ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)

極度の貧困は根絶できるはずだ
私たちの孫の時代ではなく、
私たちの世代のうちに
極度の貧困は根絶できるはずだ  私たちの孫の時代ではなく、私たちの世代のうちに

カテゴリー:Activity report

MPJユース ルガンダ研修報告会を開催しました。

<MPJユースルワンダ研修報告会について>

MPJユースは、3月27日(日)の午後、文京区のアカデミー千石にて、2月後半に行ったルワンダ研修についての報告会を開催いたしました。報告会では、研修参加メンバーより、訪問機関やミレニアム・ビレッジでのホームステイの体験、学生会議の様子等をお集まりいただいた皆様にご報告いたしました。

全体の流れとしては、行程の順に、まずは各訪問機関について、次にホームステイについて、そして最後に学生会議の内、政治・外交班と経済班の議論の内容について、となります。訪問機関はルワンダ開発庁(Rwanda Development Board, RDB)、K-Lab、JICAルワンダ事務所、在ルワンダ日本大使館、ジェノサイドメモリアル、アカゲラ国立公園の6か所をご説明いたしました。

報告会後のアンケートでは、特にジェノサイドメモリアルを訪問した際のメンバーの体験が印象的であったという声があり、現地で我々が感じたジェノサイドの悲惨さ、そしてその悲劇に正面から向き合い、二度と同じ過ちを繰り返さないという、ルワンダの人々の強い決意を少しでもお伝えできたかと思います。

訪問機関の説明の後、休憩を挟んでミレニアム・ビレッジでのホームステイの様子をお伝えしました。ここでは、各メンバーがそれぞれのステイ先で体験させていただいたことを色々な写真を用いながらご説明いたしました。ステイ先によって、村のバイクタクシーや乗り合いバスに乗ってパイナップル畑を案内していただいたり、伝統のかご作りを体験させていただいたりと、それぞれ趣向を凝らしたアクティビティを楽しんだ様子を感じ取ってもらえていれば幸いです。アンケートでも、このホームステイの報告は、ルワンダの人々の実際の暮らしを知ることができたとご好評をいただきました。

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ルワンダ国立大学の学生たちと共催した学生会議についての報告では、4班に分かれて話し合った内、今回は経済班と政治・外交班の議論の様子をご報告いたしました。学生会議の内容・形式は普段のMPJユースの勉強会等で学んでいる形と近いため、簡単ではありますが、それぞれの班の議論の内容・メンバーの感想などから、我々の団体についても知っていただけたかと思います。


報告会には、大学一年生でMPjユースに興味を持っていただいた方や、外部でFacebookの案内を見て来ていただいた方、またルワンダで現在ビジネスをされている方などにいらしていただき、大変感謝しております。今後も主に大学内での開催とはなりますが、複数回本研修の報告会を実施予定ですので、興味を持っていただければ是非お越しください。研修メンバー一同お待ちしております。


MPJユース2015年度代表
福谷佳苗

ウガンダの支援女児に会ってきました!

【MVPスタッフと支援女児親族】

【MVPスタッフと支援女児親族】

MPJ理事長・鈴木りえこが、2月23日~24日にウガンダのミレニアム・ビレッジ、Ruhiira村を訪問し、MPJが2011年から支援している女児たちと面会してまいりました。

すでにMPJホームページにてお伝えしましたように、鈴木は2月18日よりMPJユースのルワンダ研修の一部に同行し、同国のミレニアム・ビレッジ、Mayange村を訪問しました。その後、単独で車でウガンダとの国境を渡り、
【ルヒーラ村の子供たち】

【ルヒーラ村の子供たち】

ウガンダのミレニアム・ビレッジ、Ruhiira村を訪れ、村の女の子たち7名(メアリーグロリア、クリスティン、シルビア、バーバラ、プレシャス、グロリアス、エヴァリン)と面会いたしました。これまでに、21名の女児を6~7年間(中学校4年、高校2年あるいは専門学校2~3年)、寄宿舎付の学校への就学支援を行っていますが、ちょうど、地方選挙のために学校がお休みの日でした。そのため、当地では紛争も予想され、海外からの訪問客は少なかったのですが、幸い周辺の地域は静かな様子でした。

【MPJ支援の女の子たちと親族たち】

【MPJ支援の女の子たちと親族たち】


今回は、7名の女の子のほかその保護者たちとも面会しました。そのうち2年前にMPJプロボノの寄付により高校に進学した3名(メアリー・グロリア、シリビア、プレシャス)は無事に高校を卒業し、自力で奨学金を得て大学へ進学し、それぞれ医師や会計士などを目指しています(大学の合格と奨学金の審査結果を待っています)。女の子たちや保護者からこれまでの学校生活や将来への希望など様々な発表があり、成長した姿を見て感激しました。


【エヴァリンとおばあさんたち】

【エヴァリンとおばあさんたち】

その後、3年前からf # factory(代表:北澤清子氏)とMPJの支援で、ウガンダでも有数の女子学校Maryhill High School中等部に通っている、エヴァリンの家と学校を訪問しました。エヴァリンは、学校が前日に始まっていましたが、学校から特別許可をもらい会いに来てくれました。エヴァリンの自宅は、2年前に鈴木がMPJユースの学生と滞在したエスタの家のすぐ近くにあり、やはり電気も水もなく、バナナプランテーションに囲まれていました。エヴァリンは、孤児で100歳以上(推定)になるおばあさんに育てられました。その日は二人のおばさんと弟さん、いとこが迎えてくれました。

彼女の宿舎での一日は、以下のようになるそうです。

【エヴァリン(学校前で)】

【エヴァリン(学校前で)】

午前4時:起床
4時~:2時間ほど自習、
7時:シャワー
7時半:朝食、
8時~17時:学校
17時:学外活動(スポーツなど)
20時:自習
22時:就寝

エヴァリンの得意な科目は文学、スワヒリ語など、嫌いな科目は地理だそうです。フランス語も習っています。将来、医師になり、村の人々のために仕事をしたいと夢を膨らませています。ボーイッシュは短い髪型は学校の規則で、女児がヘアスタイルに時間をとられないためです。彼女の将来が楽しみですね。

MPJユースがルワンダ研修を実施しました!

大使館訪問

●ルワンダ日本大使館●

MPJユースは2月17日~3月1日の日程でルワンダ研修を実施しました。
内容としては主に現地機関訪問・ミレニアム・ビレッジ、Mayangeでのホームステイ・現地大学生との国際学生会議を行いました。

研修の前半では、kLab(IT起業家育成のための協働スペース)、RDB(ルワンダ開発局)、Agaseke Promotion Project(女性の就労支援団体)といった現地の機関と、日本関連では日本大使館とJICAルワンダオフィスを訪問させていただきました。
現地の機関では、ルワンダの発展に向けて非常に意欲的な取り組みを進めておられるお話を伺い、今後のルワンダの成長を確信すると共に、1994年に起こったジェノサイドから20年間の間に「アフリカの奇跡」とも呼ばれるほどの飛躍的な復興・発展を遂げた理由が分かった気がしました。ルワンダは内陸国で国民の8割は農業従事者という現状なのですが、政府はIT立国を目指し、現在ICTの普及・整備に力を入れています。実際にお話を伺っている中でも、現地の機関では非常に速いスピードでICTの整備を進めている印象を受けました。

●JICA オフィス●

●JICA オフィス●

こうした機関の他に、ルワンダの歴史の中で避けて通ることのできない、民族間での大虐殺の歴史に関連して、首都のKigaliと郊外のMurambiという街にあるジェノサイド・メモリアルを2か所見学しました。こちらでは、大虐殺に至るまでの歴史からその後の復興までの詳細な展示と、亡くなられた犠牲者のお墓や祈念碑が並んでいました。そうした展示を見学していると、わずか20年前に、こうした悲劇が繰り広げられたことが信じられないという思いに圧倒され、同時に、二度と同じ過ちを繰り返さないという、ルワンダの人々の強い決意も感じました。
大虐殺当時を描いた映画「ホテル・ルワンダ」の舞台となったミルコリンズというホテルにて、MPJ理事長の鈴木と共に、前駐日大使のシャルル・ムリガンデご夫妻と会食の場をいただきました。

その他には、北東部に位置するアカゲラ国立公園にてサファリツアーに参加しました。日本ではなかなか見ることの出来ない、野生で暮らす動物の様子を間近で観察することができ、過密な日程の中での良い息抜きとなりました。

IMG_2779_野外で説明を聞く2研修半ばからは、MPJが支援するミレニアム・ビレッジ、Mayangeビレッジにて2日間ホームステイを行いました。研修メンバーは2人または1人ごとに村のご家庭に泊めていただき、それぞれのご家族に村の生活を体験させていただきました。小学校やヘルスセンターを訪問したり、ルワンダ名産の籠作りを体験させていただいたりと、短い期間ではありますが、各々現地の暮らしを楽しみました2日目の夜には、歓迎のパーティーを開いていただき、村の学生たちがルワンダの伝統ダンスを披露してくれました。
●かご作り見学●

●かご作り見学●



なお、こうしたホームステイは、村の新しい事業として始まったエコツーリズム事業の一環で、今回初めてユースも利用させていただきました。






●学生会議●

●学生会議●

研修の最後は現地の大学生・タンザニアから招待した学生との3日間にわたる学生会議を行いました。ここでは、政治外交・経済・ビジネス・教育の4つのグループに分かれ、日本とルワンダの今後の発展に向けて何が必要なのかということを話し合いました。一つ嬉しい誤算としては、今回集まってくれた現地の学生の中には、ルワンダ人だけではなく、隣国のブルンジやケニア、ウガンダといった国から来た学生がおり、非常にバラエティに富んだ議論を行うことが出来ました。

今回の研修を通じて、参加メンバーは2週間の中で、ジェノサイドから奇跡的とも言える復興・発展を遂げたルワンダという国について、現地でしっかりと自分たちの目で、耳で、学んでくることが出来たと思います。

この成果は、今月27日に開催予定の研修報告会にて、皆様にお伝えできればと思っております。会場は千石にある文京区の施設、アカデミー千石を予定しております。時間等詳細については近日中にお知らせいたします。現在報告書と合わせて鋭意準備中です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。


MPJユース代表
福谷佳苗

ルワンダのミレニアム・ビレッジを視察しました!

籠を編む女性たち

籠を編む女性たち

MPJ理事長・鈴木りえこが、2月19日にルワンダ共和国のミレニアム・ビレッジ、Mayangeを視察いたしました。ミレニアム・ビレッジ(10か国12サイト)のほとんどが首都から遠く交通の非常に不便な僻地にあるのに対して、Mayangeは、珍しく首都キガリの近郊、南へ40キロ程度のBugesera Distristに位置します。ただし、歴史を振り返ると、もともと乾燥して不毛な土地で特有の伝染病もあった場所へ、ツチ族の人々が強制的に移住させられたという話です。1994年のルワンダ虐殺でも約4,000人が殺害されたというNyamata教会はビレッジ内に存在し、虐殺記念館の一つとなっています。

カガメ大統領が率いるルワンダの効率主義の成果もあり、10か国に存在するミレニアム・ビレッジの中では、2015年末の国連ミレニアム開発目標(MDGs)達成期限の2年前から、地方政府と村民への権限移譲と経費負担が順調に始まり、その点では最も進んだビレッジと聞きました。
チームリーダーのDonaldは、2006年のミレニアム・ビレッジ・プロジェクトが開始された当時から10年間続けて現地の発展を観察していて、この期間の最も印象的な変化は、「自分たちでもできる、という村人の心意気」と指摘してくれました。

ミシン教室

ミシンを備えた縫物の教室

大工仕事場

大工さんの仕事場

他のミレニアム・ビレッジと比べて、比較的、街中にあるという利点もあり、さまざまな病院、学校、共同体のオフィスなどが近いところに集中しています。大工さんたちも集まって共同体が建てた長屋のような建物の一区間をそれぞれ借りて、毎日出勤して仕事をしています。
ルワンダ籠の店

ルワンダ名産の籠を売る店

その近くにはやはり共同体が運営する大工道具を売る店やレストランもあります。
学校をドロップアウトした若者のためには電気工になるための技術教室やミシンを備えた縫物の教室もありました。少額ですが授業料を支払って習いに来ているそうです。
また、ルワンダ名産の籠を作る女性たちも共同体が運営している店の周辺で毎日籠を編んでいます。多くの籠が正札に製作者の名前を書いて店の中に展示され、品質も5年前に訪れた時に比べるとかなり向上していました。



産婦人科の患者さんたち

産婦人科の患者さんたち

クリニックには医師が週に一回巡回し、看護責任者や看護士さんが数名常駐していて、一日の患者数は平均200名、一日の平均出産数は5名だそうです。患者には着飾った妊婦の姿が目立ち、外出するときに良い着物を着るというアフリカの女性たちの慣習を思い出しました。母子ともに出産後は3日間入院するそうです。数時間前に生まれたばかりとか、昨日生まれたという赤ちゃんたちが母親たちに抱かれていました。

主要な産業は農業で、以前はカッサバ(芋の種類)を中心に加工工場を作っていましたが、最近は重点を二期作が可能なメイズ(とうもろこし)の生産に移しているそうです。

エコツーリズム

エコツーリズムサイト

村の新しい事業企画としてエコツーリズムも始めたそうです。ルワンダの王が住んでいた家を再現して、近くには伝統的な踊りや音楽のショーを開催できる小さな会館も作りました。村の共同体が運営するエコツーリズム事業として、観光客を集めて収益を得ることを目的としてます。MPJユースの学生も、この企画に応じて村人の家に2日間滞在し、ショーなども見学しました。

Mayange村の中には、MDGs後の村を運営するためのNGOも立ち上がり、建物も建設中でした。ミレニアム・ビレッジ・プロジェクトも担当者数は減らしましたが、「持続可能な発展目標(SDGs)」の達成に向けて、村の共同体とともに歩み続けていく予定です。

東京女学館中学生が社会貢献学習のためMPJオフィス見学にいらっしゃいました!

中学生と理事長去る2月4日、東京女学館中学校の中学3年生のグループ5名が、社会科の社会貢献学習の一環でMPJオフィスを訪ねてきてくれました。同校では、「国際社会と人類の課題」という単元の中で、グローバルな課題に取り組む団体を生徒が自分たちで調査し、実際に訪問して理解を深め、その後、授業で発表するという学習活動に取り組んでいるそうです。

生徒さんたちは、この訪問に先立って、昨年10月にお台場で行われたグローバルフェスタ会場に足を運び、MPJユースの代表たちと会ったことがきっかけでMPJを訪問先に選んだそうです。

オフィスでは、なぜこのような支援活動を始めたのか? 支援活動を行って大変なこと・嬉しかったことは? 支援活動を行って地域の人々の貧困は解決されたの?などの質問に対して、理事長の鈴木りえこがお話しさせていただきました。

MPJの設立契機の紹介には、極度の貧困削減に向けて具体的目標を定めたミレニアム開発目標(MDGs)は欠かせませんが、「2000年は何があった年か知っていますか?」と問うと、なんと「(私たちが)生まれた年」という答え(!)。生徒さんだけでのオフィス訪問に、最初は少し緊張気味の様子でしたが、後半は、事務局スタッフとMPJユースの学生と一緒になり、支援者向けの手紙づくりに積極的に参加していただきました。

お越しくださった皆さん、ありがとうございました。若い世代の方々の国際協力に対する理解を深めるため、少しでもお手伝いができれば、嬉しく存じます。