ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)

極度の貧困は根絶できるはずだ
私たちの孫の時代ではなく、
私たちの世代のうちに
極度の貧困は根絶できるはずだ  私たちの孫の時代ではなく、私たちの世代のうちに

カテゴリー:Activity report

(南スーダン難民支援事業) 駐在員からの現地レポート

難民居住区(inウガンダ)での活動状況をご報告します!

 

【PSN世帯の訪問】

10月15日、ビディビディ難民居住区内のPSN(特に支援を必要とする難民の人たち)世帯のリストを手に、その中でも高齢者や身体にハンディキャップを持つ人たちを優先的にピックアップして実態を確認するため、協力するPWJスタッフと現地を訪れ、対象の人々に面会しました。この確認調査を踏まえ、よりニーズの大きい世帯を対象としてトイレの建設を行います。

 

目の不自由な難民(中央の男性)と面会

目の不自由な難民(中央の男性)と面会

左側がトイレ(数世帯で共用しているものが多い)

左側がトイレ(数世帯で共用しているものが多い)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【Global Hand Washing Day】

10/15(日)はGlobal Handwashing Day(世界手洗いの日)でした。

ユニセフが提唱する国際的な行事で、「せっけんを使って正しく手を洗うことで、多くの命を守ることができる」とうたっています。

MPJが活動するユンベ県でも多数の支援団体が協力して早くからイベントを計画し、10/11(水)~13(金)の3日間はプレイベントとして、居住区内の小学校や集会所,市場周辺等で手洗いの必要性を教示したり、多くの人に正しい手洗いに参加してもらったりしました。

手洗いの必要性等をレクチャー(小学校にて)

手洗いの必要性等をレクチャー(小学校にて)

正しい手洗いを実践

正しい手洗いを実践

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつ手洗いが必要かを表示する看板

いつ手洗いが必要かを表示する看板

 

10/17(火)には、メインイベントとして、別の小学校にて地元の有力者たちを招いて盛大な催しが行われました。晴天に恵まれ、ブラスバンドによるマーチング、小学生や芸術集団による歌やダンス、手洗いの必要性や方法を演じるドラマ等々が、大人だけでなく多くの子供たちを含めた参列者が見守る中で披露されました。

プレイベントを含めて、Our Hands, Our Futureという標語を表したそろいのT-シャツを用意して多くの人たちに配るなど、支援者、被支援者ともも関心の高さが感じられたデモンストレーションでした。

Global Handwashing Dayの標語を示す看板

Global Handwashing Dayの標語を示す看板

マーチングバンド

マーチングバンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【独立記念日】

10/9(月)は55回目のウガンダ独立記念日(1962年英連邦王国の一員として独立)でした。各地で盛大な行事が行われたようですが、ここユンベ県でも市街の大広場などで関係者を招いたり、大勢の小学生たちの行進が行われたりしました。

タウン内の通りで行進

タウン内の通りで行進

大広場での行進(ユンベはイスラム教徒が多い)

大広場での行進(ユンベはイスラム教徒が多い)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【雄大なウガンダの自然】

ウガンダでは車でちょっと町中を離れると、前後左右360°はるか彼方まで地平線が見渡せる雄大な光景に出くわします。日本の本州ほどの面積の中に3,500万人あまりの人々が住んでおり、人口密度は150人/㎢弱で、長野県ぐらいの規模です。

イギリスの元首相チャーチルがかつて「アフリカの真珠」と謳ったほどの美しい国ですが、ここまでの雄大な自然の景観が見られるとは思ってもいなかったので感動的です。

道路に沿ってナイル川が流れる(ユンベ~カンパラ間)

道路に沿ってナイル川が流れる(ユンベ~カンパラ間)

 道路脇に現れたアフリカ象たち(ユンベ~カンパラ間)

道路脇に現れたアフリカ象たち(ユンベ~カンパラ間)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2017年10月) 横山  羌泰

 

 

 

 

 

 

NGO海外スタディプログラム 現地からのレポート

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ウガンダの現地NGO団体・TPO Uganda(TPO)へ研修生として派遣されているMPJスタッフの礒部です。ウガンダへ来て早くも一ヶ月が経ちました。

 

今回はTPOの紹介と、この1ヶ月で視察したTPOの事業について少しご紹介したいと思います。

 

TPOは1994年よりウガンダにて心理社会的支援を中心に活動してきた現地NGO団体です。現在は約180名のスタッフが従事し、年間総事業費も約2億円を超えるとても大きな団体です。活動拠点はウガンダ全域25地区に存在し(2017年9月時点)、子どもの保護、女性と子どもの心理社会的支援、SGBVの予防・教育、HIV/AIDS、生計支援、女性のエンパワメント等、多岐にわたる事業を展開しています。

 

TPOが行う心理社会支援では、認知行動療法(CBT)と呼ばれる心理療法を主軸としています。CBTとは鬱やトラウマに効果のあるセラピーで、悪夢を見たときの対処法やトラウマ克服、運動セラピー等が行われます。CBTは日本でも良く取り扱われる心理療法の一つですが、TPOでは難民支援という特別な状況において、通常のCBTでは機能しないこともあるため、難民向けに独自に改良したCBTを行っています。例えば通常のCBTでは悪夢を見た際はどんな夢だったか具体的にメモを取りますが、難民の大半は字が書けないのでメモを取る代わりに石を用意し、石の大きさで悪夢の怖さを表現するようにしています。

 

冒頭の写真は9月20日にTPOの社会福祉士(ジャミラさん、写真左)に同行し、CBTセッションを視察した際の写真です。TPOのCBTセッションは1グループ12名のメンバーで行われ、週1回、合計10回のセッションで構成されています。この日のセッションは9回目のセッションで、夫や家族との関係・近所との付き合いを円満にするためにはどうしたら良いのか、グループで話し合いがなされていました。CBTセッションに参加している女性に話を聞いたところ、CBTのおかげで夜眠れるようになった、心の病に負けないよう心を強く持てるようになった、夫に対する態度を自分が改めことで、夫との関係が改善された、など数多くの成果が見受けられました。

 

TPOはCBTセッションのほかにも、性やジェンダーに基づく暴力(SGBV)予防のためのワークショップ開催や、重症患者に対する専門病院への紹介、女性のエンパワメント等も支援しています。

 

9月22日、ホストコミュニティに向けたSGBVに関する講習会の様子

9月22日、ホストコミュニティに向けたSGBVに関する講習会の様子

 

TPOには臨床心理士や精神医学者といった専門家が従事しており、30万人近い難民を抱えるビディビディ居住区でも、アドバンス心理社会支援を実施する唯一の団体として活動しています。MPJも来年より、南スーダン難民居住区にて心理社会支援を実施するため、今後もTPOにて心理社会支援のノウハウを学んで参ります!

グローバルフェスタに出展しました!

【圧縮版】水泳古賀選手と(NB Press Online三平准太郎氏撮影)

 

9月30日(土)、10月1日(日)の2日間、東京・お台場で行われた国内最大級の国際協力イベント「グローバルフェスタJAPAN 2017」に出展いたしました。

 

当日は2日間とも秋らしい気持ちのよいお天気で、約12万人もの人々が訪れたそうです。

 

MPJブースでは、ウガンダでの南スーダン難民支援事業やマラウイでの農民自立支援事業などを紹介するほか、アフリカにまつわるクイズを実施して、多くの方にMPJの活動に関心を持っていただけるような展示内容にしました。

 

ブースには2017年世界水泳銀メダリストの古賀淳也選手にもお越しいただきました。 古賀選手は途上国の教育に関心をお持ちだそうです。 (冒頭の写真は古賀選手とMPJメンバーでの記念撮影! 写真提供:NB Press Online)

 

 

 

クイズでは理事長・鈴木りえこがウガンダから持ち帰った「栓抜き」が何に使われるのか?を当てる問題がなかなか難しかったようで、多くの方が手に取って頭をひねらせていました。答えが栓抜きとわかると、みなさん「なるほど~!」といった関心の表情。

 

まだまだ知らないことがたくさんあるアフリカですね。単に「遠いところ」で終わらせず、少しでも興味を持っていただけたらうれしいです。

 

 

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またマラウイでMPJが支援する農民グループが生産したバオバブオイルも大々的にPRしました。

ビタミンEをオリーブオイルの10倍以上含むという貴重なオイルで、皆さんにはテスターでオイルの塗り心地をお試しいただき、アンケートにご協力いただきました。アンケート結果は今後の品質改善や販路拡大に生かし、農民の人々の収入向上につなげる予定です。 IMG_1183      IMG_1181                  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メインステージでは「持続可能な開発目標」(SDGs)の広告塔になったピコ太郎さんも本邦初公開のPPAP・SDGs版を実演され、スタッフ自身も楽しませていただきました。

外務省主催のNGO海外スタディ・プログラムにて、研修生を派遣!

TPOユンベ事務所の前で磯部(左から2番目)とTPOスタッフ

TPOユンベ事務所の前で磯部(左から2番目)とTPOスタッフ

 

8月28日(月)より、MPJ東京事務所のスタッフである礒部(*1)は、外務省が主催する「NGO海外スタディ・プログラム」の研修生として約3ヶ月間、ウガンダの現地NGOである「TPO Uganda」へインターンとして派遣されました。

本プログラムは、日本の国際協力NGOの人材育成を通した組織強化を目的として確立され、研修生は主体的に研修計画を策定し、各々の能力強化を図ることができるプログラムとなっています。

 

MPJ本部スタッフである礒部はこのプログラムを活用し、「災害・紛争等の人道緊急時における心のケアと精神保健・心理社会的支援の運営方法を学ぶ」というテーマで、ウガンダにて心のケアや精神保健の支援活動を20年以上実施しているTPO Uganda (TPO: Transcultural Psychosocial Organization)という現地NGO団体にて研修を開始いたしました。

 

9月からの2ヶ月間はウガンダ北部に位置するTPO ユンベ事務所へと派遣され、南スーダン難民居住区の「ビディビディ難民居住区」というエリアにてフィールドワークを行い、TPOが実施する難民の心のケア事業に従事する予定です。その後、ウガンダ西部に位置するキリャンドンゴ難民居住区へと移動し、約一ヶ月間、キリャンドンゴにおけるTPOの活動を視察・従事することとなっています。

 

災害や紛争等の人道緊急時において、「心のケア」という分野は繊細に扱わなければならなく、また支援する側も感情移入しすぎることにより、自らも精神的病に犯されるケースもあり、支援活動としては難しい課題となっています。今回の研修では、心理社会的支援を長期にわたり支援してきたNGOにて、その運営方法を学ぶことで、日本の「心のケア」事業の更なる強化に繋がるよう、努めていきたいと思います。

 

 

 

(*1礒部美穂 略歴) 学生時代、南アフリカでのHIV/AIDS アウトリーチプロジェクトについてのフィールドワークや、ガーナにおいてマイクロファイナンス企業にてインターンを経験。 2017年2月よりMPJ常勤スタッフとして勤務。

(マラウイ農民グループ支援事業)逢沢一郎議員視察の様子をご報告!

8月18日、日本・AUアフリカ連合議員連盟会長としてマラウイを訪れていた逢沢一郎衆議院議員が、在マラウイ柳沢香枝日本大使とともにMPJの支援対象グループの一つであるMadisi Agro-processing Groupを視察されました。

 

当日はMadisiグループとMPJのプロジェクト (バオバブ製品の製造販売を通した農民グループの自立支援プロジェクト)紹介、工場内やひまわり油の製造工程の見学をなさいました。

 

グループのメンバーたちは逢沢議員と柳沢大使の訪問をとても喜び、終始大いに盛り上がりました。この翌週、私たちがグループ訪問した際もまだ興奮冷めやらず、また改めてメンバーたちから感謝の言葉をいただきました。メンバーたちに非常に良い刺激となったようです。

 

 

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Madisiグループの代表者が、逢沢議員と柳沢大使へグループについての説明をしている様子。事前にきちんと資料を作成するなど、メンバーたちのやる気が伝わってきました。代表者のオースティンさんやメンバーたちは、はじめは少し緊張した様子でしたが、すぐに和やかな雰囲気で視察は始まりました。

 

 

 

 

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Madisiグループの製造商品であるひまわり油の紹介、工場内見学の様子。時折冗談も交えながら、リラックスした様子で見学されました。

 

 

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ひまわり油の製造工程を見学。ひまわりの種を搾油機に入れ、油が抽出される様子を見学されました。逢沢議員もご自身で写真を撮影され、興味深そうに見入られていました。

 

 

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MPJが実施しているビジネストレーニングについての説明をしている様子。壁には前回行なった原価計算のトレーニングが貼ってあります。

 

 

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最後に逢沢議員から激励の言葉をいただき、メンバーたちも感謝の言葉を伝えていました。

 

 

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視察後にはMadisiグループのメンバーと一緒に記念撮影を行ないました。

 

 

 

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解散後、集まってきていた子どもたちの写真を撮影する逢沢議員。とても気さくで素敵な方でした!