ミレニアム開発目標
ミレニアム開発目標は、極度の貧困の解消に向けて、国連において世界が定めた達成期限と数値目標です。
国連による「ミレニアム開発目標報告」を見るには、ここをクリックしてください。
ミレニアム開発目標は基本的人権、つまり地球に住むすべての人に与えられている健康と教育、住まい、安全に対する権利です。
- 目標 1 極度の貧困と飢餓の撲滅
- 目標 2 普遍的初等教育の達成
- 目標 3 ジェンダーの平等の推進と女性の地位の向上
- 目標 4 乳幼児死亡率の削減
- 目標 5 妊産婦の健康の改善
- 目標 6 HIV / エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止
- 目標 7 環境の持続可能性の確保
- 目標 8 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進
ミレニアム開発目標の達成に向けて、サハラ以南のアフリカは、特に危機的な状況です。不安定な食糧事情、極度の貧困の増大、驚くほど高い乳幼児死亡率と妊産婦死亡率、多くのスラム住民をはじめ、ミレニアム開発目標達成には程遠い状況にあります。
アジアは急速に改善が進んでいる地域ですが、それでも多くの人々が極度の貧困状態にあります。また急速な成長を遂げている国々でも、所得とは関係のない目標を達成できずにいます。
他の地域、特に経済発展途上にある中南米諸国では、改善されているものとそうでないものが混在している状況です。また、中東や北アフリカ諸国では改善が全く見られないか、見られても僅かであり、根強い不平等が改善を阻害しています。