暮らしています。

 

首都リロングウェにはスーパー、新鮮な野菜を売っている地元マーケット、レストランなどもあり、食事面ではあまり困りません。移動手段は日本の中古車を使用したミニバス、タクシー、トゥクトゥク²、自転車タクシーなど様々揃っていて、年々交通量も増えており渋滞するほどです。市内のほとんどの場所には電気と水道が通っていますが、停電や断水は頻繁にあります。オフィス街では現地の人々はきちんとした洋服をまとい、スマホや車を持っていたりと、“アフリカ”のイメージとは大きくかけ離れています。

 

一方で電気も水道もない村での生活は、まさに日の出と共に起き、日の入りと共に寝る、といったシンプルな生活です。村の人々は朝起きたらまずホウキで掃除をし、手洗いで洗濯をし、近所の人たちとおしゃべりをし、食事の時間になれば火を起こしてシマ(マラウイの主食で、トウモロコシの粉をお湯で練ったもの)を作り、家族揃ってシマを食べ、暗くなったら寝る。毎日「生きる」ために時間を割き、「生きている」という実感が湧きます。国として発展はしていないですが、人とのつながりであったり、今の日本には失われてしまった大切なものがマラウイにはたくさんあるように思います。

 

現在駐在員は首都に住んでいることもあり、村の生活と比べると生活レベルはぐっと上がりますが、それでも街を歩けば誰かが声をかけてくれたり、人と人との距離はとても近く、日々の生活もゆったりとした時間が流れています。

 

 

~1日の様子~

<出勤>
普段は私物の自転車にて出勤。荷物の多い日などはカバザ(自転車タクシー)にお願いしています。

駐在スタッフの天野が自転車タクシーで出勤する様子

駐在スタッフの天野が自転車タクシーで出勤する様子

 

 

<ミーティング>

フィールドワークのない日は事務所で次のワークショップについての打ち合わせや資料作成を行なっています。

ミーティングの様子:左から天野、マティアス、青木

ミーティングの様子:左から天野、マティアス、青木

 

 

<昼食>

昼食は毎日スタッフ全員でシマを食べています。少量を手で丸めながら捏ね、おかずと共に食べます。本日のおかずはウシパ(小魚)とンピル(菜っ葉)。

 

本日の昼食です!

本日の昼食です!

左から青木、天野、マティアス、カムング

左から青木、天野、マティアス、カムング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<休憩中>

男性スタッフは昼食後、マラウイのボードゲーム“バオ”を楽しんでいます。皆とても真剣にプレーしています。バオとは二人対戦で、相手の陣地にある玉を全て取ったら勝ちとなる、日本でいう将棋のようなゲームです。

 

バオをしている様子(左からカムング、青木)

バオをしている様子(左からカムング、青木)

 

 

<帰宅>

現地スタッフは日本語にもとても興味を持っており、様々な日本語をマスターしています。最近覚えた言葉は、「じゃ、また明日!」。

 

現地スタッフのカムング(左)とマティアス(右)

現地スタッフのカムング(左)とマティアス(右)

 

(注1)青木:2012~2014年、村落開発普及員として活動

天野:2014~2016年、青少年活動隊員として活動

(注2)主に東南アジアから南アジアで普及している三輪タクシーの名称

 

 

 

ウガンダ女児就学支援事業・女児8名からお手紙が届きました!

ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)では2008年よりウガンダにて、優秀な学力を有していながら経済的な理由により中等学校(中学・高校)への進学が困難な貧困層の女児21名に対し、奨学金を支援提供し就学支援を実施してきました。

支援した女児が次々と学校を卒業し、政府からの奨学金で有名大学へ進学したり、看護師となって活躍したりと嬉しいニュースが届く今日ですが、今年度支援している女児8名より、先月お手紙が届きました!

ウガンダの学校教育では4月末に1学期が修了し、今回はそのご報告とともに感謝の気持ちも綴られています。ここでは、キスィズィ助産師・看護学校2年のナマラ・バーバラさんと、イバンダ助産師・看護学校3年のアタンバ・クレアさんからのお手紙をご紹介させていただきます。

 

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ナマラ・バーバラ(Namara Barbra)ナマラバーバラさん
キシィズィ助産師・看護学校(2年)

 

 

 

 

「奨学金の御礼」

親愛なる支援者の皆様

 

私は皆様より奨学金のご支援をいただけていることに謹んで感謝申し上げます。

Kibubura女子中等学校の1年生の頃から、現在のKisiizi看護学校・助産師コースに在籍している今まで、継続してご支援いただきありがとうございます。今の看護学校は環境が良く、学校での経験は私の将来の糧となっています。

私は皆様のあたたかいご支援がなければ、今の自分はありえませんでした。ですから、皆様は私の心からの感謝の気持ちをどうか受け取ってください。私の両親は貧しく、私の授業料を支払えませんでした。また、私たちの文化では女児教育は重要視されていませんでした-女の子は嫁ぐ際、花婿側の家族から婚資(bride price)が支払われ、家族にとって女の子は「富の源」とされています。もちろん、この結婚は女児がまだ若い頃になされ、女児の教育はあまり必要とみなされてきませんでした。

このように女児教育が支援されていない中で、ご支援いただき、エンパワーメントを頂けたことに本当に感謝しています。

どうか引き続き、ご支援いただけますよう、お願い申し上げます。私は自身の教育課程が修了した後、私も支援を必要としている女児に対して本や鉛筆などの学校の必需品を提供するなど、支援していくことを約束します。

どうか皆様に神様からのご加護がありますように。

いつか日本に行き、皆様にお会いできることを願っています。

 

心を込めて

 

注1婚資…花婿の親族が、花嫁の親族に対して贈る金品や財産。

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アタンバ・クレア(Atamba Claire)アタンバクレアさん

イバンダ 助産師・看護学校(3年)

 

 

 

 

「私の今の生活について」

 ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトよりご支援を頂いているアタンバ・クレアです。

私は小学校卒業後、自分が将来、なにか重要な人間になれるというような期待は全く持てませんでした。しかしミレニアム・ビレッジ・プロジェクトから支援を頂き、中学校に通えるようになったことは、私の夢が叶った瞬間でした。

2011年にまだ幼い少女だった私は、中学1年生として自分の将来に向かってメアリー・ヒル女学校に通い始めました。メアリー・ヒルは素晴らしい、興味深い学校で、私はそこでかけがえのない経験ができたと誇りを持って言えます。たとえば、メアリー・ヒルにはよい規律があり、実習のほかカリキュラムと並行して様々な活動がありました。

学校での勉強だけではまるで足りないかのように私は勉強に励み、2年、3年、4年生へと進級することができました。4年生の時には、中学卒業後の自分にとってなにが大切か、決断するのは簡単ではありませんでしたが、ミレニアム・ビレッジの教育担当であるフラハさん、ペニーナさん、ローレンスさんのサポートとアドバイスをいただき、現在、在籍しているイバンダ助産師・看護学校に進学するという重要な決断を下すことができました。

今では、人によって異なる健康問題をどう解決するかを学び、また助産師資格の取得を専攻していることから、出産の補助やその時に必要なケアを施せることを誇りに思っています。

現在、学校では広報部に所属していて、学校全体に向けてニュースを書いたり、読んだりしています。

11月に私は助産師専攻コースを修了する予定です。

これまで私に支援と勇気、道しるべをくださった全ての暖かい手や心に神様のご加護がありますように。

私の感謝の気持ちは何よりも先に、ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトのスポンサーである鈴木理事長をはじめとする支援者の皆様に向けられています。皆様はいつも、愛情に溢れた励ましの心を示してくださいます。そのおかげで私は学費が払うことができなくなったり、必要な教材を買えなくなったりすることがありません。

また、教育担当のフラハさん、ペニーナさん、ローレンスさへの感謝も忘れることができません。彼らは、私がいつも集中して一生懸命勉強ができるよう、助言をするなど多くのことをしてくださっています。

また、両親も、学校で何か必要なことがあったときや、通学をいつもサポートしてくれており、大いに感謝しています。

皆さんにしていただいたことが大きすぎて、私は何もお返しができませんが、いつでも皆様に神様のご加護がありますようにと、祈っています。

 

 

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毎回、女児たちからの嬉しい報告や頑張っている様子を見ると、触発されるばかりです。

また、今回ご紹介できなかった他の女児生徒からのお手紙は、こちらよりご覧いただけます。ぜひご一読下さい!

 

(2017年7月)女児8名からのお手紙(日本語訳)

 

(マラウイ農民グループ支援事業)ビジネストレーニングの様子をご報告!

MPJマラウイ事務所では先月より本格的に農民グループへのビジネストレーニングを始動しております。

赴任当初より垣間見ていた農民グループの経営状態は、各グループそれぞれに製造している商品の単価の計算や売上の記録などは残しているものの、会計帳簿の間違えや記入漏れがあることで帳簿がきちんと機能しておらず、また一部のメンバーのみが理解しているというのが現状でした。

 

そこで私たちは農民グループのメンバー1人ひとりが経営知識を習得できるよう、全メンバーを対象にビジネスノウハウ(ビジネスプランの作成、会計帳簿の記帳方法など)のトレーニングから始めることにしました。トレーニングは対象グループである全6グループに対し、2~3週間に一度、約3時間のトレーニングを行なっています。

 

農民グループのメンバーの中には英語が得意ではない人もいるため、トレーニングは現地語であるチェワ語で行ない、資料なども全てチェワ語で作成しています。トレーニングでは講義だけでなくグループワークも出来るだけ盛り込み、メンバー一人一人に積極的に参加してもらえるよう工夫しています。

少人数グループに分かれて実際に会計帳簿の作成をしてもらうグループワークも盛り込みました。

 

 

ビジネストレーニングの流れは、

①    ビジネスプランについての説明

②    少人数グループに分かれてのグループワーク

③    各グループの発表、意見交換

という手順で実施しています。

 

 

下記の写真は、6月度に開催したMadisiグループ(ドーワ県)、Zokomaグループ(マンゴチ県)、Wokhaグループ(マンゴチ県)でのトレーニングの様子です。

 

【6月1日、ドーワ県Madisiグループにて】

外でのグループワークの様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【6月7日、マンゴチ県Zokomaグループにて】

現地スタッフのMathiasがビジネスプランについて説明

現地スタッフのMathiasがビジネスプランについて説明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グループワークの様子

グループワークの様子

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【6月16日、マンゴチ県Wokhaグループにて】

 

説明を聞き、メモを取っている様子

説明を聞き、メモを取っている様子

グループワークの最後に成果を発表している様子

グループワークの最後に成果を発表している様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

右からChisanboさん、Mkandawireさん、Kazembeさん、Usenさん、Zuluさん

右からChisanboさん、Mkandawireさん、Kazembeさん、Usenさん、Zuluさん

 

 

ビジネスノウハウについて初めて学ぶメンバーもいますが、真剣に説明を聞きノートを取ったりするなど、とても興味深そうに参加をしていました。嬉しいことに、このトレーニングがメンバー間の口コミで広がり、参加者も徐々に増えてきています。

 

今後も引き続きビジネストレーニング(原価計算など)を行ない、その後は商品パッキングのトレーニングを行なっていく予定です。

 

 

 

第32回研究会報告書の掲載!

去る5月11日、MPJでは更家悠介氏(サラヤ株式会社社長、日経ソーシャルイニシアチブ大賞企業部門受賞)を講師としてお招きし、「世界の変化と、ビジネスの対応」というテーマで第32回MPJ研究会を開催いたしました。

 

今回はその報告書が完成しましたので掲載いたします。

 

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以前のブログ(5月18日付)でもご紹介しましたように、本研究会では同社のこれまでの歩みや、社会問題に対応したビジネス展開についてご講演いただき、経済と道徳の関係性や、持続可能な開発目標(SDGs)を経済的にどのように実現していけるのか、企業の在り方について考える貴重な機会となりました。

 

 

本研究会の報告書には質疑応答の内容も記載しております。

 

当日ご参加できなかった方は、ぜひこちらの報告書より研究会の内容をご一読ください!

 

第32回MPJ研究会報告書

 

 

ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)行動指針について

去る6月15日に開催された第26回MPJ理事会にて、MPJの行動指針が新たに策定されました。

 

MPJではこれまでも職員一人ひとりが団体の理念に基づき、事業運営に従事し支援活動を実施してきました。
今回、改めてその指針を明文化することで、団体の理念を皆様にもご理解いただき、組織の一体化を強化し活動に邁進できると考えました。

 

新たに策定されました、MPJの行動指針は下記の通りです。

 

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MPJ行動指針

 

1. 共感共苦と自立へのサポート
- 相手の気持ちとニーズに沿った支援を行い、開発途上国の人々の自活・自立への道を切り開く

 

2. 対等なパートナーシップ
- 互いの価値観や文化を尊重しつつ自由な意見・情報交換を行う

 

3. 市民社会への発信と、次世代の育成
- 広く学びの場を提供し、国際協力の次世代を育成する

 

4. 機動性と成果指向
- 時代や現状にあわせて常に目標を見直す姿勢を忘れず、その達成に全力をあげる

 

5. 透明な資金管理
- 善意の資金の流れを明瞭に

 

 

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この行動指針に則り、MPJは今後も貧困削減や持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、活動して参ります。

 

今後とも引き続き、皆様方からの厚いご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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