ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)

極度の貧困は根絶できるはずだ
私たちの孫の時代ではなく、
私たちの世代のうちに
極度の貧困は根絶できるはずだ  私たちの孫の時代ではなく、私たちの世代のうちに

カテゴリー:Reconstruction

フィリピン・レイテ島仮設教室 2年後の様子

本日は2014年にフィリピンにて実施した仮設教室建設事業の現在の様子をお伝えします。

フィリピン・レイテ島の北西部タバンゴ町では2013年11月に発生したハイエン台風により甚大な被害を受けました。
(詳細は視察時のレポートをご参照ください。 http://millenniumpromise.jp/archives/6288)
そこで、ミレニアム・プロミス・ジャパンでは、ジャパン・プラットフォームの助成を受け、全壊した公立小学校6校(Colonia, Inangatan, Kawayan, Tabango Central, Tabayla, Tahad)を対象に、仮設教室の建設を実施しました。

画像は、当時の現地派遣スタッフの赤坂が先日、タバンゴ町を再訪した際に撮影makeshiftしたものです。

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ドアをつけるなどの改装をしながら、生徒会を中心に利用してくれているそうです。

MPJは今後も、現地の人々に本当に必要とされ、長く効果のある支援を実施します!

マラウイの一村一品運動(OVOP)

OVOPの活動 ~マラウイの地域生産品と共に成長する~  
―マラウイ現地新聞に掲載したOVOP記事広告(2015年9月10日掲載)より―

オイルを渡す西岡大使ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)は、2008年4月に設立された日本を拠点とする非営利団体で教育、食料、物質的援助そして災害の影響を受けた全世界の発展途上国の災害対応に携わっている。この組織は、長年に渡りサハラ砂漠以南のミレニアム・ビレッジ・プロジェクト(MVP)を支援している。2014年から2015年にかけての雨季にマラウイで起こった洪水により、多くの家屋と穀物が押し流されるという災難がマラウイの人々に襲い掛かかった事実を受け、MPJは、日本政府から資金提供を受けている日本の組織であるジャパン・プラットフォーム(Japan Platform)と共同して、マラウイの水害被災者を支援することを決めた。MPJは、ゾンバ(マラウイ南部州に属する県)とムランジェ(マラウイ南部州に属する県)の特定の地域の水害被災者を救援物資で援助しようと考え、同時に地元で生産された製品を促進することを願った。

OVOPショップMPJは、数ある試みの中でも特に、マラウイの一村一品(OVOP)プログラムと連携した。OVOPは各地域社会において、地元で手に入る資源に価値を付加することによって、地域の農家の生活を改善しようと努めている政府のプログラムである。現在、OVOPは111の協同組合を支援しており、そのうち55以上の生活共同組合は、市場に製品を出している。生産されている製品は米、調理用油(ヒマワリとピーナッツ)、モリンガ石鹸、バオバブオイル、蜂蜜と大豆製品などである。

この役目に選ばれたOVOPグループは、ドーワのムチンジ(マラウイ中部州に属する県)と、マディシ(マラウイ中部州に属する町)の農産加工者団体と、カムウェンドとザイラセンベのクッキングオイル協同組合だった。それらの協同組合によって生産された調理用油は、より多くのビタミンを維持するコールドプレス製法を用いて生産されるので、他の調理油の製法と比べると、非常に栄養価が高い。MPJは、リロングウェ(マラウイの首都)を拠点とするサンシードオイル有限会社から調理用ヒマワリ油を調達した。この会社は、地域の原材料を使用し、マラウイの人々を1000人以上雇用している。

MPVプロジェクトは、ゾンバの水害多発地域での水害被災者を援助するだけでなく、同時にそれらの生活協同組合が拠点としている村の地域の生産者に力を与えている。生活協同組合は、ヒマワリの種を売る地元の農家にとって既存市場の役割を果たしている。MPJの水害被災者への寄付の連鎖反応はそこで終わらず、生活協同組合のメンバーがMPJに加工ヒマワリ調理用油を販売すると、彼らにお金が渡り、その後そのお金は、国内のニーズに応じるために彼らが使用するお金(例えば、子供の学費、家のトタン屋根、など)となる。このように、MPJは、マラウイの人々が支援を必要としている時に手を差し延べたので、高く賞賛されている。MPJはこの取り組みを通して、洪水被災者と地域の生産者を援助している。また、そうすることにより、地域経済の成長を促進している。「kupha mbalame ziwiri ndimwala umodzi」これはマラウイ現地の言葉であるチェワ語で、文字通り一石二鳥(一つの石が2羽の鳥をしとめる)を意味する。OVPOとして私達は、地域で手に入る資源への価値の付加と市場連携によって地域経済を促進させるために、この取り組みを強く勧めている。皆で必要なものを地域で集めよう、マラウイ人として共に成長するため互いに助け合おう!マラウイの製品を買おう!

(MPJ事務局注)マラウイの一村一品運動(OVOP)は国際協力機構(JICA)の協力によって運営されています。
写真上は、支援物資のOVOP製造調理用油を被災者に贈呈する西岡周一郎駐マラウイ日本国大使、
写真下は、OVOPショップを視察するMPJユース(2015年3月)。

【MPJ事務局より】上記の翻訳は、ECC国際外語専門学校の学生さんらのご協力をいただきました。ありがとうございました!
翻訳:
ECC国際外語専門学校総合英語コース翻訳専攻1年
小股敦貴さん、西井優佳里さん、濱渦麻里菜さん

マラウイは自立できる!

挨拶される駐マラウイ日本大使・西岡周一郎閣下

挨拶される駐マラウイ日本大使・西岡周一郎閣下

日本政府「マラウイは自給できる」
― 2015年9月7日掲載のマラウイ現地新聞「THE NATION」記事より ―

2015年9月4日金曜日、ゾンバ県のクントゥマンジ地域にあるチランガ小学校にて、日本政府がミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)を通して、今年(2015年)初めの洪水と干ばつの被害にあった1,370世帯に食糧支援物資を寄付したとき、西岡周一郎駐マラウイ日本国大使は、「食糧や他の生産物の革新的かつ持続可能な生産方法を大規模に導入できるなら、マラウイは自給できるだけの可能性を秘めています。」と述べました。 インタビューの中で大使は、「日本もまだ4年前に起こった地震と津波から復興している途中であるように、災害からの復旧と復興にはたいていの場合多くの時間を要します。マラウイの被災者たちは、避難所から出た後も復旧のための援助を総体的に必要としています。」と述べました。 また一方で、大使は、村人に配布した食糧は地元で購入したものであるということに喜びを表し、「ここで配布したすべての食糧は現地で調達しました。日本政府と他の出資者たちが地域の食糧生産量を最大限に引き上げると、マラウイ経済と食糧安全保障は劇的に変化するでしょう。」と発言しました。 災害対応・復旧担当局長のScholastica Chidyaonga氏は、日本政府が行なった寄付を高く評価し、他国政府に今も援助が必要なこの水害の被災者に関して日本政府に倣うことを強く求めました。

【MPJ事務局より】上記の翻訳は、ECC国際外語専門学校の学生さんらのご協力をいただきました。ありがとうございました!
翻訳:
ECC国際外語専門学校総合英語コース翻訳専攻1年
直原望さん、吉田美咲さん

フィリピン台風被災地での交流ツアーを実施しました

タバンゴの子どもたちと2014年度にフィリピン台風被災地支援を行ったレイテ島タバンゴ町に、12月15日から6日間の日程でMPJスタッフの赤坂が有志メンバーを引率し、現地の村人との交流ツアーを実施しました。

甚大な被害を及ぼしたスーパー台風、ハイエン(フィリピン名 ヨランダ)がレイテ島を襲撃してから丸2年が経ちました。町長のMaricor Remandaban氏によると、建造物の復興は進んでいるが、主に農業と漁業にて生計を立てる村民らの仕事不足が課題になっているとのことでした。

スーパー台風により倒壊した小学校6校にMPJが寄贈した仮設校舎は、PTAなどの協力を得て壁を修繕するなどの工夫を加えながら、2年経った現在でも活用されていました。しかしながら、6校のうち海岸沿いにあるKawayan(カワヤン)小学校に寄贈した仮設校舎は、昨年末に襲来した大型台風 ピート(フィリピン名:ルビィ)による海からの強風を受けて、倒壊してしまっていました。幸い倒壊による怪我人はなかったとのことですが、残念ながらまたテントを利用しての授業を行っていました。同小学校は、ありがたいことに、他のNGOの協力により本設校舎を現在建築中です。

タバンゴ町長とまた、今回の交流ツアーでは、Kawayan小学校にて、子どもたちへのフィーディングプログラム(食料支援)を実施しました。PTAの皆さんが歓迎会を開いて下さり、子どもたちや親御さんたちが、歌やダンスを披露してくれました。昼食後は、今回寄贈したサッカーボール、フリスビー、長縄などを使って、子どもやPTAの皆さんと交流しました。

 Kawayan小学校があるSt.Rosa(サンタロサ)村では定職を持っている人が教師の2人だけで、他は漁業により生計を立てているそうです。漁業は自然災害の影響を受けやすく、今回の訪問時も台風が通過した後で、1週間の間、漁に出ることが出来ていない状態でした。Kawayan小学校では経済的な理由から卒業できる子どもは半数に満たず、家計を助ける為に、卒業をあきらめてセブに出稼ぎに出るそうです。

靴を履いていない子どもも多く、日頃の昼食(給食はない)は水を飲んでやり過ごす子も多い中、キラキラした目の子どもたちの笑顔が印象的でした。「どうしてそのような笑顔をつくることができるのか?」という問いに対し、小学校の先生が「全てに感謝し、満足しているから」と答えてくれました。朝、目が覚めたこと、家族と一緒に過ごせること、ひとつひとつに感謝し満足する習慣がフィリピン人にはあります。敬虔なカトリック信仰からくるとも言われる彼らの考え方に、今回交流ツアーのメンバーは大変感銘を受け、参加者の一人である今泉さんからは「日本人が忘れかけてしまったかもしれない、幸せに生きる方法を彼らから学んだ」との感想をもらいました。

仮設校舎建設にあたり赤坂がお世話になった村人のみなさんを訪問して歩きましたが、どこでもあたたかい歓迎を受け、フィリピン人のホスピタリティーにも感銘を受けました。ある若い夫婦の子どもの誕生日会に招いて頂きましたが、月収の半分を誕生日会に費やすといった家族愛にふれました。自分たちにとってのご馳走を、躊躇せずに訪問者にすすめるホスピタリティーに心を打たれました。

一日一日を大切に笑顔で生きるフィリピンの村人たちとの交流は、毎日が笑顔で溢れ、大変楽しいものとなりました。これからも、交流ツアーを継続し、村人から生きる知恵を学ばせていただきながら、現地に貢献して行く予定です。

マラウイ洪水被災者支援・食糧配布後のモニタリングに行ってきました!

モニタリング7月から着手したマラウイ洪水被害者支援活動は、9月26日をもって全活動を無事終了することができました。食糧配布から約2週間後に行ったモニタリングなどをご報告いたします。

マラウイ共和国ゾンバ県クントゥマンジ(Kuntumanji)地域で9月4日に食糧贈呈式、翌5日には1370世帯への食糧配布を終了し、その後、活動の効果がどのようなものだったかを調査するために、約2週間後の21日から5日間の予定でモニタリング調査を行いました。配布前に事前調査をした同地域内にある7つのグループビレッジ(いくつかの村を集めた単位)から6組ずつ、合計42組の配給対象者の各家庭に伺い、1)配布の内容、2)配給方法(持ち帰りに配慮した小分けパック)、3)現在の食糧状態、4)健康状態、5)子ども達の通学状況、6)農業従事時間などについて、 一軒一軒調査を行いました。42組中、2組は湖で漁をするためその期間は住居を移動されていたので移動先でモニタリングを行い、1組は配布後に引っ越しており不明、全部で41組のモニタリングを行いました。

笑顔調査の結果、受益者の皆さんには今回の配布をとても喜んでいただき、健康状態も良好であることが確認できました。今回、WFP(国連世界食糧計画)の配給指標を参考に、メイズ50kg・豆10kg・スーパーシリアル6kg・ベジタブルオイル1.5リットル(1世帯5人家族の1か月分の計算)を配布しましたが、食糧の質も内容も良かった、子どもたちはスーパーシリアル(子ども用の栄養食)を毎朝食べて元気いっぱい登校しているという話をたくさん聞きました。また、持ち帰り方法については、洪水後に受けたこれまでの配給(1~6月までWFPが食糧支援を実施)ではメイズの場合50kg×1袋・ベジタブルオイルは1.5リットルを1本ですが、今回は小分けにしてメイズ25Kg×2袋、ベジタブルオイル500ミリリットル×3本に分けてみました。ほとんどの方が小分けのほうが持ち帰りやすかった、保存しやすいなどのご意見をいただきましたが、配布物をまとめる袋や紐がなかったので持ち帰りにくかったとの意見もありました。物資をもちかえる人々現在の食糧状態を伺うと、ほぼミレニアム・プロミス・ジャパンの配給食糧で生活しており、多くの方が配布後2週間で残りはメイズ25kgしかないという答えが返ってきました。このような状態になる原因としては、家族数が多いことや、親戚や隣近所で分けた、食糧のコントロールができないことなどがあるようです。

今回、贈呈式から食糧配布、そしてモニタリングまで、配布対象地域クントゥマンジ地区の選出県議会議員Tambalaさん、コミュニティーメンバーリーダー14名の協力を得て行いました。地域の方に中心となって活動を行ってもらったことで、セキュリティ(配布時の混乱を避ける・食糧保管等)の面や配布対象者へのケアを安心して任せることができました。そして彼らの活動する姿からは、自分たちの地域を自分たちで支えていくという自助・共助の意識を強く感じることができ、クントゥマンジ地区の住民の素晴らしさ・力強さを感じました。

贈呈式モニタリングを行いながら、同時に各関係各所に活動報告のご挨拶に伺いました。ゾンバ県知事や福知事、国会議員、災害対策局担当官、ミレニアム・ビレッジ ムワンダマ村のチームリーダーやスタッフ、Gift of The Givers事務所のチェアマン等の皆様に、式典参加のお礼と活動の無事終了を伝え、MBC TV(マラウイ国営放送)で放映された映像を見ていただいたりしました。

リロングウェでは、在マラウイ日本大使西岡周一郎閣下をはじめ、JICAマラウイ事務所、マラウイ災害対策局局長、Save The Children(ゾンバ洪水災害担当者)にご挨拶に伺いました。在マラウイ日本大使西岡閣下からは、日本からの支援で行われたことがしっかりとアピールできたことを喜んでいただき、「ミレニアム・プロミス・ジャパンの今後の活躍に期待します」というありがたいお言葉をいただきました。

在庫確認今回の2か月間の活動中、思いもよらない様々な問題がたくさん起こりました。その度に周りにいた人々が力強くサポートしてくださり、なんとか問題を乗り越えていくことができ、無事に活動を終えることができました。マラウイからは、ゾンバ県クントゥマンジ地区の配布者の皆様はじめ、日本に対してたくさんの笑顔とお礼の言葉をいただきました。私たちスタッフも、多くの出会いと学びを得ることができ、感謝の気持ちを持ち、笑顔で活動を終えることができました。これからの日本とマラウイの関係が、より良きものになりますことを心より願っています。

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