ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)

極度の貧困は根絶できるはずだ
私たちの孫の時代ではなく、
私たちの世代のうちに
極度の貧困は根絶できるはずだ  私たちの孫の時代ではなく、私たちの世代のうちに

【ウガンダ事業】心理社会的ケア実施のためクラウドファンディングに挑戦中!

難民居住区の小学校の先生・児童と駐在員礒部・片野田

難民居住区の小学校の先生・児童と駐在員礒部・片野田

 

<心理社会的支援事業の計画>

MPJウガンダ事務所では、先月に引き続き南スーダン難民への心理社会的支援事業の計画・立案を進めています。2月6日よりクラウドファンディングサイト「Readyfor」で、ご寄付の受付を開始しました。多くの皆さまに南スーダン難民の現状を知っていただきたいので、是非こちらのプロジェクトページをご覧ください。

https://readyfor.jp/projects/refugee-mental-health-mpj

 

これまでの南スーダン難民居住区での活動を通して、MPJスタッフは紛争で大切な人を殺されたり、家族と離ればなれになったりしたことで、心に傷を抱えた多くの難民の方々に出会ってきました。4月に開始を予定している新事業では、紛争でトラウマを抱えた子どもたちに心理社会的ワークショップを実施し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)等の心の病の予防・改善に取り組みます。

 

長期休み中にも関わらず、学校にきて勉強する児童

長期休み中にも関わらず、学校にきて勉強する児童

難民居住区で出会った子どもたち

難民居住区で出会った子どもたち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<心理社会的ケアの必要性>

MPJの現地スタッフが出会った、ある男の子の事例を紹介したいと思います。この小学生の男の子は、南スーダンで戦闘に巻き込まれて、戦闘員(男性)に父親を目の前で殺されました。母親と2人で何とかウガンダに逃れてきましたが、父親が殺された時のショックは、心に残ったままでした。

難民居住区の小学校で、MPJ現地スタッフ(男性)がその子どもに話しかけると「お前が僕のお父さんを殺したんだ!お前が持っているペットボトルには、お父さんの血が入っている!」と叫んで逃げ出しました。

もちろんスタッフが男の子の父親を殺したわけはなく、持っていたペットボトルにも水が入っていただけでした。避難してから何ヵ月もの時間が経過しているのに、紛争で経験した出来事があまりにショックで、トラウマとなって男の子を苦しめているのです。

これは単なる一例ですが、紛争で衝撃的な体験をしてトラウマを抱えた子どもたちは、適切な支援を受けられないと悪夢やフラッシュバックといった症状に長年苦しめられることになります。MPJは、そんな子どもたちに心理社会的ケアを届けようと準備しています。

 

 

 

心理的社会ケアの必要性について先生方からも聞き取り調査を行いました

心理的社会的ケアについて、先生方への聞き取り調査にて

放課後の子どもたち

放課後の子どもたち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<衛生普及活動の実施>

昨年8月から特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンさんと協働で実施している水・衛生分野での活動も継続しています。先月は難民居住区の市場で働く人たちの中で代表者を選出してもらい、衛生普及員となるための研修を行いました。また、小学校に手洗い用のタンク、バケツ等の学校を衛生的に保つための物資も配布しました。この活動は3月中旬まで続く予定です。

 

 

衛生普及員(下)に研修を行うMPJ現地スタッフAlice(中央)

衛生普及員(下)に研修を行うMPJ現地スタッフAlice(中央)

研修を受ける衛生普及員

研修を受ける衛生普及員