カテゴリー:Activity report
【バオバブパウダーおすすめレシピご紹介】
今回は、スーパーフードとして欧米で注目を集めているバオバブパウダーの使い方をご紹介します。
まずは、改めてバオバブパウダーがスーパーフードと呼ばれる所以を簡単にご紹介します。
その特徴は何と言っても種類豊富な栄養素がたくさん含まれているということ!
ビタミンCはレモンの3倍
カルシウムは牛乳の3倍
鉄分はレバーの3倍
マグネシウムはアボカドの5倍
ポリフェノールはブルーベリーの6倍
食物繊維はバナナの50倍!!
他にも、アミノ酸やミネラルなど様々な栄養素を多く含んでいます。
この栄養素が注目され、欧米のレセブが愛用したことからスーパーフードとして人気になりました。
市販で売られているパウダーは上記写真の白い実の部分を粉末状にしたものです。実は乾燥しており、見た目は落雁の様で、中には種があります。触感はラムネに似ています。肝心の味はと言うと、ほんのりと酸味と甘みがあります。
現地の人はこのバオバブをそのままフルーツとして食べたり、ジュースにして飲んだりしています。地方の市場やバス乗り場に行くと、小さなビニール袋に入ったバオバブジュースが50クワチャ(7円)程度で売られています。中には、それを凍らせてアイスキャンディーにしたものもあります。
では、バオバブパウダーが人気の欧米ではどのように食べられているのかを見てましょう!
ネットで「Baobab Powder Recipe」で検索すると、何ともオシャレなレシピがたくさん出てきます。
バオバブパウダーの商品自体も多くの会社から販売されており、人気の高さが窺えます。
・Baobab & Carrot Smoothie Bowl
・Turmeric & Baobab Tonic
・Baobab and Banana Milkshake
それでは、いよいよ私たちおすすめのバオバブパウダーを使ったレシピをいくつかご紹介します。
〇バオバブはちみつヨーグルト
(用意するもの)バオバブパウダー 小さじ山盛り1杯
ヨーグルト(プレーン) 100g
はちみつ お好みで
(作り方)
ヨーグルトにバオバブパウダーとはちみつを混ぜるだけです。バオバブの爽やかな酸味とはちみつの優しい甘さが絶妙です!
〇バオバブジュース
(用意するもの)お湯 200ml
バオバブパウダー 小さじ2杯
はちみつ(砂糖でもOK) 小さじ2杯
(作り方)
お湯にバオバブパウダーとはちみつを溶かすだけ、ホットで飲めばレモネードの様に、冷やして飲めば、マラウイでも定番のオーソドックスなバオバブジュースになります。バオバブは実は白いですが、熱を加えると赤みのあるオレンジ色になります。優しい酸味の効いたすっきりした味わいは運動後や夏の暑い日など、疲れた時にピッタリです!
〇バオバブミルクセーキ
(用意するもの)牛乳 200ml
バオバブパウダー 小さじ2杯
はちみつ(砂糖でもOK) 小さじ2杯
バニラエッセンス 数滴
(作り方)
牛乳を軽く温め、バオバブパウダーとはちみつを溶かします。最後にバニラエッセンスを数滴加え、冷蔵庫で冷やせば完成。バオバブパウダーを加えることで少しとろみがでるので、ミルクセーキの様な舌ざわりになります。牛乳を豆乳に変えても美味しいです!
〇バオバブジャム
(用意するもの)バオバブパウダー 100g
水 500ml
砂糖 250g
レモン汁 少々
(作り方)通常のジャムの作り方と同じで、鍋に全ての材料を入れて、コトコト煮込みます。水分がなくなり、トロッとジャム状になれば完成。梅ジャムの様なすっきりとした甘みが好きな人は、気に入ること間違いなしです!
いかがでしたでしょうか?今回は簡単にできるバオバブパウダーの調理方法をご紹介しました。
筆者も最初はスーパーマーケットで100%果汁のジュースを毎週買っていましたが、今では、週末に自分でバオバブジュースを1Lぐらい作り置きして、冷蔵庫に常備する様になりました。バオバブジュースを日常的に飲むようになってから、腸内環境が良くなり、お通じも良くなりました。
他にも「バオバブ レシピ」と検索するといろいろなレシピ情報が載っています。バオバブパウダーの購入もネットで簡単に購入できますので、ぜひいろいろと試してみてください!
- 2018年12月26日
- マラウイ活動報告, Activity report
マラウイのバオバブオイルは日本にも輸出されています!
ここ数年、欧米を中心にスーパーフードや優れた美容オイルとして注目を集めているバオバブですが、日本における認知度はまだまだ低いように思います。
日本でも、スキンケアに様々な植物オイルを利用する人が増えてきていますが、シアバターやアルガンオイルは知っていても、バオバブオイルについては専門家以外知らないという人が大多数ではないでしょうか。
実際にインターネットで「バオバブオイル」と日本語で検索すると、検索ヒット数は数年前に比べるとかなり増え129,000件ですが、英語で「baobab oil」と検索すると、474,000件と3倍以上のヒット数になります。
当プロジェクトでは、日本に向けてもバオバブオイル・バオバブパウダーを広めるための広報活動を展開しています。
日本で売られているバオバブオイルはセネガル産のものが多いようです。でも、実はマラウイ産のバオバブオイルも日本で販売されているのです!
そこで、今回は、日本でマラウイ産のバオバブオイルを取り扱っている企業「バオバブサンライズ」さんをご紹介したいと思います。
バオバブサンライズHP: https://www.baobab-sunrise.com/
バオバブサンライズを立ち上げた岡田鉄太さんは、これまで25年間に渡って、アフリカやアジアなどで国際協力関係の仕事に従事されました。マラウイには、2011年から2017年まで滞在され、マラウイ全土に点在する100を超える農民組合を支援し、農民たちの生活向上を目的に、マラウイ政府が主導する日本発の一村一品運動支援に携る活動を展開されていました。
筆者も2016年のプロジェクト事前調査の際に、マラウイで岡田さんにお会いしました。岡田さんは、現地の人を尊敬し、マラウイのために真摯に活動をされている素敵な方という印象でした。
上記のような熱心な活動の中で岡田さんが出会ったのが、マラウイの農民組合によって作られていた「バオバブオイル」でした。岡田さんは帰国後もマラウイでの一村一品運動を別の形で支えたいと考え、すでにマラウイから欧米などへは輸出されていたバオバブオイルを通じて、マラウイの生産者と日本の消費者をWin-Winの関係でつなぐための架け橋になるべく、帰国後に日本にてバオバブサンライズを立ち上げて、マラウイ産バオバブオイルの販売を始めました。
岡田さんは、定期的にマラウイの農業組合から直接バオバブオイルを仕入れています。ちょうど今年の9月に当プロジェクトがバオバブオイル製造の支援している組合(Maluso Cooperative Union)に対して、バオバブサンライズからの注文が入り、50Lのバオバブオイルを日本に輸出しました。
Maluso Cooperative Unionは、2018年1月より、当プロジェクト支援のもとバオバブオイルの製造を始め、今回、初めてのマラウイ国外への販売となりました。
今回の商品輸出を行うにあたり、事前にサンプルを送り、バオバブサンライズさんの顧客モニターの皆さんにオイルをテスト使用してもらい、品質を確かめてもらいました。
これまで、私たちは現地において、オイルの品質をより良くするための支援を続けてきましたが、日本への輸出に対応できる品質のオイルを作れるまでに成長したことはMPJにとっても嬉しい限りです。
まだバオバブオイルを使ったことがないという方は、これからの乾燥シーズンに、ぜひ一度、マラウイ産バオバブオイルを試してみて下さい。バオバブサンライズのHP、またはYahooショッピングから簡単にネット注文可能です。
筆者も毎日、お風呂上りにオイルを数滴伸ばして、顔や手などに塗っています。空気が乾燥するマラウイでは、日本よりも肌や唇がカサカサになりやすく、ここでは手放せないアイテムとなっています。また、シャンプー後にバオバブオイルを髪に一滴たらしているMPJスタッフは、美容院で「髪につやがある」と初めて褒められた、と喜んでいました。
皆さんもアフリカの大地に根付く、生命の木「バオバブ」の魅力を日本で体感してみてください!
- 2018年11月08日
- マラウイ活動報告, Activity report
【Japan-Africa Business Fair 2018 に出展しました!】
ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)は10/7(日)に東京プリンスホテルにて行われたJapan-Africa Business Fair 2018 に出展致しました。このイベントは同日に行われたTICAD閣僚会合に際してのサイドイベントであり、アフリカで活動している団体や企業が各活動を宣伝する場となります。また、各企業・団体における情報交換や交流の場ともなっています。このイベントは事前応募制となっており、今回は最終的に約60もの団体・企業が商品やパンフレット等の展示を行いました。
今回MPJはマラウイの農民自立支援事業で製造しているバオバブオイルのサンプルをメインに活動の内容をPRしました。バオバブオイルのサンプルは写真のように小さかったですが、特に目を引いたようで、多くの方々に「これは何?」「どうやって使うの?」などと興味を持っていただけました。さらに実際に手に塗っていただくことでその効能を実感してもらいました。もちろんバオバブオイルの説明に加え、ウガンダでの心理社会的事業、MPJ Youthの活動についても紹介し、MPJが一体どんな団体なのか、短い時間ながらも伝えていきました。 また、環境省に認可を頂き、第五次基本環境計画の英語版を配布しました。今後の日本のSDGs達成に向けてのプラン、こちらは特にアフリカの閣僚級の方々が目を引いたようで多くの方が資料を手にとっていきました。 ちなみにこのイベントにはアフリカの大使や閣僚のみならず、日本国内の議員や各企業の関係者なども多く、幅広い層の方が見に来られます。 午後になると観覧する方も増えてきて多くの方と写真を一緒にお撮りすることが出来ました。
最後には用意していたバオバブオイルのサンプルが全部なくなってしまいました! 今回の企業展示イベントにはアフリカ各国の大使や閣僚の方々のみならず、国際機関や一般企業の方々等多くの方にMPJのブースにお越しいただき、非常に密度の濃い時間となりました。 今回の Japan-Africa Business Fair 2018 への出展を通じて多くのアフリカ各国の方々にMPJの活動をPRすることが出来ました。今後もMPJは引き続きアフリカを中心に活動し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け尽力します。
- 2018年10月12日
- Activity report
グローバルフェスタ2018に出展しました!!
ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)は、9/29(土)に東京・お台場で行われた国内最大級の国際協力イベント「グローバルフェスタJAPAN 2018」に出展いたしました。
今回は台風が迫り、残念ながら9/30(日)に予定されていた二日目が中止となりました。しかし来場者は29日だけでも約4万人と実に多くの方が足を運んでくれました。
MPJブースでは、ウガンダでの南スーダン難民支援事業やマラウイでの農民自立支援事業などを紹介するほか、MPJ関連の学生グループであるMPJ Youth の活動紹介、バオバブオイルの試用体験等を実施し、多くの方に活動に興味を持っていただけるように展示しました!!
初めて参加したMPJスタッフの小山にとって、驚いたのが高校生や大学生等の若い方々が非常に多いということでした!国際協力にこれだけ多くの方々が興味を持っている事に感心しつつ、また、頼もしくも感じました。現在MPJではMPJ Youthという大学生の関連組織もあり、当日マラウイ研修の報告も兼ねて応援に来てくれましたが、彼らが発表する予定だった「マラウイ研修」は台風のために実施できず残念なことでした。
午後になってくると来場者も増え、MPJのブースにも数多くの方が訪れてくれました!
ブースにはグローバルフェスタの共催組織の一つであるJICの理事長・北岡伸一先生もお立ち寄りくださり、MPJ スタッフ、MPJ Youthメンバーに対しての奨励のメッセージをいただきました!ありがとうございました。
今回はグローバルフェスタへの出展を通し、多くの方々にMPJの活動を知ってもらうことが出来ました。今後もMPJはSDGsの達成に向けて一層努力していきますのでご支援ご応援の程よろしくお願い致します!また、この度ご協力頂いたMPJ Youthの皆さん、ボランティアで応援に来ていただいた皆さん、誠にありがとうございました!!
- 2018年10月04日
- Study-tour, Activity report
NGO海外スタディ・プログラム実施経過報告!!
MPJ東京事務所のスタッフである私、寺田かなえは、外務省主催の「NGO海外スタディ・プログラム」の研修生として、7月24日よりウガンダの政府機関NAGRC & DBに派遣されました。
本プログラムは日本の国際協力NGOの人材育成を通した組織強化を目的としており、帰国後は研修成果を所属NGOだけでなく他NGOにも還元することが求められています。私は「開発途上国における家畜産業や公衆衛生の発展・応用の可能性と必要性を学ぶ」というテーマを掲げ、ウガンダの農林水産省に属する家畜研究センターの一つであるNationalAnimal Genetic Resources Centre and Data Bankにおいて研修をしています。
NAGRC & DBは研究所(エンテベ)とファーム(ウガンダ全土)を有しており、人工授精の実施・指導から絶滅危惧固有種の遺伝子解析・保存に至るまで、家畜の生産生をあげるために必要とされるようなフィールドワークとラボワークを行っています。
ウガンダの玄関口であるエンテベは、首都カンパラから40kmの位置にありますが町の雰囲気はカンパラとは大きく異なっています。まさしく喧噪と雑踏という言葉があてはまるような、アフリカの活気に溢れるカンパラに比べ、ビクトリア湖に四方を囲まれたエンテベは緑が多く落ち着いていてとても住みやすいところです。
あまりにも大きいビクトリア湖は波も立っていて一見すると海のようで、海水浴(湖水浴?)を楽しむ現地の人々の姿も多くみられます。またビクトリア湖に近いため、町では新鮮なティラピアやナイルパーチ等の魚料理が味わえます。
研究所でも食事や掃除を担当しているスタッフの方にお願いすれば魚料理をつくってもらえるのですが、これがとってもおいしいのです!味付けは、タマネギとトマトと塩だけというとてもシンプルなものなので、ティラピアが手に入った際は是非お試しください!
これからエンテベやウガンダ各地のファームにおける研修を通して、日本との相違点や難民居住区における畜産の可能性なども意識しながら、ウガンダでの家畜産業、環境整備また公衆衛生の実情やマネジメント法を学んでいきたいと思います。
- 2018年09月11日
- From the fields, Activity report